プロローグと導入
おかえりッ!
おにーちゃん!
待ってたんだからね、帰ってくるの。
約束、したもんね。
今日もわたしと、遊んでくれるって。
だ・か・らぁ、いーっぱい、しよーねッ!
気持ちいい、あ・そ・びッ。
おにーちゃん、私のお部屋、行こう!
じゃあ、おにーちゃん、いつもみたいに、ねッ。
ほーらッ!
さっさと裸になる!
もたもたしないの!
待っててあげるから、服、全部脱いじゃってね。
あッ…おにーちゃんの…やっぱり、ドキドキしちゃうよ…
前は裸なんて…気にならなかったんだけどな…
あッ、なんでもないよ、ただのひとりごと。
じゃあ、わたしのベッドに、寝て。
仰向けになって寝たら、軽く目を閉じて。
それじゃあ、よいしょっと。
え?
なんで一緒に寝るのって?
だって、おにーちゃんと寝るの、好きなんだもん
あのね、添い寝した方が、催眠にかかりやすいんだよ?
だからおにーちゃんの横で、寝ててあげるね。
おにーちゃんは何もしないで、寝てるだけでいいの。
何も考えないで、わたしの言う通りにすればいいの。
まずは、リラックスしようね。
深呼吸をするよ。
いくよ。
すって~。
はいて~。
今度は深呼吸よりもリラックスできる、腹式呼吸をするよ。
いくよ。
おへそに意識を集中させて。
鼻からゆっくり、息を吸い込んで~。
お腹に空気を溜めて、膨らませるの。
次は、お腹から空気を押しだすみたいに
鼻からゆっくりと、息を吐いて~。
お腹をへこませるの。