Track 5

エンディングA

5(エンディングA)  あ……ふぁ、ああああああああああああああ……っっ。  あ……っ、は、ぁ……っ。ん……ぁ、ふぁ、あ……っ。  ふぅ……ふぅ、ふぅ……。  そん、な……っ。ルルナが、イッたっていうのに……君は、全然、イッて、ない……っ。  どうして……っ?  は、ぁ……は、ぁ……っ。  う……まず、い……っ。ルルナ、イッちゃった、から……君のほう、に、魔力が、流れ込んじゃ、って……。  ルルナの……最後の、魔力……なくな、って……。  ……げふっ、げふ……っ。  はぁ……は、ぁ……。  は、ぁ……。ルルナ……これ、まで、かぁ……。  君……よく、おちんぽ、我慢しきった、ね……。  悔しい、けど……その、判断は……正解、だよ……。  ルルナ、本当は……悪い、ネクロマンサー、だから……  魔力が、戻ったら……たくさん、悪いことを、してやろうと……思って、たんだ……。  だけど……すごい、ね……ルルナが、頑張って、イかせようとしたのに……君は……まったく、イかなかった……。  無理して、セックス、したせいで……ルルナの最後の魔力まで、なくなって……。  げほ……っ、げほ……っ。  ……はぁ。もう、おしまい……だね。  ……鎖の、鍵は、ルルナの、ポケットの中に……入って、るよ……  ……好きなように、逃げれば、いいよ……。  まったく……。  だけど……最後に、一つ、お願いして、いいかな……。  ルルナは、もうすぐ、死んじゃうけど……せめて、死ぬまで、そばにいてくれない、かな……。  ……まあ。  聞いても、聞かなくても……  ……どっちでも……  いいけど……。  ………………。  ……やぁ、また会ったね。  うん? どっちを見てるの? こっちだよ、こっち。  それは、ルルナの死体でしょ。そうじゃなくて、こっちこっち。  そう、そこ。  ふふ。驚いた顔、してるね。君のそういう顔が見たかったよ。  じゃーん。ルルナ・霊体バージョンだよ。  言ったでしょ? ルルナは、ネクロマンサーだって。実は、万が一死んだときのために、魂が霊体としてしっかり存在できるように、呪文を体に書いておいたんだ。  だから、今こうして、霊体になれたってわけ。  まあ、そんなわけだから。これから、君にとりつかせてもらうよ?  当然でしょ? 誰かにとりつかないと、移動だってままならないんだよ。  ルルナがこうなったのも、そもそも君のせいだしね。……ふふ。自業自得、って反論は聞かないからね。  それに……君とのセックス、結構、気持ちよかったからね♪  だから……君のそばにいるのもいいかなって。  ああ、一応ね、力を補充すれば、実体化することもできるから、セックスはちゃんとできるよ?  霊体とセックスするっていうのも、なかなか変態チックでいいんじゃない?  まあ、そんなわけだから……変な悪霊にとりつかれたと思って、諦めて♪  今後とも、よろしくね♪