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第1話:「おはよう」のタイミング

[少女の寝室] ん………… んにゅ……ふあぁぁ~~あ………… んむ…………ん……………… ……あ、うむ……おはよう…… って、そうじゃなくてだな…… なんでお前が私の横にいるんだ……? もうお昼すぎだぞ? こんなことをしてていいのか……? あ……もしかして仕事、休みなのか? (主「今日から三連休だよ」) そうか、今日から三連休…… 曜日の感覚がなくなってるわけじゃないが、今日が祝日なのは想定していなかったな…… でも、お前はいつからここに…… 「1時間前から」?「ずっと」? ぐぬぬ……そんな恥ずかしいこと、よく出来るな、お前…… 他には……なにかしたのか? っ……「何度か頬にキスを」……? うぬぅ……馬鹿者…… そんなの……ずるいじゃないか…… だって、今日はいつもお前が出て行く時間に来てくれなくて、いつもみたいにキスしてくれなくて…… 私は……とっても寂しい思いをしてたんだぞ……? それなのに…………うぅ…… ほ……ほら。お前も頬を出せ。 私にも……させろ…………ん……(軽く口付けを) ん、ちゅ、ちゅぷ……はむ、ん、ぷゅ…… まだだ……まだ足りない…… 今度はお口に……欲しい…… (主人公の顎を両手で引き寄せる) ん、ぷぁ……ちゅ、れりゅ、んちゅ、ちゅりゅ、んぷ、ちゅ…… おはようのキスでも……ちゅぷ、ちゅぴ……こんなキスだと、ドキドキ……くぷ、んぷ、ちゅ……してしまう………… んふ……ちゅぷ、ちゅ……れちゅ、ん……ちゅ、ちゅぷ、りゅ……んぷ…… ぷはぁ…………はぁ……はぁ……はぁ………… ん…………では、改めて。 ……おはよう。 ふふ……どうした?そんな顔をして…… 少し朝から……昼間から積極的だったか? いやなに、少し嬉しかっただけだ。気にするな。 そうか、お前は今日、休みか。ふふ……ふふふ…… じゃあ今日はお前とゆっくり遊んでいられるな。 本当はお前が休みだなんて思っていなかったから、少し街の方へ行こうかな、とも思っていたのだが…… お前が居るのなら、わざわざそんなことをする必要はないな。 (主「だいぶ外に出られるようになったね」) うむ、お前のおかげで、前よりは外にでるのが辛くはなくなった。 それ以上になるとまだちょっと無理かなって思うが…… それでも、遊びに行くくらいなら特に問題はなくなった……と思ってる。 (主「最近はどこに行ってるの」) 最近……最近は時々、2つ隣の駅の近くにあるゲームセンターに行ってるな。 あそこの店、そんなに大きくない割に結構いろんなゲームを入れてて、何と言うか、楽しいんだ。 そうだ、お前。せっかく休みなんだし、一緒に遊びに行かないか? (主「君から誘ってくれるなんて、成長したね」) ふふ……成長なんてしてないさ。 ただ私は、お前と楽しい時間を分け合いたいと、そう思っただけだ。 私は……いつでもお前と一緒がいいから…… お前と同じものを見て、聞いて、楽しんで…… こうやって生活がなかなか噛み合わないからこそ、そう強く、な。 ……悪い話じゃ、ないだろう? (乗り気な主人公) そうか、じゃあ決定だな。 (手を引いて少女をベッドから起こす主人公) よ……っと。 ふふ、助かるよ。 お前に手を引いて起こしてもらわなくては立てないんだから、私もまだまだだな。 (主「別にそんなことはないよ」) ふふ、冗談だよ。 でも、お前がいてくれるからこそ、こうやって簡単に立つことができるんだし、 今日みたいに一緒に外で遊ぼう、なんて言えるようになったんだぞ? 当然だと思ってしてくれてることなんだろうが、私にとってはこの上なく嬉しいんだ。 ん……んぅ…………(キスしようとして背伸びをする) もう……こういう時には気が効かないよな…… 少し、しゃがめ。 そうだ……そのまま…………ん。(主人公の首に手を回し、軽いくちづけ) ふふ……お前は、大きいな。 わざわざしゃがんで貰って顔を寄せなければ、立ってるお前にキスもできない…… (主「小さかわいくて、そういうとこ好きだよ」) もう……なにが「小さかわいい」だ…… 嬉しいけど……少し複雑だぞ。 (主「ギュッとしやすいサイズなの、いいと思うけど」) 人をぬいぐるみみたいに…… 別に……お前のために抱き心地が良いサイズになってるわけじゃないんだぞ? 身長だって体重だって……本当はもっと欲しい…… けど……お前はこんな私が好き……なんだよな? (主「そんな君も好き」) ふふ……そんな私「も」、か。 お前はどんな私も好きなんだろ? 私も……お前に抱きしめてもらってる時に、すっぽりと収まってるような気持ちになれるの、嫌いじゃないぞ。 手を握られてる時だって、まるでマトリョーシカ人形のように、ぴったり私の手がお前の手のひらに収まってる。 お前の中に私の居場所があるってわかるから……好きだ。 確かに逆だと……少し、辛いんだが……(恥ずかしそうに)(逆=「主人公が少女の中に」という状況) ごほん!(照れ隠しに咳払い) そ、それにしても全く、お前はよくそういう台詞が言えるよな。 ゲームの主人公でもそんなに甘い言葉を連発しないだろ…… (主「嫌?」) ううん、嫌じゃない。 むしろ私は、お前のそういうところも、大好きだ。 私の心をトロトロに溶かす、お前の甘い甘い愛の言葉。 いくつ貰っても、もっともっと欲しくなる…… 依存性が強すぎて……まるで麻薬のようだ…… ん……ちゅ、ちゅぷ……んぷ………… ………………(少し嬉しそうな雰囲気) これも、一緒だな。 ふふふ……それじゃ、支度をして出かけようか。

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