1・前回までのあらすじ
「……で、前回のあらすじ……ねぇ?」
「えーと、弟と寝ました。以上……これじゃ不満? はぁ、もう……えーと、なんだかんだと無茶な事言ってたはずなのに、あんたはそれを乗り越えて見事お姉ちゃんとえっち出来たけど、お姉ちゃんは初めてじゃなかったから実は結構ショック受けてました」
「んっふっふっ、煽ったのはあんたよ? ま、事実だし? 処女じゃないなんて幻滅だ! こんなのお姉ちゃんじゃない! ってんならそれはそれで……ああ、はいはい。そうよね、それで諦めるならそもそもその前の無茶ぶりでギブしてるわよね、知ってたわ」
「ま、とはいえ……今までのあらすじなんてそれくらいよ? あんたと寝たけど、今のところそれだけ。やっぱりあたしの中であんたの事を『男』って考える事は出来ないし? 身体を許したから普通じゃないんだろうけどそれでも弟って感じだし? ま、1回ヤったくらいで調子に乗って彼氏ヅラしようとしたり、エロイ事を要求してこなかった事だけは評価したげる」
「……とはいえ、このまんまってのもね。いい加減、どういう形にせよそれなりの『決着』にしないとね……ふふ、大丈夫よ。あたし、今までだって勝ち筋の無い無茶は言ったことないし? あんたの頑張り次第でどうにかなる……と良いわね、くすくす……」
;3秒程度間