第10話:電池切れ
[帰宅後]
ただいまぁ~
うーん……やっぱり家は落ち着くな……
(主「随分眠そうだね」)
うん……眠い…………
けど、昨日やれなかった分のゲームをやっておかねば……
あと、携帯の充電も……
(主「じゃあ僕は朝ごはんを作ってくるね」)
あ、そうか。朝ごはん……
うむ、では一通り終わったらすぐに行く。出来上がったら呼んでくれ。
………………
(ご飯を食べ終わった後、眠そうに)
ふぅ……ごちそうさま……
今日も美味しかったぞ。やはりお前は料理の天才だ。
ふあ~ぁ……(あくび)
うにゅ……でも、もう眠さが限界かも……
スタミナがマイナスに突入してる気分だ……
お前、食事に睡眠薬なんか入れてないだろうな……
んふふ……冗談だよ……
(少女をお姫様抱っこする主人公)
んぅ……抱っこ……気持ちい…………好きぃ……
なぁ、キス……して欲しい……
(主「眠たいからそんなに甘えん坊なの?」)
……うるさい……甘えん坊とか言うな…………んむ……
ちゅる……ちゅむ、ちゅ、ちゅぱ…………
んふふ……そんな事言いながらもちゃんと相手をしてくれる……
そんなお前が、大好きだ……んちゅ、ちゅぷ……
(少女をベッドに下ろす)
おっと……
んむ……もう寝室か……
ふふ……布団まで掛けてくれて……全く、私は赤ん坊じゃないんだぞ……
(「じゃあ」と去ろうとする主人公)
あ、お前……ちょっと待ってくれ……
もう少し……話がしたい……
………………
えっと……だな。
……お前がこんな私のために……必死で尽くしてくれるの……
私はとっても嬉しくて、そんなお前が大好きで……
……そうやって頑張ってくれるお前のことを見ているとな?
ちゃんとしなきゃいけないなって思うのと同時に……
もっとずっとこのままで居たいって……このままで居たほうがお前にたくさん愛してもらえるんじゃないかって……思ってしまうことがあるんだ。
(徐々に涙声に)
その……悪いことだって言うのは……わかってるんだが…………
うう……すまない…………私は本当にどうしようもない……よな…………
お前の頑張りをムダにするようなこと……ぐす……本当に…………ん……
ごめん……ぐすん……ごめん……なさい…………ごめんなさい…………っ…………
(泣きじゃくる少女を抱きしめる主人公)
…………っ!
やめろ……そんなふうに優しくされたら……私……どんどんダメになってしまう……
頭を撫でるな……馬鹿者…………んっ(キスで口をふさぐ)
ぢゅる、んぷ、くぷ、ちゅぷ……
んぐ……ちゅぷ、んりゅ……れりゅ、ちゅ、んぷ……
ぢゅぷ、ん、ぢゅるる……れりゅ、ちゅ……ぷぁ…………
はぁ……はぁ…………
(主「このままでいいんだよ」)
「このままで」……本当に良いのか?
「倍稼げば問題ない」って……言うのは簡単だがな……
……ふふっ……お前は本当に頼もしいよ。
何でも私のためにって言ってくれる……嬉しいけど、あまり無理はしないで欲しい……
(主「無理なんてしないよ」)
「無理はしない」って……それも私のためだからって言うんだろ?
そうじゃない……私は、お前が望む生き方をして欲しいんだ。
お前が、お前のために生きる……それが一番いいことだって……んぷ、ちゅ……
……ふぁ…………
全く……お前は…………
ん……いいぞ…………
このまま……好きに…………っん……
(少女の首筋にキスをする主人公)
あ……ふぁ…………っ……!
(涙の軌跡を舐める)
ぁう……そんな、涙を……舐めるな……なんかヘンタイっぽい……
んぷ……ちゅ、ちゅる…………
ふふ……キス……少ししょっぱいな……
ん……ちゅ……ちゅぷ…………
好き……好きぃ…………
(少女の体に優しく触れる)
ぁ……はぅ…………ん……
優しい……甘い…………気持ちいい……
好き……大好き……好き…………好き…………