Track 7

Previous Track Back

王都グラズヘイムにて

(何度申し上げれば分かってくださるのです?) ん?騒がしいな (あの方とは昔からの知り合い、友達ですことよ) ですからわたくしですって あ!お姉さま! え? あら、シリアン? はい、わたしくです!ロザリナ姉さま! ふふ、ここはもう大丈夫、祭典まであともう少し、皆さんも今日は早めに帰って休んでください。 驚いたわ、シリアン、人違いではないかと、危うく思うところだった お姉さま! ふふ、暫く見ないうちに、また綺麗になったわね。確か明日到着の予定では? 早くお姉さまにお会いになりたいですもの、つい・・・ 本隊より一足先に、1人で抜け駆けして参りましたわ 汗臭い低能な男達に籠まれながらの入城なんて御免ですわ。わたくしの美学に反しますの シリアンったら、じきに当主にもなる身分だから・・・ だからですわ!今はまだお姉さまに甘えられる、自由の身ですの まったく、シリアンには体に負けないくらい、もっと成長して欲しかったな お姉さま!今日は硬いことナシでお願いしますわ 折角あのきゃんきゃんうるさいのがいないと存じまして、 久々にお姉さまを独り占めできる夜ですから、入念に支度して参りましたの はぁ、よかった お姉さま?どうかなさいました? いいえ、シリアンは鎧より、こっちのほうが似合ってるわよ。綺麗なお洋服 シクシク、この日のためにわざわざ用意した甲斐がありましたわ よしよし、分かったわ。それじゃ、屋台でも回ろうか?昔みたいに 喜んで、参りましょう。さあさあ、お姉さま まったく、はいはい、押さな

Previous Track Back