Track 4

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エピローグ

;帰りの電車内、揺られて寝てます 「すーー……すーー……すーー……すーー……すーー……すーー……」 「ん……あれ……ここは……? ……あ、ごめん……そっか、寝ちゃってたんだね……肩貸してくれてたんだ、ありがとう……ふふ、起こしてくれれば良かったのに……ん、電車の揺れは不思議と眠くなるんだよね……君という枕があるならなおさらかな、ふふ」 「……ん、良かった。よだれを垂らしてたりしたらどうしようかと思ったけど、そういう粗相はしてないみたいだね……ふふ、そりゃね。君の前では色々と無茶をしたり、淫らな事をしたりもしているけど……そういうのと女としてだらしない面は全く別だからね」 「ん、大丈夫。眠気は大分取れた……でも、肩は借りて良いかい? ……ふふ、ありがとう……じゃあ、遠慮無く……ん……ふふ……いや、幸せだなぁ、って……そりゃね。好きな人と海に行ってたっぷり遊んで、帰りの電車ではその人の肩を借りてうたた寝をして……これで幸せじゃないなんて言ったら、お天道様に怒られてしまうという物だよ」 「くすくす……良いのさ、それくらいで。僕はね、お金がいっぱい欲しいとか、有名になりたいとか、偉大な事をしたいなんてこれっぽっちも思わないのさ……君と一緒に色々するのに十分なくらいにお金があって、君が僕の事を気にしてくれて、君が喜ぶ事を僕がする……これだけで僕には十分……ううん、十二分な幸せさ」 「くすくす……若さは関係無いよ。ただ、それだけの物を手に入れられる事が出来てる僕は幸せだと素直に思うし、そう思うからこそそれを手放さないようにと思ってるだけだよ……ふふ、どういう事か判らないかい? つまり、こういう事さ」 「ん、ちゅ……今日は楽しかったね、また来年も一緒に海に行って遊ぼう……大好きだよ、ふふ」 ;3秒程度間

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