耳かき:右
(ししおどし&鶯SE)
(障子戸SE)
癒し家、最後のお癒しは…耳かきでございます。
耳かきといえば、お座敷、膝枕、和服…。
ということで、私も和服に召し替えて参りました。
お目汚しでなければ良いのですが…(照れ)。
似合っております?
うふふ、お上手ですね。
お世辞とわかってはおりますが、嬉しいです。
ありがとうございます★
張り切って耳かきをせていただきますね♪
では、どうぞ、横におなりになって下さい。
私のここ…(太ももをポンポン叩く)遠慮無く、頭をお乗せ下さいませ。
(SE)
膝枕。
人肌の温かさが、優しい気持ちに致します…。
膝枕。
人肌の柔らかさが、まろやかな気持ちに致します…。
(囁き)
近い吐息が、お気持ちをくすぐります。
ふ~~ぅっ(ゆっくり息を吹きかける)。
芯から痺れさせます。
ふ~~ぅっ(ゆっくり息を吹きかける)。
(囁き)
芳(かぐわ)しい匂いが、お気持ちをくすぐります。
ふ~~ぅっ(ゆっくり息を吹きかける)。
芯から蕩けさせます。
ふ~~ぅっ(ゆっくり息を吹きかける)。
お耳の中…、拝見致します。
(耳元:息遣い)
(囁き)
結構…、溜まっておりますね。
奥の方には…大きいのも見えます。
すぐに綺麗に致しますので、耳かきをしております間は動かず、じっとしていて下さいませ。
(耳かきSE:3分)
ところで…、
日本でいつ頃耳かきが始まったのか、ご存じですか?
記録に残っている限りでは、享保(きょうほう)の時代…、1716年から1735年。
高橋図南(たかはしとなん)という老人が、耳かき付き簪(かんざし)を発明したのが始まりだそうです。
意外に、近年ですよね。
ちなみに、江戸時代には、“耳垢取屋”という専門業者も存在してたとか(笑)。
しかも、使う耳かきに松、竹、梅…と三つのランクづけをして、松は金の耳かき、竹は象牙や銀の耳かき、梅は釘の頭だったそうです。
釘の頭って凄いですよね、耳の中が痛そうです…(笑)。
今は、耳かき専門店も珍しくないですし、本当、日本人は耳かきが好きですよね。
(囁き)
勿論、私も大好きでございます♪
するのも、されるのも…(意味深)。
(耳かきSE:5分)
(悦び&達成感込めて)
ハイ、結構です…。
こちらのお耳は、無事に終わりました。
なかなかのサイズのものも取れましたよ♪
あっ、まだ動かないで下さいね。
梵天で、お耳の穴の中に残っております細かい耳垢を取り除きますので…。
(侵入SE)
お耳の中の…、奥…奥。
細かい耳垢を全部…、絡めて、掻き…出す。
(梵天SE:5分)
ふぅっ(強めに息を吹きかける)。
終わりです。
もしかして…、まだ、続けて欲しかったですか?
うふふ。
残念ですが、右のお耳はチリ一つ無いくらい綺麗になってしまいました。
申し訳ありません(笑)。