諸注意
「はいは、楽しい楽しいお酒の前には色々と諸注意ね」
「1つ! 一気強要、ダメ、絶対! いやー、自分からするのも本当は止めたいんだけどね。でも最初の一杯のビールはぐいいい、と行きたいって人も多いから……あ、違うの? そういう諸注意じゃないの?」
「あはは、ごめんごめん。ちょっと勘違いしてた。こっちの諸注意じゃなくてそっちの諸注意ね」
「えーと、それじゃ改めて……本作品はフィクションです。登場する人物、団体、組織などは全て架空の物です」
「次に本作品はアダルト作品です。作中、エッチな声とかが入ります。聞く時は周囲の環境、音漏れに気をつけてね」
「そーしーて、最後に。お酒は二十歳を超えてからっ! うん、まぁ、私も初めて飲んだのは二十歳の前だし、律儀に守ってる人って少ないとは思うけど……でーも、二十歳前の人が大きな声で飲んでるの自慢してもアレだからね、恥ずかしいだけだから。いわゆる武勇伝っていうのは、語ってる最中は良いけど、周りから見れば、って奴ね。自分じゃなくて知らない人がファミレスとかで大声で言ってるのを想像してみれば気持ちはわかると……うん、ごめん。脱線しすぎたね」
「え、えーと、そもそもアダルト作品だから18歳未満の人は聞いちゃダメだからね? ……ん、これで終わりかな? ……あー、もう、はいはい。準備するからちょっと待ってなさいって。あ、こら、ツマミもなしで飲むのはダメだって、悪酔いするよ」
「ほろ酔い彼女は甘えん坊」