04 第2の矢
泉さんの悪女日記4
あらすじ:
泉と刑事の2度目の接触。
刑事の尾行に気づいていた泉は、ひと芝居うち、
さらに刑事とつながりを深めようとする。
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泉:
うん。
その後も、適当にはぐらかしたりしてたんだけどね。
さすがに怪しいと思ったのか、彼はこっそり、
私を尾行しようと考えたみたい。
ふふ。それがね、素人の私にもわかるような、
下手な尾行だったからね…。
私は、友達に協力してもらって、
ひと芝居、打ってみようと考えたの…
刑事さん。びっくりしたでしょうね。
目の前で、いきなり私が襲われ始めて…。ふふ…。
悪友:
泉ぃ! おまえだろ!? おまえがやったんだろ!?
泉:
きゃっっ!
い、いたたっ。やめ、やめて、くださいっ!
悪友:
あの事件。よくわからないけど、お前が、
あの人に、なんかしたんだろっ!
おい! どうなんだよ! おいっっ!!
泉:
は、はなしてっっ!
はっ…、はっ…、はっ…、はっっ…。
悪友:
あっ! おいっ、逃げるなっ!
待て、待てよっっ!! おいっっ!!
泉:
誰かっ、だれか…、助けて…っっ!
誰かっっ…!
はっ…、はっ…、はっ…、
はっ…、はっ…、はっっ…。
け、刑事、さんっ!?
どうして、ここにっ…?
わ、わたし、いま、追われてて…。
危ないひとたちが、後ろに…!!
車に、ですか…!?
は、はいっ、わかり、ましたっっ!!
はいっ!
泉:
そうやって、二人きりになった、私たちはね…
その後ね…、ふふふふふっ…♪
(第4話 終わり)