-夕方-怪談・そういう事になっている
暗黙の了解て ございますよね
その内容は 地区地域によって 様様で
特に こう言う置き去られた田舎には
相応な話が 残っているてございます
その日は 入道雲が大きく伸びる 夏の日たったそうです
今は 神社が立っている あの周辺は
ちょうとその頃開拓中で
祖父はそこで大工仕事をしてるそうです
山で仕事をしている時は 日が暮れるまでに帰って来いと言われものの
まだ若く 仕事に遅れ持たせていた祖父は
日の傾くまで 金槌を振っておりました
ギイー ギイー と
寂しいそうに揺れる 看板の音が
印象的な夕方たったそうです
手元も大部見辛くなり もうそろそろ切り上げるかと
回りの道具を拾い上げ 後ろを振り返った時です
ドン
祖父は何がにぶつかり 尻餅をつきました
まあ それ自体は何ということがないですか
顔を上げた祖父は首をかしげたそうです
回りには 何にもぶつかる物はなく
自分が何に当たったのか 皆目分からない
まあ 気にすることもないだろう と
落とした工具を拾い 同僚の方へと視線をやりました
フウ と
祖父は息を飲んだそうです
作業を続けつ 同僚の背後には
何か白く 細長い物が立っており
くの字に 折れるようにして じっと同僚を見下ろしいたのです
祖父が言葉を詰まらせていると
同僚はこちらに気づき
ああ そろそろ帰るか と こちらに声を掛けると
それは 同僚を盾にする様に
祖父の視界から 消えてしまいました
祖父が前 同僚が後ろ
ざく ざく と
草を刈っただけの 細い道を 二人で下ります
先見えた物は 何だったのか
幽霊なのか 目の錯覚か
二人の足音たけが響く 山道
実は先な お前の後ろに変な物が見えてな と
後ろを振り向いた時です
ざく
嫌な汗が噴き出します
後ろからは 足音だけが響き
目の前には もう暗くなった葬儀場矢だけか.......
訳が分からないまま よろめきながらも全速力で山を駆け下りました
終始何かに追われている様な
湧き立つ 嫌な感覚
息を切らせて 家に駆け込んだ祖父に
家の物が魔に事かと 乱れた呼吸の中
同僚の消えたことを話すと
すぐに数人の捜索隊が組まれました
各々手に明かりを持ち 仕事場への道を ざく ざく
同僚の名前を呼びながら 進みます
乱暴に刈られた草 踏み固められた地面
細道を抜けると まだ基礎が剥きだしの家屋
陶業しまうための作られた 簡素な小屋
そのすぐ隣の同僚が作業した場所
そこには荒れた大工現場には似つかわしくない程
綺麗に並べれ置かれた靴と林の暗周りへと消える
まだ新しい草の踏まれた道が続いてました
帰るか 虫が手元に集るのか と
誰が漏らしたその言葉に 皆無言で来た道へと戻ります
待って 悟らないのか
祖父は帰ろとする捜索隊に尋ねましたが
皆目を逸らし 口をつむぎ 誰も何も言いません
おかしいだろうと
一人だけ慌てた祖父も次第にその空気を負け
何より 一人残されるのは避けたかったので
黙って後を続くしか ありませんてした
只々 足元を照らし しかめた顔をして 転ばないよう 来た道を歩く
その異様な雰囲気の中 祖父は気づいたそうです
ああ 村のタブーに類するものなのだろう と
帰りの道中 祖父の父がぼつと
そう言うことに なったんだ そう漏らしたそうな
その後も祖父の父が亡くなっても
この件に付いては 何も聞かされず
今でも同僚は 行方不明のままなんだそうな
もしかしたら 本当の心は 誰も知らないのかもしれないな~ と
話の最後にそう残しました
最後に誰かが消えたのは 私が生まれる 前のことだそうで
本当に きっとも 誰も知らないてしょうね
只 そういう了解だけが 脈々と 受けつかれて
次は 私が言うのかもしれませんね
そういうことに なっている
如何でした 芹さんの制作怪談
もうね お客様が突然出かけた時は びっくりっしましたよ
迷子所とかを考えて 浮き浮きしてたのに(?)
もう とさい追いかけてしましたよ
お仕事とか逢引だったら ぐっさり帰ろう と 思いつづ
しかし 久々にここ歩きましたね
何にもないですからね この道
只々 遠回り
もちろん 神隠しもないですし
神社もいつから立っているのか 知りませんし
まあ 楽しめましたけと
大人になるに連れ 合理的なるていうか なんというか
無駄の遠回りしなくなりますね さくっと目的だけ済ませて
余裕を持とう 余裕を持とう て
後で 毎日つまんない て
大人て 結構バカなのかもですね
ううううんんんん~
宿題やりたい
"Credit goes to hana from Bahamut (Taiwan site) for the JP Script."
- Hayate