第9話 雪夜さんと按摩
寝そべった状態で
雪夜 「それでは按摩をはじめて参りますね」
雪夜 「いかが致しましたか主?……服を脱いで私の布団の上に横になるというのは落着かないでしょうか……はい……ならばよかったです……気負わずにお楽しみください」
右の耳元で
雪夜 「気になるようでしたらいつでも雪夜にお言いつけください……お鎮めしますよ」
戻り
雪夜 「それでは按摩していきます……少々心得はありますのでご安心ください……まずは身体に探りを入れさせて頂きます……主がどれくらいお疲れか摩りながら見ていきます」
雪夜 「では腰から見ていきましょうか……んっ」
腰辺りの位置で
雪夜 「主、失礼致します……んっ……(摩り始め)……んっ……加減はいかがでしょうか……よいですね……主の肌湯上りで火照っておりますね……ん……暖かいです……んっ……湯上りは血の巡りも良いので按摩に適しています」
腰を摩るアドリブ30秒
雪夜 「ふむ、腰はそこまでお疲れではではないようですね……では背中のあたりを失礼致しますね」
背中へ移動
雪夜 「んっ……背中は少し伸ばすように摩りますね」
背中を摩るアドリブ30秒
雪夜 「なるほど背中も軽く揉めば良さそうですね……では最後に肩を失礼致します」
肩へ移動
雪夜 「んっ……あ……いえ、肩は大分こってらっしゃいますね……触った瞬間にわかりました……とても硬いです……ほぉ、現代人は肩がこるものなのですか……なるほど……ふむ、主も大変なのですね……なんとかほぐして差し上げたいです」
雪夜 「あ、主、お灸というのはいかがでしょうか……はい、ちょうど自前で調達したものがあるのですが……いえ、熱いのは一時で心地が良いものですよ……肩こりにもよく利きます……ふむ、主がよくおっしゃる『オススメ』というものですね」
雪夜 「はい、では準備致しますので少々お待ちください……」
雪夜さん部屋の隅にあるいて行き戸棚を開けながら
雪夜 「もぐさはこれにしましょうか……後は火をつけるものですね……よし」
戻る 頭の方(中心)から
雪夜 「お待たせしました主、頭の方から失礼致しますね……お灸をする場所をまず決めますね……少し肩を指で押しますので気持ちいいところをおっしゃってください」
両肩を指でオス
雪夜 「んっ……ん……ここがいいですか?……ではお灸はここにしましょう」
雪夜 「ではお灸をつけていきますね……右肩からいきます」
やや右から
雪夜 「はい、お灸はよもぎが主な原料でもぐさを作っています……この世界にもあってよかったです……反対も」
やや左から
雪夜 「お灸は直接熱した草をあてるわけではなく土台の土を通じて熱した空気をツボにあてるものです……良いですね」
中心
雪夜 「では火をつけていきます……主、マッチをお借りしますね」
※ここからチリチリとした音をお灸の音で
やや右から マッチをつける
雪夜 「……大丈夫怖くないですよ」
やや左から マッチをつける
雪夜 「すぐには熱くなりませんからね」
中央へ
雪夜 「少しすると熱を感じると思います……主はあまりお灸をしたことがないようですのでじわりと温める配合にしてみました」
雪夜 「……はい、普段は私もよくしています……なぜかやたら肩がこるもので……困ったものです」
雪夜 「あの……私の胸元に何かついていますか?……ではお灸をしながら他の部位をマッサージしていきますね……ではまた腰から」
腰のあたりに移動
雪夜 「んっ……ん(到着)……はい、もぐさは固めてありますので灰が散る心配はありません」
少し離れつつ
雪夜 「タオルを腰にかけますね……んっ」
タオルを腰にかける
雪夜 「はい、按摩とは布越しにほぐす技法ですので……では失礼致します……両手で左右に波打つように揺らします」
腰をマッサージするアドリブ30秒
雪夜 「お加減はいかがですか?……はい、良いようで何よりです……主はゆるりとおくつろぎください」(マッサージしながら)
腰をマッサージするアドリブ1分
雪夜 「……ふふ、こうして昔は長の腰をよく揉んだものです……重心を上手く使うのは体術の基本と言われよくさせられました……ふむ、そうですね……今にして思えば半分は迷信かもしれません……しかし私はこうして按摩するのが好きでした」
腰をマッサージするアドリブ1分
雪夜 「ふむ、腰はこれぐらいでいいですね……次は背中を揉んでいきます」
少し頭に近づきながら(声が近くなる)
雪夜 「んっ(移動)……タオルをかけなおしますね」
タオルを背中にかかるように
雪夜 「今度は両掌を重ねて回すようにほぐします」
背中マッサージ開始
雪夜 「こちらはあまりこっていない分、肉の強張りを丁寧にとっていきます」
背中を回すようにマッサージ 20秒
雪夜 「くす、心地いいですか?……喜んで頂けて何よりです……自らの意思で何かをするというのは気持ちの良いものですね……また一つ主に好きなことを見つけて頂いた気がします……はい、それは主の喜ぶ事です……あ、肩の方のお灸もそろそろ燃え尽きる頃合ですね……では仕上げてしまいましょうか」(もみながら)
背中を回すようにマッサージ 1分 ※この途中でお灸の音が停止
そっと左耳もとで
雪夜 「主、背中が終わりましたのでお灸をとっていきますね……」
お灸を布巾でとる
雪夜 「灰がこぼれないよう濡れ布巾で包みます……んっ」
そっと左耳もとで
雪夜 「こちらも失礼致します……んっ」
お灸を布巾でとる
雪夜 「主、終わりました……お灸をしたところは痒くは御座いませんか?……はい、よかったです」
戻り中央真後ろ肩位置で
雪夜 「では、肩も軽く揉ませていただきますね」
雪夜 「んっ、タオルをおかけします……それでは……んっ」
肩を揉むアドリブ20秒
雪夜 「ふむ、お灸でだいぶ強張りがほぐれておりますね……しかと効いたようです……これならば揉み解せば肩も軽くなるでしょう」
肩を揉むアドリブ1分
雪夜 「くす、肩は特に上手いですか?……よく自分のものを揉んでおりますから……手つきは堂に入っているのかもしれません……あの主、どうして妙に納得されているのですか……何か肩についてご存知なのですか?」
ぐっと近づいて耳元
雪夜 「ぜひ教えて頂きたいです……え、胸がですか?……そういえば主、先程も肩の話の時も胸元を……え……乳が大きいと肩が凝るのですか……まさかそのような……しかし主が言うならば誠なのでしょう」
雪夜さん思わぬ事実に感心してその位置でマッサージを続けてしまう
肩を揉むアドリブ30秒
雪夜 「主いかがされましたか?……胸が当たる?……あ、これは失礼を……お嫌でしたか?……はぁ……そうではないですか?……むしろ嬉しい」
そっと耳元で
雪夜 「主は乳の大きな女子の方が好みなのですね」
戻り(密着状態)
雪夜 「ではこのまま按摩を続けましょう……この大きな乳は色事をせぬ私には無用と思っておりましたが……主を喜ばせられるならよかったです」
肩を揉むアドリブ1分30秒
雪夜 「んっ、主、そろそろ良いですか?……はい、肩もこれで終いです」
雪夜 「いかがでしたか?お体が軽くなっていると良いのですが……とても気持ちよかったですか?……ふむ、くつろいで頂けたようで嬉しいです」
雪夜 「按摩はこれにて終わりです……はい、主はこのまま少し横になっていてください……私は茶でも煎れて参りますね」
少しだけ微笑みながら
雪夜 「はい、これも自らの思うところの行いです……主のお喜びになる顔を雪夜はもっと見たいですから」?