02 説明~天国か地獄、甘いお酒を飲みながら~
ふふっ、そんなにキョロキョロして……どうしたの?
お店の奥にこんなに場所があるなんて驚いた?
まぁ本来はお兄さんみたいな人が入れる所じゃないから仕方ないけれど。
この先にはもっと豪華な魔族専用のフロアもあるのよ?
で、 ここに並んでいるのは私達が大金を積んだお客様をお相手する為の特別な部屋
ほら、そこのいくつかの使用中になってる扉…… きっとえらい人が色々とお楽しみの最中じゃないかしら……? クスッ
っと…… さぁここよ
どうぞ入って……
ほら、良い部屋でしょう?
ここなら食べ物も遊び道具も柔らかいベッドも一通り何でも揃ってるし、しっかりと鍵もかかるから邪魔も入らないわ
それじゃあ、そこに座って?
んしょ……
はい、どうぞ。 特製のカクテルよ
時間はたっぷりあるんだし
お酒でもゆっくり飲みながら、順番にお話していきましょうか……
まずは、お兄さんが勝った時。ここでの借金は全部チャラ。おめでとう自由の身になれるわね♪
勝ちの条件は…… そうね、 何でも良いからゲームに3回勝った時点でお兄さんの勝ちにしましょう
そうよ、 たった3回勝つだけ。 悪くないでしょう?
じゃあ決まりね♪
次に、お兄さんが負けた時だけど…… ここでは私達魔族の女の子が沢山働いてるの
フロアにも綺麗な子達が沢山いたでしょう?
それで…… もしお兄さんが負けちゃった時は……私達の奴隷になるっていうのはどうかしら?
クスッ そんな事は知らないわ
言ったでしょう? 命を粗末にする位ならもっと有効に使わないとって……私達がちゃんと有効に使ってあげるわ♪
それに、負けなければ良いだけじゃない?
それともなぁに? 今すぐ変態趣味のおじさんに売り飛ばされる方が良いのかしら?
クスクス…… はーい、これも決まりね
じゃあ最後に……このゲームで支払うチップの事
えぇ、当たり前でしょ? 場代も払わずに賭け事をする気だったの?
お兄さん……もしかして私が良い人だとでも思ってる?
あははっ♪ そんなわけ無いじゃない、魔族は自分の利益にならない事には何の興味も無いの
そんな甘い考えだったなんて…… そんなだと……いつか酷い目に遭っちゃうわよ?
あぁ、もう遭ってるか……♪
クスッ…… 勿論、そんな事は良ーく知ってるわ 別にこれ以上お金を搾り取ろうなんて思ってないわよ
というかね……正直な話、魔族にお金なんて必要無いの
このカジノを経営している理由も、人間が最も欲望を剥き出しにする場所っていうだけ
そして…… 魔族が好むのは、その人間の欲そのもの
その中でも私達は性欲から溢れ出る精気が大好物なの
知らないとは思うけど、人間がエッチな事をして気持ち良ーくなると……甘くてとっても美味しい精気が溢れるの
特におちんちんが気持ち良ーくなって絶頂した時……
射精と同時に溢れ出てくる時が一番素敵…… 白い精液と甘い性の欲望そのものが混ざり合って最高のご馳走なの……
ふふっ…… だからここで賭けるチップは……お金じゃなくてお兄さんの精気
そう、負ける度に……私が直接チップを抜いてあげる……
ねぇ…… お兄さんは…… どうされるのが好きかしら?
クスッ……ゲームの事じゃないわ…… 女の体の何処でされるのが好き?って事……
手、お口……? やっぱり胸やお尻かしら?
それとも…… クスッ……このジッパーをあげた先……?
その気なら順番に試しても良いわよ……?
かといって、遊びすぎてチップが払えなくなっちゃったらお兄さんの負けだけれど……クスッ
でも、そんなに心配しなくてもいいんじゃないかしら?
私の目的はお金なんかよりも楽しく勝負する事なんだし……
それに…… ふふっ……
沢山チップ……溜め込んでるんでしょう♪?
さぁ、 面倒な説明はこれで終わり
クスッ…… 顔が赤いわよ? もう酔いが回っちゃった?
いいのよ……特製のあまーいお酒……美味しく飲みながら……楽しくやりましょう?
それじゃ……まずはお兄さんの好きなポーカーで勝負しましょうか
ホールと違ってガラステーブルだからイカサマの心配もないでしょう?
ふふっ…… 楽しいゲームの始まりね♪