プロローグ
0:00 1「んー、いいお天気」
0:05 伸びをする私の頬を優しい風がなでていきます。
0:12 雲ひとつない、文句のつけようのないお天気に、思わず心が弾んじゃいます。
0:19 ……私の名前は、アキナ。お坊ちゃま……じゃなかった、ご主人様と、その妹のアズサお嬢様にお使えしながら、このお屋敷で暮らしています。
0:33 ご主人様はとっても可愛らしいお方で……小さい頃からお世話させていただいてます。
0:41 こんな私にすごく懐いて下さって……こちらを見上げながら、恥ずかしそうに笑うお顔なんて……もぉ、可愛くて可愛くてっ!
0:54 ……ごほん。とにかく、素直で、お可愛い方なのです。
1:02 ですが……最近そんなご主人様に、ちょっとした……というか、結構な問題がございまして……。
1:13 2「あーっ!」
1:15 1「ど、どうしたの、ミズキちゃんっ!?」
1:18 1「びっくりするじゃない。どうしたの? お洗濯ものに、なにか混ざってた?」
1:24 2「あ……ご、ごめんなさい、先輩……。でも、あの、また……」
1:34 ……この子は、私の後輩のミズキちゃん。
1:37 私と同じく、住み込みのメイドで……まだ若いけど、一生懸命に働いてくれるとっても可愛い後輩です。
1:47 そんなミズキちゃんがおずおずと差し出してきたのは、ミズキちゃんの下着でした。ミズキちゃんらしい、大人し目の白い下着に目をこらしてみると……。
1:58 1「……あら、またなの?」
2:02 2「うぅ〜……また、こんなにどろどろですよぉ……」
2:08 ミズキちゃんの下着にはたっぷり……真っ白な精液が、こびりついていました。
2:15 2「もう何度目か、わかんないですよぅ……ご主人様、なんでこんなこと……」
2:23 そうなのです。ご主人様の問題というのは……私たちメイドの、その、使用済みの下着を使って、自慰をなされることなのです。
2:36 夜な夜な、私たちの下着を……匂いをかいだり……可愛らしいおちんちんに巻きつけたりして、こしゅこしゅって……おちんちん、一所懸命こすって……。
2:53 オナニーしながら、私たちにご奉仕されることを妄想してらっしゃるのでしょうか? 必死におちんちんこすこすしながら、私の名前を呼んだりとかしてらっしゃるんでしょうか?
3:07 ああアキナ、アキナ、出ちゃうよぅ……なーんて、切なげなお声で……!
3:17 2「……先輩? なにニヤニヤしてるんですかぁ……」
3:23 1「……ごほん! ニヤニヤなんてしてないわよ。……まあとにかく、怒らないであげてね? 家にミズキちゃんみたいな可愛い子がいて、脱いだ下着が置いてあったら……つい、って気持ちも 、わかるでしょ?」
3:40 2「わかんないですよぅ、そんなのぉ……」
3:44 ミズキちゃんが困ったように唇をとがらせます。うーん……まあ、たしかに、このままにしておくわけにもいきませんね。ご主人様にも困ったものです。
3:59 ……その、個人的な見解を申し上げれば、実はまったく困ってはいないのですが。ほかのメイドたちの中には、嫌がっている子もいるかもしれないわけですし。
4:12 3「……あら、2人とも、なにをしてるの?」
4:16 2「あ、お嬢様っ」
4:18 3「感心しないわね。仕事中に立ち話? ……それとも、下着をあさる趣味でもあるのかしら、ミズキ?」
4:30 ……イタズラっぽく笑うこちらの方が、アズサお嬢様。年としてはまだ幼いのですが、ご主人様よりずっと、威厳をお持ちです。
4:42 もちろん、ご主人さまと同じく、とてもお可愛らしくもあるのですけれど。……ただ、それ以上に小悪魔なのです。
4:54 2「あっ、もっ、もうしわけございませんっ!」
4:57 3「あら、謝るようなやましい事があるのね? 可愛い顔して、ミズキは不良メイドなのかしら?」
5:07 2「あ、やっ、そうじゃなくて、あの、あのっ……」
5:11 1「……まあまあお嬢様。ミズキちゃんをあまり苛めないであげて下さい」
5:16 3「……いやね、苛めてなんかないわ。こんなに可愛がってるじゃない。……まあいいわ。それで、なんの内緒話?」
5:30 2「あ、えと、実はっ……ご主人様が、また……」
5:37 3「あらあら、今日はミズキだったのね。……まったく、日替わりでよくやること。妹としてお詫びするわ。どうしようもないお兄様で、ごめんなさいね。」
5:53 2「い、いやっ、そんなこと、は……」
5:55 3「どうしようもないわよ。まったく、夜な夜な使用人や妹の下着を漁って……匂いをかいだり、貧相なちんぽに巻きつけたり……こすこす扱いて、下着の中に射精して……」
6:15 3「なにを妄想しているのかしらね……汚らわしいわ。あんな人にはご奉仕なんてもったいないわ。(惨めに射精のおねだりでもするのがお似合いよね。『おねがい、アズサ、射精させて』なんて泣き そうな顔で言わせて……ええ、いいわよお兄様? その皮かむりのおちんちん、踏みつけてさしあげます……」
6:46 2「お、お嬢様までなに言ってるんですかぁっ!」
6:49 3「……ごほん! ……あら、私何か言ったかしら。ねえ、アキナ?」
6:56 1「さあ? お嬢様はとてもご立派なお方だとだけ、申し上げます」
7:02 3「ふふ、ありがとう、アキナ」
7:06 2「うぅぅ〜……」
7:08 3「はいはい、泣かない泣かない。……ま、個人的にはその程度のおイタ、構わないのだけど……ミズキや他のメイドたちが可哀想だものね」
7:22 2「……は、はい……こんなの、やっぱり、よくない、ですし……それに、ご主人様と顔をあわせるの……す、すっごく恥ずかしいんです……」
7:40 3「うーん……それなら……くす、そうね。ただお灸をすえるだけじゃ、つまらないわよね」
7:52 2「は、はい?」
7:54 3「ミズキが受けた心の傷は、とても深く、そして見るに耐えない惨たらしいものだわ。なら、同じくらい辛い思いを、お兄様にも味わってもらわなくちゃ。」
8:09 2「え、あの、私そこまで……」
8:12 1「はい、その通りですお嬢様! ミズキちゃんのような可憐な少女に、このような極悪非道の振る舞い。僭越ながら、使用人として、主を正しい方向へいざなうお手伝いをさせていただきます」
8:26 2「アキナさん!?」
8:27 3「そうよね……ありがとう、アキナ、ミズキ! お兄様の歪んだ根性を叩きなおすために、協力してくれるなんて」
8:37 2「わ、私もですかっ? ちょっと、待ってくださいよぉ……」
8:44 1「さあ、そうとなれば作戦会議ですっ! ご主人様を快楽羞恥責め……いえ、正しい道へと導くために! さあ、行きましょうミズキちゃん!」
8:55 2「あ……あの、わ、わたしは……お、お洗濯がありますからっ!」
9:01 3「そんなの、他のメイドに頼めばいいわ。ミズキには私直々の仕事があるんだもの。洗濯なんてくだらない事をしている場合ではないでしょう?」
9:12 1「さあミズキちゃん、行くわよっ! メイドの使命と誇りをかけてっ!」
9:18 2「ううー! 二人とも目がきらきらしてますよぉ! ど、どこ行くんですかぁ! ちょ、ひっぱらないで……いーやー!」