プロローグ1
■プロローグ1
:授業の後、聞き手(教師)は教え子の少女に呼び止められ、
:勉強に関する相談を受ける。
:大人しく真面目な少女に対して、聞き手も優しく応対。
:分からない点を丁寧に解説していく……。
:「その、もしご迷惑じゃなければ…
: また…お勉強を見ていただいてもいいですか…?」
あっ…あの、先生…っ。
そのっ…今、少しだけ
お時間よろしいでしょうか…?
…あ、ありがとうございます…っ。
実は…その、さっきの授業で分からないところがあって…。
どうしても自分じゃ解けなくって…それで…。
…えっ、放課後にもう一度初めから
教えていただけるんですか…?
そっ、そこまでは申し訳ないです…!
あ…いえ、もちろん、全然嫌とかじゃないんですけど…。
そんなに…先生のお時間をいただくなんて…。
本当に…よろしいんですか?
…ありがとう…ございます。
それじゃあ、お言葉に甘えて…
よ、よろしくお願いします…先生。
(少し間を置く)
そっか、ここの順番が逆だったんですね。
なんだかスッキリしました…!
…ふふっ。
あっ…ごめんなさい、急に笑ったりして…。
先生に相談して本当に良かったです…。
わたし一人のために時間を割いて、
こんなに優しく丁寧に教えてくださるなんて…。
その、もしご迷惑じゃなければ…
また…お勉強を見ていただいてもいいですか…?
(少し間を置く)
ホ、ホントですか…?
良かった…です…♪
…はい、もう遅いから気を付けて帰りますね。
今日は…本当にありがとうございました。
…またよろしくお願いします、先生…♪