01
あの~、すみません。
お邪魔いたします……あ、はい。
突然お邪魔してしまいまして申し訳ございません。
私、あかなめと申します……はい、垢を舐める妖怪のあかなめです。
ご存じでしたか。
ありがとうございます。
よく、毒にも薬にもならない半端な妖怪だと言われていまして……あはは。
わ、私のことをご存じなのでしたらお分かりかと思いますが、是非お風呂の垢を舐めさせていただけませんでしょうか。
はい~♪
こちらのお風呂から、とても良い匂いがしていまして……是非、私にペロペロと舐めさせていただければと。
えぇ、隅々まで綺麗にいたしますので……え?
いえいえ、お風呂に付いた垢を舐めるのが私の存在意義ですから……はぁ、そうですね。
お風呂に付いてる垢は、すべてあなた様の垢ですよね。
他のかたの垢の匂いはしませんので……。
あぁ、なるほど。
それなら、お風呂よりもあなた様自身を舐めた方が手っ取り早い、と……一理あるような、ないような……うーん。
でも私、他人様の体を舐めたことはありませんよ?
はぁ、そうですか。
分かりました。
それでは、あなた様も舐めさせていただこうと思います。
では、早速……ん~っぺろん!
はい~♪
この長い舌で、隅々まで残さず舐め取りますよ。
ではまず、お顔や頭からペロペロさせていただきますね?
ぺろ~ん、ぺろぺろ、れろれろ……ぺろん。
ぺろっぺろっ、れろれろ、ぺろぉ~んっちゅ、んふん。
ちゅっちゅっ、れろぉ~。
ぺろ、ぺろぺろ、れろんっ……んえ?
お口ですか?
それでは接吻になってしまうのでは……いえ、私は構いませんけど。
はい、よろしいのでしたら、唇も舐めさせていただきますね。
え……く、口の中もですか?
わかりました。
いえいえ、むしろありがたいですよ。
だって、歯垢もとっても美味しいですから♪
それでは失礼いたしますぅ~っちゅ、じゅる、じゅるん。
ちゅぶちゅぶ、じゅるる、ん~っちゅ、じゅる。
ちゅっちゅっ、じゅるぅう~っちゅ、んふ、ちゅぶ、じゅるるん!
んん、んん、んっちゅ、ちゅぶぶ。
ちゅっちゅっ、んぅ~っちゅぷん。
ちゅっちゅっ、んぅん、ん~っちゅ、じゅるん。
うぅん、なるほど、これはいいですね……じゅる、じゅるん。
お風呂を舐めるよりも、じゅるじゅる、垢の鮮度がいいからでしょうか。
ねっとりとした歯垢と、じゅるん、絡みついてくる舌の感触、んむん、舌にたっぷりと付いている垢も、とっても美味しいですぅ、じゅるん。
じゅるじゅる、んっちゅ、ちゅるる、んふ。
ん~っぺろ、れろれろ、れろん。
ぺろれろ、れろ~っちゅ、じゅる、ちゅぶぶ。
んむんむ、ん~っちゅ、ちゅぶちゅぶ、じゅるるっ……んむんむ、ちゅるぅ~っちゅ、ちゅぶ、じゅるん。
んむん、んっはぁ!
はぁ、はぁはぁ、んはぁ~♪
あぁ、いいですね、直接舐め取るの、想像したよりずっといいです。
いいことを教えていただきました、ありがとうございますっ。
あ、はい。
せっかくですからもっと舐めさせていただきますね。
お口だけじゃなくて、お顔や首……あぁそうだ。
お耳などはいかがでしょうか。
はい、大丈夫ですよ。
ほら、こうしてぇ。
こちら側から、れろ、ぺろ~っちゅぷ、じゅるん。
んあぁ、耳のスジの中にもいっぱい垢がたまっていますね♪
これは舐め甲斐があります……ぺろぺろ、れろっ、れろれろ、ぺろ~ん。
ぺろぺろ、れろ~っちゅ、れろん。
ぺろれろ、れろっちゅ、じゅるじゅる、れろん……んむ、ぺろれろ、んちゅ~っちゅ、じゅるるん。
うじゅる、もちろん、耳穴の中もきっと、じゅるん。
ん、んん、うちゅ~っちゅ、ちゅむん。
んんぁあ、耳垢がいっぱいですぅ♪
じゅる、んふ。
ちゅむちゅむ、ちゅっぷ、ん~っちゅ、れろん。
ぺろれろ、れろ~っれろ、ぺろぺろ、れろ~。
じゅるじゅる、んん、ちゅるぅ~っちゅ、んふん。
ぺろれろ、あぁ、耳の奥ぅう、じゅるん。
ちゅぶちゅぶ、じゅるる……ちゅっちゅっ、うっちゅ、じゅるぅう~っちゅ、んむ、れろれろ。
れろ~っちゅ、んふん。
耳穴の、深いところから、浅いところまで全部ぅ、うじゅる。
んむ、じゅるじゅる、ちゅぶ、んっちゅ、んふん。
耳垢を擦り取りながら舐めますね、じゅるじゅる。
ちゅぶちゅぶ、じゅる、じゅるるるるる……ぺろれろ、れろ~っちゅ、ちゅぶん。
ちゅっぷちゅっぷ、ん~っちゅ、ちゅぶぶ。
んふ、ぺろ、れろ~ん。
ちゅっちゅっ、んん、ぷはぁ~……あぁ、美味しい。
耳垢ってとっても素敵ですね。
んふ、じゅるじゅる、ちゅぶ、ん~っちゅ、じゅるん。
それでは、逆の耳もペロペロしましょうね。
は~い♪
こちらのお耳も舐めちゃいますね?
耳穴の、奥の奥までペロペロして差し上げます。
ほら、こうしてぇ……じゅるるん。
ちゅっちゅっ、ちゅぶ、じゅるぅう、ちゅ、じゅる。
んぅん、んっちゅ……んん♪
ふ~っ、ふ~~っ……んふふ。
ぺろぺろ、れろん……ふーっ、ふーーっ。
ん~っぺろん!
ぺろぺろ、れろれろ、ぺろ~っれろ、んちゅるるる。
ちゅっぷちゅっぷ、んん、んちゅる。
ちゅぶちゅぶ、じゅる、じゅるるるるる……ぺろれろ、れろ~っちゅ、ちゅぶん。
ちゅっぷちゅっぷ、ん~っちゅ、ちゅぶぶ。
んふ、ぺろ、れろ~ん。
んふふ、耳の中に入りますね?
ほら、こうしてじゅるじゅる、ん~っちゅ、ちゅるるるる……うちゅ、んふん。
ちゅぶちゅぶ、じゅるぅ~っちゅ、んふん。
ちゅっちゅっ、じゅるるる。
じゅるじゅる、んん、うっちゅ。
んん、耳穴の奥の奥まで舐められるの、きもちいいですか?
じゅるる、うっちゅ、じゅるん、んむん……だって、凄く嬉しそうな顔をしていますのでぇ。
じゅるる、ちゅぶ、じゅるる、うじゅる~。
んん、んん、んっちゅ~っちゅ、ちゅむん……れろれろ、れろれろ、ぺろん。
お気に召していただけたなら良かったですぅ、んむ、じゅるん。
んん、じゅるっじゅるう……ん~っちゅ、んふん。
んぁあ、もうなくなっちゃいましたね。
まだあるんじゃ……れろれろ、れろれろ、ぺろ~っちゅ、じゅる。
ん~っぷはぁ!
はぁはぁ。
んっはぁ~、はぁ、はぁはぁ、んあぁ。
あなた様のお耳の穴に詰まっていた耳垢、ぜ~んぶ舐め取らせていただきました。
お風呂と違って少しずつしか舐め取れませんけど……ごくん。
とってもフレッシュな垢がちょうだいできるので、こうやって直接体を舐める方法はありですね♪
……はい。
是非もっともっと舐めさせてください。
隅々まで舐め擦って差し上げます。