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あら、いらっしゃい。
……ふふっ、今日も元気ね。
キミの挨拶はいつも心地好くて、オバさん大好きよ。
……あぁ、でもごめんなさいね?
うちの子、今日は出かけてしまっていて……え?
いないのを知っているのにうちに来たの?
私に用事?
そうなの、ふぅん……まぁいいわ。
オバさんも今ちょうど暇してたところだから、良かったらあがっていって?
お菓子があるの。
は~い、どうぞ。
そこに座ってちょうだい?
今、お茶を淹れてあげるわね。
紅茶で良かったかしら?
……あら、お茶はいいの?
それじゃ牛乳を……え?
あら、そう。
はいはい、わかったわ。
お話があるのね?
……あの子のこと?
違うの?
あら、私自身に用事があるの?
こんなオバさんに、何の話しが……え?
あ、あら。
いやだ、ちょっと待って。
ふふっ、ありがとう。
そう言ってもらえて、オバさんも嬉しいわ。
私も、キミの元気のいいところはとっても可愛いと思うし、大好きよ。
え……じゃあ付き合ってもらえるのかって……え?
や、やだわ……んもうっ、オバさんをからかうものじゃないわよ?
付き合うって言うのは、あれでしょ?
男と女としてって言う意味よね?
えぇ、もちろんわかるわ……だからこそ、ね。
だ、だって、私はあなたのお母さんと同じくらいの年齢で……うちの息子の友だちで……そ、そもそも、私は人妻なんだからっ……そ、そう。
本気なのね……真剣に、オバさんのことを?
あらぁ。
やだわ、んもう♪
キミみたいな若い子に愛の告白されるなんて思わなかったから、オバさんすっごくドキドキしちゃってる……えぇ、嬉しいわ。
オバさんも、キミのこと好きよ。
でもね?
私は人妻だから……えぇ?
ふ、不倫でいいからって……こらっ。
なにを言い出すの?
不倫とか、二股とか……かっ、体だけの関係でもいいって!?
こ、こらっ、本当にっ……。
ごくん……か、体だけって。
もしかしてキミ、私の体だけが望みなの?
……違うの?
あぁそうね、旦那と別れることはできないわね。
だいたい、うちの子のことだって……い、いえいえ。
それよりもね、キミとオバさんじゃ年の差がありすぎて……本気ならいいとか、そういうコトじゃ……そりゃ、芸能界にも年の差カップルはたくさんいるけど~。
あぁ、もう。
本気なの?
そう、本気なんだ……私の体が欲しいのね?
ごくり……まだそんなに若いのに、私みたいな年増の体がいいだなんて、酷い趣味してるわよ?
あらやだ、熟女の魅力なんてわかるの?
ふふっ、エッチな子ね。
あぁでも、そういうお年頃かしら……恋愛だけじゃなくて、セックスにも興味津々。
クラスの女の子よりも、オバさんみたいな方が好みなのね……本気の本気で?
そう……わかったわ。
あぁ、落ち着いて?
もちろん、キミと交際して結婚する、なんてことはできないけど、告白してきた勇気に免じて今日は特別……ちょっとだけ、気持ち良くしてあげるわ。
けど、このことは誰にも内緒よ?
お友達にも、もちろんうちの子にも……それと、あなたのお母さんやお父さんにもね。
この約束、ちゃんと守れる?
……いいわ、だったらしてあげる♪