Track 14

えっちでかわいくてさびしがりやなナナ狐

原稿が何とか期日ギリギリに完成。最後の最後で踏ん切りがつかないナナ狐のために 主人公が代わりに郵送の手続きに行った。 主人公が部室に帰る ナナ狐 「おかえりなさい……原稿出してきてくれた?」 主人公 「ああ、ちゃんと締め切りには間に合うかも確認した」 ナナ狐 「そう……よかった……本当にギリギリの仕上がりになってしまってごめんなさい……あなたも 満足にチェック出来なかったでしょ?」 主人公 「信じてるから大丈夫だろ(正直画力は高いし)」 ナナ狐 「な、なによ信じてるって……私はまだ不安よ……時間がなくて結局オナニーもしてもらってな いし……最後の最後で勇気がなくてあなたに提出させてしまったし……ん」 主人公少し落ち込むナナ狐の頭を撫でる 主人公 「そのための俺だろ」 ナナ狐 「ん……最近頭を撫でるタイミングが気安くない?…まったく……そうね…… そのためのあなたね……でも、それも今日でおしまい」 預かっていた学園長命令書を取り出すナナ狐 ナナ狐 「晴れて1ヶ月、これであなたは放免よ。この学園長命令書ももう必要ないわね……狐火」 ナナ狐の狐火で命令書が空中で一瞬で燃え尽きる 主人公 「あー、そうか、あっと言う間だったな……じゃあ俺は戻るわ(教室に忘れ物した)」 主人公部室を出ようとする ナナ狐 「これでもう自由よ……あなたを縛るものは何もない…… あ、やっぱり出ていってしまうのね……」 ナナ狐 「……待って……いかないで」 主人公 「いや俺は」 ナナ狐 「お願い……だから」 ナナ狐今にも泣き出しそうな顔をして主人公の裾を引っ張る 主人公 「……(なんだこの空気)」 ナナ狐 「ごめんなさい……出ていってしまう前に最後にこれだけは言わせて……」 ナナ狐とても不慣れな感じで言葉を紡いでいく ナナ狐 「……あなたには……とても感謝しているの……私、あなたのおかげで一歩前に進めたわ…… 自分の夢に自信が持てたの」 ナナ狐 「これからも、その……どこかで見ていてほしいの……あなたが見ていてくれるなら…… 私、きっと……」 ナナ狐 「……ううん、やっぱり何でもないわ……これからは一人で出来ないとだめよね」 主人公 「一人じゃ……寂しくないか?」 ナナ狐 「一人じゃ……寂しくないか?……ばか……寂しいに……決まってるじゃない…… 寂しいに決まってるじゃない!」 主人公に思いっきり抱きつく ナナ狐 「だったらどうすればいいのよ……私の本来の妖力系統は『支配』……その気になれば心だって 縛ってしまえる……だけど、だけど……そんなの私は望んでない」 主人公 「んー、なら、ナナ狐の素直な気持ちを言えばいいんじゃないか」 ナナ狐 「私の素直な気持ちを言えばいい?………私はあなたを『縛らない』……それでも私と一緒に いてくれるかしら……つまり、その……たぶん……あなたの事が好きって事なのよ」 主人公 「いいよ」 ナナ狐 「いいの?……なっ、なによ……何でそんなにあっけなく了承するのよ!」 主人公 「……俺もナナ狐のこと好きだし」 ナナ狐 「好き?……あなたも私に好意を持ってるの?……(すごく照れる)」 ナナ狐 「なら、なんで部室を出て行こうとしたのよ」 主人公 「課題を教室に忘れてさ」 ナナ狐 「か、課題を教室に忘れた?……な、何よ……じゃあ私一人で勝手に勘違いして告白を…… あああああああっ……恥ずかしい……恥ずかしいわ」 主人公 「そうかー、ナナ狐は俺と一緒にいたいのかー」 ナナ狐 「あああっ、ば、ばか、全部冗談よ……忘れなさい!……こら、抱きしめた手を離しなさな…… ううっ……いいわ。やっぱりあなたを縛ってあげる」 キス ナナ狐 「ん……ちゅ、ちゅ、ちゅっ……今日から私が恋人になってあげる……こうなったら人間の恋愛 あなたで体験取材させてらうわ」 ナナ狐 「……いい、月に一度はどこかデートに連れてって……浮気は2回まで許してあげる…… 3回目は殺すわよ……それと、なるべくでいいから私の傍にいなさい……(最後優しく)」 主人公 「な、何かいきなり束縛されはじめたぞ」 ナナ狐 「あら、さっきも言ったじゃない……私、こう見えて寂しがりやなのよ……で、返事は?」 主人公 「……(無言で頭を撫でる)」 ナナ狐 「んっ……そうやってニヤニヤしながら頭を撫でるのも今後は禁止……ん……ん……人の話 聞いてるの……ん……たまになら……許してあげるわ……ばか」