「ヒプノティックオナニー~into the deep(サキュバス編)」1
「ヒプノティックオナニー~into the deep(サキュバス編)」1
声:紅月ことね 作:もちだ弁慶
(はじめに注意)
この音声では、「催眠」を扱っているため、必ず安全な場所でお聞き頂くことが、前提となります。
また、催眠誘導の途中で「オナニー」をする箇所(かしょ)がありますので、人目にふれるところでは、お聞き頂かないほうが良いでしょう。
心臓の弱い方、精神病を患っている方のご試聴は、お控えくださいますよう、よろしくお願いします。
【音声ファイル1】
(導入、トランストレーニング)
またお逢いできましたね?
いいえ、「はじめまして」と言ったほうが…しっくりと来るかも知れません。
あなたの淫靡(いんび)な妄想ライフをお手伝いする…ヒプノナビゲーター、澪(ミオ)です。
「催眠」…その言葉の響きに、あなたは何か特別な畏怖心(いふしん)や、魔法のような力の存在を…感じてはいないでしょうか?
催眠術とは、ある暗示によって、あなたの心に眠っている「ありふれた感情や感覚、あるいは記憶」を刺激することで、心や体の状態に変化を与えること…またその技術のことを言います。
催眠によって与えられる変化のすべては、常にあなた自身が選択して受け入れるものだけに限られます。
つまり強制的に何かあやしげな力で、無理矢理に心を操られてしまうということは…ないと言えます。
しかし時には…普段は見えないものが見えたり、触(ふ)れられないものに触(ふ)れられたり、嗅げないニオイを嗅ぐことが出来たり…何か理屈の通じない複雑な高揚感(こうようかん)を、味わうこともあるでしょう。
それをあなたが「不思議な力」だと思うことは、間違いではありません。
むしろとても…自然なことです。
それでは、前置きはここまで…。
さっそく今から催眠を行なっていきましょう。
着ている衣服はそのままで…。
目的のオナニーを始める前には、あらかじめ脱ぐように指示が有ります。
最初はどこか安全な場所で、座りながら聴いて居てください。
ソファ、椅子、ベッド、蒲団(ふとん)、どんな場所でも構いません。
ただし途中で横になってもらいますので、比較的広い空間が必要です。
それでは行きましょう。
まずはこの音に、耳を傾けてください。
目は開(あ)いたままで構いません。
(メトロノーム)
メトロノームの音です。
この音をずぅぅ~っと聴いていると、次第にあなたの心がリラックスして…だんだん落ち着いてゆきます。
両の耳から入るこの規則正しい音が、しぜ~んと…体(からだ)全体に染み渡ってゆきます。
呼吸がだんだん楽になって…。
あなたの体中(からだじゅう)に溜(た)まった余分な力が…抜けてゆきます。
頭から力が抜ける…。
顔から力が抜ける…。
首すじから力が抜けて…両肩からも、力が抜けてゆきます…。
次に両腕、両手からも力が抜けると…。
あなたの体(からだ)全体からすぅぅ~っと力が抜けてゆく…。
ただただ自然とらくぅ~になります。
そうです…それはとても良い状態…。
体がユラユラと動いてしまっても構いません…。
眉間(みけん)の力が抜けて、アゴの力が抜けて…。
だんだん顔の筋肉がゆるんでいることに気づくと、気持ちがゆったりと…まどろんでゆきます…。
あなたのまぶたは重くなる…。
どんどん重くなって…両目がとろ~んとしてゆきます。
このまま両目を閉じてしまうと、あなたはとても気持ちのいい世界に行くことが出来ますが…座っていられなくなるかも知れません。
もう少し…我慢してみましょう。
(適度な間隔)
これからあなたの行く世界は、ヒプノワールドと呼ばれる催眠空間です。
そこではいつもと違う不思議な体験が出来るかもしれませんが、リアルにそこにある世界です。
あなたはあなたの感性(かんせい)のまま、素直にそれを受け入れます。
すると必ずそこに在(あ)ることに気づきます…。
もう一つの世界、ヒプノワールドの存在と…その現実感。
あなたの体から、どんどん力が抜けてゆきます…。
もっと体から力が抜けて、脱力すれば脱力するほど…。
あなたは気持ちのいい世界に、近づいてゆくことが出来ます…。
頭がふわ~っとなって、もう何も考えない…。
あなたのまぶたは…また、重くなる…。
そうして両の目を開(あ)けておくことは、限界でしょうか…?
それでは安全な場所に、あお向けに寝てください。
そしてあなたはそこで、静かに目を閉じます。
(適度な間隔)
あなたが今寝ている場所は、波の無い穏やかな海の…。
水の上です。
海水の浮力とあなたの体重がイコールとなって、今はまだ沈むことはありません。
けれど少しでもあなたが自分の重さを感じ始めると…。
ずぅぅ~んと沈む、一気に沈む、ふか~く沈む…。
5メートル、10メートル、20メートル…。
あなたは水中でも呼吸をすることが出来ます。
優しい水の深みに抱(いだ)かれて、あなたはとても気持ちいい…。
どんどん沈めば沈むほど、ますます気持ちいい…。
50メートル、100メートル、200メートル…。
(メトロノーム フェードアウト)
メトロノームの音が小さく消えていっても、その心地良さは変わりません。
あなたは自らが沈みゆくのに身を任せ、私の声だけに耳を傾けます。
私の言葉は、あなたの言葉です。
私の声を聴くことは、あなたの声を、そしてあなたの心を聴くことと…同じことです。
だからあなたは安心して、私の声に身をゆだねることが出来ます。
あなたはいつもどんな時でも、私の声に…見守られています。
私の声と一緒に、ヒプノワールドを旅してゆきます。
(適度な間隔)
あなたはさらにもっともっと…深く深く沈みます。
300メートル、500メートル…。
1000メ-トル…。
ぐぅぅ~んと深くまで沈んでゆくと、あなたは海の底で、空気の入った丸いスペースに…すぅぅ~っと呑(の)み込まれてゆく。
まるで水族館のガラス張りのような、ドーム球体…。
透明の空間の内部から…深海(しんかい)のディープブルーが、透(す)けて見えます。
あなたは今そこに立って、目の前の階段を降りようとしています。
異界へと続く、ゆるやかな階段…。
たどり着く先は見えません…。
あなたが旅立つ前に、私の持っているウサギのお守りを、あなたの胸の中に…入れておきましょう。
心の中の奥深く…誰にも見つからない場所へ…。
あなたの胸には、「希望」が生まれます…。
どんなことがあろうとも、最後には必ず道が開(ひら)けます。
それでは今、旅立ちの時です。
心の準備は…いいですね?
ここからは歩いて、降りてゆきましょう。
どこまでも深く…下へ下へ…。
左足から、そして右足…。
左足、右足…。
左足、右足…。
私が10から1まで数えると、あなたはその階段を終えて…ヒプノワールドの、扉の前に立ちます。
読み上げる数字が減るたびに、あなたの足の歩みは…そこへ近づいてゆきます。
10、9(きゅう)、8、7(なな)、6、5、4(よん)、3、2…1…。
あなたの目の前には、立派で重そうな、旅の扉があります。
では開(あ)けてみましょう…。
ギィィィ…。
(不気味な森、美しい草原と湖)
扉を開(あ)けて、まわりを見渡すと…あなたはもう、深い森の中にいます。
大きく太い樹木(じゅもく)が立ち並ぶ、鬱蒼(うっそう)とした原生林(げんせいりん)に…。
原色(げんしょく)の緑(みどり)のコケが…辺り一面をびっしりと、覆(おお)っています…。
ムワムワと漂(ただよ)う蒸れた空気は、まるで真夏の温室のような暑さで…。
あなたはただそうして立っているだけで、もうすでにジットリとした汗を、浮かベてしまっているかも…知れません。
あなたの足元から、まっすぐに伸びた…道が見えています。
獣道(けものみち)でしょうか?
ここを辿(たど)って、歩き始めましょう。
左足から、そして右足…。
左足、右足…。
左足、右足…。
ザックザックザック…。
耳を澄ますと、空からは鳥の鳴き声。
立ち込める濃い霧が邪魔をして、その姿を見ることは…出来ません。
右に横たわった朽(く)ち木には、赤や紫、オレンジのきのこが生えていて…カラフルな分だけ、食用には適さないことを、示(しめ)しています。
毒々しい色です…。
あなたは不安になります…。
どんどん孤独な思いが…増してゆきます…。
森の外から差し込む陽射しがないことが、その思いをより一層…深めているのかも…知れません。
それでもまだ、道は続きます…歩き出しましょう。
左足から、そして右足…。
左足、右足…。
左足、右足…。
ザックザックザック…。
あれからどれだけ歩き続けたのでしょうか…。
期待を胸に意気揚々(いきようよう)と…この森を歩き始めた、あなたでしたが…一向に終わりが見えません。
次第に体力が消耗(しょうもう)し、疲労が蓄積(ちくせき)されてゆきます。
あなたの腕や脚は、だんだんと重くなります…。
ふぅ~っと体が沈み込んで…心まで重くなります。
一体どんなふうにすれば、この森を抜けられるのでしょうか?
あなたはただひたすらに…歩き続けます。
左足から、そして右足…。
左足、右足…。
左足、右足…。
ザックザックザック…。
踏みしめる土(つち)の地面に、外からの光りが…揺れ始めます。
もやめいた空気は薄く晴れて、あなたの視界が利(き)くようになってきています。
小さく割れた木(き)の洞(うろ)の中で、木(こ)の実を食べている、小(しょう)動物の姿が…。
あれはリスでしょうか…?ムササビかもしれません。
あなたの心に、希望の明かりが…見え始めます。
こんなふうに動物が暮らしているということは、この近くに水場(みずば)があるということを、意味しているからです。
もしかしたら、涼める場所があるかもしれません。
さぁ、もっと歩いてゆきましょう…。
左足から、そして右足…。
左足、右足…。
左足、右足…。
ザックザックザック…。
あなたは視界の正面に浮かぶ、まぁるい光の穴に気づきます。
どうやらこの森を抜ける、出口の光のようです。
あなたの心は明るく踊(おど)り、どんどん足の歩みが、速くなります。
左足、右足、左足、右足、ザックザックザック…。
その歩み出しから何百歩目かの、最後の一歩を踏み出すと…あなたは完全に、森を抜け出します。
突然にふりそそぐ太陽の光が、とてもまぶしい。
あなたの視界は真っ白になります。
思わず手の平をかざし、陽射しを遮(さえぎ)ると…そのうち光りが引いて、だんだんと目が慣れてゆく…。
あなたの目は次第に慣れて、もとの状態に戻ります。
そして眼の前に現れた風景は、どこまでも続く…大草原の緑。
こぼれる野花(のばな)の…白やピンク。
雲一つない澄み渡った大空(おおぞら)の…スカイブルー。
果てしなく広がる…。
胸のすくようなパノラマに、心がふわふわと…軽くなります。
そよそよと吹き抜ける爽(さわ)やかな風が、じめついた汗を吹き払う…。
素肌にとても…心地いい。
草原の中央には、小さな湖が見えています。
ところどころまばらに遊ぶ、牛達の姿が、の~んびりと…。
モゾモゾと草を食(は)む草原の午後…穏やかな時間。
どこかしら懐かしい、牧歌的(ぼっかてき)な風景に…あなたの心は温かく…満たされてゆきます。
ちょっとだけ、ここで休憩しましょう。
あなたはふかふかの草のじゅうたんに、そっと腰を降ろします。
そして正面の湖を、なんとなく見つめます。
何も考えることなく、ただぼ~んやりと見つめる。
太陽の光が、キラキラと反射して、とても綺麗…。
キラリキラリ…キラリキラリ…キラリキラリ…。
あなたがしばらくそうして湖を見ていると、右の傍(かたわ)らに…。
耳のたれた可愛いらしい、白(しろ)ウサギがやって来ます。
ピョコピョコ、ピョコピョコ…。
瞳の色はエメラルド、頭には小さな「出っぱり」があります。
角(つの)でしょうか…?
あなたは不思議に思いますが、すぐに理解します。
あなたのその世界にのみ棲息する、幻獣(げんじゅう)であるということを…。
近くにいても、まるで警戒しません。
そっと手を伸ばして、体を撫でてみましょう…。
ふ~んわりモコモコとした綿毛(わたげ)ような、まるでぬいぐるみのように柔らかな感触が、あなたの右の手の平に…ぽよぽよとして、気持ちいい。
ぽよぽよ…ぽよぽよ…。
そうして一人と一匹で、穏やかに戯(たわむ)れながら、またな~んとなく正面の湖を…見つめます。
何も考えることなく、ただぼ~んやりと…一人と一匹で、見つめる。
水面(みなも)にゆらめく太陽の光が、繰り返し繰り返し…。
キラキラと反射して…ずっと綺麗。
あなたは角(つの)の生えたウサギとともに、湖を見つめます。
跳(は)ね返る光の反射が、キラリキラリ…。
キラリキラリ…キラリキラリ…キラリキラリ…。
あなたはウトウトして、もう眠くなっています。
森を探索して、歩き疲れてしまったのかもしれません。
ここで昼寝してゆきましょう…。
あなたが疲れを癒すために、体を休めることは、とても大切なことです。
私が3つ数えると、あなたはその世界の中で…さらにふか~い眠りの中へ、落ちてゆきます。
3、2、1…。
あなたは深く眠ります。
(未来を予告、月光の暗示)
あなたは今、この催眠空間の中でも、かなり深いところにいます。
私の声とこの言葉が聞こえるうちに、よぉ~く注意して聞いておいてください。
このあとあなたはその場所で、偶然サキュバスに出逢います。
オスの精を抜き、魂を奪うと言い伝えのあるこの悪魔のことを、あなたはとても怖(おそ)れています。
けれど小さくとも必ずどこかに、「助け」があります。
「希望」だけは…捨てないでください。
それともう一つ…。
この催眠世界で「人の身」に起こる、ある特異な現象について…お話しておきましょう。
ヒプノワールドに長く居ると、だんだん腕や脚、背中や首、そのほか体の筋力が低下して、自由に動かすことが出来なくなります。
力を無くして、脱力したような状態になるのです。
そう、動かすことが出来るような出来ないような…不思議な感覚になります。
昼間のうちはまだ大丈夫ですが、夜になると…特に月の光を長く浴びていると、極端に筋力が低下します。
歩くことも、物を掴(つか)むことも、立ち上がるこさえ出来ないほどに…。
しかしそんな状態であっても、あなたにはちゃんと意識はあり、目も見えています。
ほかにも聴覚(ちょうかく)や嗅覚(きゅうかく)、味覚(みかく)や触覚(しょっかく)など、五感で認知できるあらゆる感覚は、すべて残ります。
けれど体を自由に動かすことだけは、絶対に出来ません。
何故か必ず…そうなってしまいます。
ときどき意図せずに動く部分もあると思いますが、それは自然な生理現象なので、特に不思議ではありません。
いいですね?月光浴(げっこうよく)は、短めに…。
この筋肉の弛緩(しかん)状態が解(と)けるタイミングは、私が現実の世界へ引き戻したときと…あとはサキュバスが、あなたの体の一部分に力を与え、動かす能力を持っています。
他にも何か…秘めた魔力があるかもしれません。
少し話が長くなりました…。
一度そこからあなたを引き戻しましょう。
今ここで私が話したことは、あなたが目を開(あ)けると同時に…すべて忘れます。
頭の奥底では覚えていますが、決して思い出すことはありません。
さぁ、私が3つ数えて手を叩くと、あなたは一旦(いったん)目を覚まします。
完全に覚醒するわけではなく、半分催眠の世界に入った状態ですが…。
しっかりと、目を開(ひら)きます。
1…2…3…。
(パン)
おかえりなさい。
ちゃんと目は、開(あ)いていますか?
体の自由も、利(き)いていますね?
「森をぬけて、草原まで」
このヒプノワールドを体験したあなたは、実は今も…トランス状態が続いているのです。
音声ファイル1は、いわばその状態を作り出すための、トランストレーニングでした。
次の音声からはもっともっと、刺激的になります。
通常では考えられないような「快感」が、あなたを待っているかも…知れませんね?
こんなふうに、催眠を続けていたい場合には、この音声ファイル1を終了して、音声ファイル2を再生してください。
これ以上催眠を続けたくない場合には、音声ファイル4(よん)を再生してください。
あなたの中に入れた暗示をすべて解除して、スッキリとさせます。
それではまたすぐに、お逢いしましょう。
音声ファイル2へ つづく