03
こうして、あたしたちの近親相姦は始まった。
基本的にはあたしがリードする形だ。
あたしがしたい時にキスやエッチをする……コンドームもあたしが買ってきて、する時に着けてあげる。
なるべく両親のいない時にしたいんだけど、二人ともいないなんてことは滅多にないので、夜中にこっそりとすることが多い。
でもそれだと息を殺してしなければならないのがちょっと辛い。
夕方、お母さんが買い物に行ってる間に、急いでしたこともある。
射精はしてもらえたけど、慌ただしくて情緒がない。
第一、そんな方法だとあたしはイけないので、むしろ欲求不満になる。
思いきり喘いでみたいけど、まさかそのためにホテルに行くわけにもいかない。
二人の小遣いを合わせても、月にそう何度も行けないし、近場というわけにはいかないから移動費もかかる。
おとなしく家でするしかないんだけど、イマイチ盛り上がりに欠ける日々が続いていた。
……それに、弟の方にも何か不満点があるらしい。
けど、それを教えてくれることはなかった。
弟との性生活の不満……なんて誰にも相談できるはずもなく、悶々とした日々が過ぎていく。
そんなある日、弟が仕事先の神社を訪れた。
その日はちょうど参拝者も少なく、暇を持て余していた。
あたしは弟を連れ、人目に付かない場所へと向かった。
すでにこの神社の境内については神職の人たち並に詳しい。
誰にも見られることなく、こっそりと二人きりになれる場所があった。
その日は弟の機嫌もとても良くて、満面の笑みを久しぶりに見た気がする。
もちろん、可愛い弟の笑顔を見ればあたしも気分がいい。
何度も周囲に人がいないことを確認して、抱き締めた。
キスをすると、弟も舌を絡めてくれる。
それが嬉しくて更に深くキスをして、体をまさぐる。
すぐに、勃起していることに気が付いた。
それと同時に、弟が巫女服好きだったことを思い出す。
そうか、最初のエッチ以来、家で巫女服を着ていなかったことが不満だったのかもしれない。
そう思ったあたしは、場所もわきまえず弟を誘惑する……それは、物の見事に成功した。
弟の性欲は一気に昂ぶり、興奮した面持ちで迫ってくる。
キスも、体をまさぐる手の動きも、何もかもが熱い。
巫女拭くの隙間に手を入れて下着をずらし、すぐに生オッパイを揉み始める。
ここでする気だ!
これまではずっと、あたしがリードしてきたけど、今の弟は脇目も振らず攻め込んでいる。
少し落ち着かせようとしたのは逆効果で、あっと言う間にショーツまで脱がされた。
強気な弟にドキドキする。
乳房を、乳首を愛撫され、尻を、下腹部を撫で回されて肉欲を駆り立てられる。
激しいキスをされて、周りが見えなくなってくる。
あたしはアッサリと落ちていた。
クリトリスと陰唇を撫で回されて、女性器はすっかり潤っていた。
弟のチンコは最初から勃起したまま。
ズボンからそれを取り出し、あたしの股間に向けた……そこで弟が、ふと我に返る。
コンドームを持っていなかったのだ。
あたしも助勤中だから持っていない。
だから……いいよ、と頷いてあげた。
ここまでされて、途中でやめることなんてできるはずがない。
攻め込んでくる弟は格好良かったし、セックスしたいという気持ちも抑えられない。
あたしはもう、生理周期も周囲の状況確認も忘れて、弟のペニスを欲した。
近親相姦の快楽を求めていた。
あたしの許可があれば、弟も遠慮しない。
生チンコを生マンコに突き刺すのに、もうためらいはないようだった。
太陽の光に照らされたチンコが、あたしの股を割って入る……挿入される。
ゴム越しではない生の感触が、入って来ただけであたしに軽い絶頂をもたらす。
あまりの快感に声をあげそうになったが、弟の手があたしの口を塞いだ。
そうか、人気がないとは言え、ここは境内。
あまり騒げば誰かに声が聞こえてしまう。
喘ぎなど聞かれてしまっては、すぐに青姦しているとバレてしまう……しかも巫女が、まだ若い男の子と。
見る人が見れば、姉と弟だともバレる。
近親相姦を大々的に公表するわけにはいかないのだから、声は抑えなければならない……結局、ここでも声を出せないのは辛いけど、弟はかなり喜んでいるようだから、あたしは我慢しよう。
大好きな弟が場所もわきまえず姉とのセックスに耽る。
こんなに興奮するシチュエーションは、他になかなかない。
激しく攻め込んでくる男らしさも加えて、あたしはもうメロメロだった。
立ち後背位の体勢で突き込まれる。
背後から抱き締められ、オッパイをこねくり回され、乳首を摘ままれ……声が出そうになると、手で口を塞がれる。
息苦しくて、まるで犯されているかのよう。
でもその手は愛する弟のものだから、指を舐めたり、咥え込んだりする。
指をフェラチオしているようで興奮し、そこへまたチンコを突き立てられるから快感の度合いが凄まじい。
ビタンビタンと打ち付けられる股間。
ジュボジュボと響くマンコの汁音(しるおと)。
声を出さなくても、セックスの音というのは大きい。
弟も喘ぎ声を殺してはいるけど、抑え切れてはいなかった。
それでも、お互いセックスをやめることはない。
弟のチンコに、姉のマンコに強い快感を覚え、理性を飛ばして近親相姦に耽る。
屋外であること、神社の境内であること、バイト中であること。
誰かに見つかるかもしれないこと、姉弟だとバレてしまうかもしれないこと、避妊していないこと……弟としては、あたしが巫女服であることも。
何もかもがあたしたちを熱くし、性の快楽に耽溺(たんでき)する。
男らしいペニスがあたしの膣内を掻き回し、Gスポットを、ポルチオを刺激する。
特に、後背位だとGスポットへの快感が強い。
クリトリスの内側辺りを何度も擦られ、その度に痺れが来る。
その強い快感で、あたしはもう数えるのも忘れるくらい絶頂していた。
でもまだ軽いアクメだ。
だって、まだ立っていられる。
声を殺すよう意識することもできる……できている、はず。
でも、気を抜くとまずい。
Gスポットで軽い絶頂を与えられ続けたところに、子宮口への強い一撃が来ると、一瞬意識が飛ぶ。
強烈な快感で体中が痺れ、理性を削り取られて……イく。
どれくらいの時間、挿入されていただろう……イきすぎて、もうマンコの感覚がなくなりつつあった。
もちろん快感はある。
気持ち良すぎて、普通の快感と絶頂の区別が付かなくなっていた。
ついに自力で立っていられなくなり、弟に支えてもらいながらバックで突かれていた……それが、ふっと終わった。
ペニスが引き抜かれた喪失感で、混濁していた意識が戻ってくる。
射精したのかな?
そう思って弟を見ると、快感を我慢しすぎて疲弊した顔……まだ射精してないんだ。
そう思った瞬間、弟の願望がわかる。
あたしは弟が、咥えて?
と言う前に、
その雄々しいチンコにしゃぶり付いた。
その瞬間、口内でビクンビクンと暴れ回る。
射精してる。
精液の匂いが口の中に広がり、鼻に抜ける。
喉に直接飛び込んでくるザーメンの勢いが凄い。
むせないように注意しながら、赤ちゃんの素を飲む。
跳ね回るペニスを啜り、大量に注がれるザーメンを喜んで嚥下(えんげ)する。
……けど、口じゃなくてマンコに中出ししてくれれば良かったのに。
ボーッとしたままフェラチオを続け、一滴もこぼさず弟の精液を飲み干した。
それでようやく、意識がはっきりしてくる。
そうか、やっぱり近親相姦で膣内射精するのはまずいか。
弟は、最初のセックスの時からちゃんと避妊を意識してくれている。
それは姉としては嬉しく、女としてはちょっと悲しい。
でも、確かに妊娠するわけにはいかないから、これでいいんだろう。
ひとしきり射精を終えた弟が、あたしの口から出ていこうとする。
そのお尻を押さえ込み、グイッと近づけてフェラチオを続ける。
まだビクビクとしてるチンコが、口内に心地いい刺激をもたらす。
生セックスでたっぷりイかせてもらったお礼に、連続射精させてあげるのだ!
あたしは息を整えて、真面目にフェラチオに取り組む。
弟は可愛らしい声を漏らすが、もう逃げはしなかった。
むしろ、あたしの口マンコにペニスを突き込んでくる。
口内をすぼめ、棒に密着させてやると、マンコとは似て非なる快感の蜜壷になるようだ。
舌を動かしてあげると、更に喜びの声をあげる。
けど、弟が動きたがっている時は、素直に口マンコに徹してあげるのがいい。
舌を丸めてチンコに密着させて、口内での動きをスムーズにさせてやる。
もちろん、歯には注意が必要だ。
舌の上をすべり、上あごに亀頭を擦り付ける。
時々喉の入り口に当たるけど、喉チンコにまで当たることはないから怖がることはない。
あたしの頭を持って、腰を前後させて抽送する。
押し込まれる時は軽く吸って、引き抜かれる時は噴いてあげると、よりスムーズな動きになる。
こうしていると、たった今、我慢に我慢を重ねた射精をしたばかりだというのに、もう達する。
射精する時にあげる可愛らしい呻き声が聞こえたら、お尻を押さえ込んで口マンコの一番奥でザーメンを発射させてあげるのだ。
気管に入ってしまわないよう注意して、食道にそのまま流し込む。
ブルブル震える足腰を支えてやり、チンコを啜って精液が残らないよう綺麗にする。
射精している時に亀頭に舌を這わせると、噴き出てくるザーメンの感触がわかるのが気持ち良くて好き。
射精を終えたら、金玉を撫でて捏ねる。
キュッとすぼまった睾丸をほぐして、一滴残らず精液を絞り出す……この時、上手に金玉愛撫をしながら啜ってあげると、チンコも頑張ってくれる。
射精の脈動を舌の上で感じながら、その精液を一滴残らず飲み干す、この快感。
絶頂しすぎた弟が腰砕けになって、荒い息を吐くのが可愛らしい。
あたしは、尿道に残ったザーメンまで残さず全部啜り取る。
いつもならこれで終わるんだけど……今日はもの凄くいいセックスだったから、あと一回くらい射精できるかもしれない。
ペニスを離すことなく、今度はあたしが頭を前後させる。
快楽の悲鳴が聞こえる。
あたしの頭を掴んでフェラチオを終わらせようとするんだけど、結局は快感に勝てずに続きを促してしまう弟。
なんて可愛らしいんだろう。
なんてエッチなんだろう。
あたしたちの近親相姦は、これからも続いていくはずだ。
家では派手にできないセックスを、こうして屋外でする快感を覚えてしまったのだから……この、境内の穴場の他にもあるはずだ。
あたしと弟が、遠慮なく喘ぎながら近親相姦できる場所が……。
そう、青姦でいい。
ラブホは最終手段にしよう。
とりあえず誰かに見つかるまでは、神社の境内で、巫女服のままし続けようと思う。