Track 4

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男女交際に当たり外れがあるように、援助交際にだってある。 むしろ外れが多いのが援助交際じゃないかしらね。 外見だけ良くても、性格やチンコが良くない時は結構ある。 私みたいにセックスを楽しみたいから援交してる身としては、外見にこだわりすぎるのは良くないとわかってはいても、実際に体を合わせてみないと楽しめるかどうかわからないのだから、 まずは外見で選ぶしかない。 ……ホテルに入る前に、その人のセックスの傾向やペニスサイズが調べられるワケじゃないんだから、援交自体がギャンブルみたいなものになっちゃう。 当たった時はもちろん嬉しい。 でも外れると、よけい欲求不満になっちゃうのがキツい。 とはいえ、今まで暴力的な人や犯罪的な人には当たってないから、大外れを引いたことはないわね。 人を見る目があるのかもしれない、なんて無邪気に思ったりもするけど、特殊な性癖の人に当たると自分の目のボンクラさを嘆くしかない。 その日のオジサンも、なかなか特殊な人だった。 そもそも、買春をしようって人は性欲旺盛なはずなんだけど、そのオジサンは開口一番……セックスはしなくていいからフェラチオを頼む、と来た。 そりゃまぁ、フェラは好きだけどさ。 でも、セックスの方が好きなんだけど……もしこれで、セックスしない分だけ安くしてくれ、なんてみみっちいこと言うようなら何もしないで終わりにしてたけど、そんなケチなことは言わなかった。 セックスしなくていいから楽だろう? とか言うのもNGだったけど、それもない。 どうやらこのオジサンは、本当にフェラが好きなだけなのね……それなら、そういう専門店に行けばいいのに。 もちろんそんな野暮なことは言わず、早速フェラチオに取りかかる。 ……まだ勃起してないペニスは、普通より少し大きいくらい。 咥えきれなくなるほど大きくなったり、 もの凄い嫌な匂いがしたり、おかしな病気が~……なんてことはなさそう。 普段なら手コキも交えて行くけど、フェラ好きだって言うならやっぱ口だけで行ってあげるのがいいわよね。 私はまだフニャフニャのペニスに舌を伸ばして、亀頭をパクリ。 モグモグしながら吸い込んで行くと、オジサンは嬉しそうに喘いで勃起していく。 勃起率が弱いのかなと思ったらそんなこともなくて、 少し咥えて、ツバを出してる間に見事に勃起してくれた。 咥え心地のいい、立派なオチンチン。 フェラもいいけど、これをマンコにぶち込んでジュボジュボしてくれたらいいのになぁ、と思う。 フェラをしてる間に気が変わるかもしれないから、まずは望まれるままフェラで気持ち良くしてあげよう。 一気にたたみかけるようにして射精を促すのがいいか、それともじっくりするか。 オジサンの反応を見ながら、臨機応変にしていこう。 まずはゆっくり、そして徐々に強くしていく。 フェラは口内でチンポをもてあそべる所と、男の人が喘ぐ姿を堪能できるのがいい。 舌先で亀頭を転がし、エラを舐め回してあげる。 尿道口に舌先を突き刺して、侵入していくかのように蠢かせる。 くびれ部分を唇で甘噛みしながらすると、より刺激的なんだろう。 喜びの喘ぎを漏らすオジサンに、私は嬉しくなって更に攻め込む。 口をすぼめて、息を吸うようにしながらペニスを吸い込む。 じゅるるるる、と水音を立てるとよりエロティックだ。 口内全体にペニスが当たるようにしながら啜り、吸い込む。 抜く時も口内に密着させつつ、少しだけ吸いながら顔を引いてペニスを引き抜く。 この時、吐き出すようにしちゃ駄目で、 あくまでも吸いながら抜き差しするのがいい。 口内に密着させて、肉棒を扱くようにするワケ。 手コキでもパイズリでも、オマンコでも一緒。 オチンチンは密着しながら擦るのがいい。 オジサンは凄く喜んでくれて、あっと言う間に昂ぶる。 フェラチオ好きなら、口内射精で飲精するのがいいか、それとも顔にぶっかけて楽しむ方を好むか……オジサンは、出る、イく、 としか言わなかったから、私の独断で飲むことにした。 ……ツバを溢れさせつつ、激しく口腔ストロークをする。 顔を前後させてペニスを舌で扱き、唇で擦る……そしてオジサンは、上手に射精した。 ちゃんと射精することを告げてくれたから、気管に詰まることなく口内射精を楽しむ。 口いっぱいに広がる精液の味と匂いを堪能し、私も強い官能を味わう。 子宮がキュンキュンして、 オマンコがトロトロに蕩けていくのがわかった。 口内に注がれたオジサンザーメンを、すぐに飲んでしまうのはもったいない。 ペニスも咥えたまま、しばらくコッテリした精液を舌で転がす。 もちろん、こぼしたりしない。 唇を固く閉ざし、ペニスに刺激を与えつつ精液があふれるのを防ぐ。 尿道に残った精液まで全部出た頃合いで、ペニスを噛まないよう注意しながら飲み下す。 ツバで薄まった精液は飲みやすくてゴクゴクと飲んでしまえる。 飲み干したからって息を吐くとザーメン臭が飛んでしまうので、ペニスを咥えたまま第二ラウンド。 抜かずの二発目フェラ。 私は咥えたまま、このまま続けますか? なんて、暗にセックスをねだるように訊いてみる。 けどオジサンは筋金入りのフェラチオマニアらしい。 喜んで頷いて、フェラ続行を頼んでくる。 フェラが上手だって言ってもらえるのは嬉しいんだけど、セックスもしたい。 私は上半身裸になって、パイズリフェラに切り替える。 オッパイを見れば、更に性欲がわき上がるかもしれない。 ……結果、性欲はわき上がった。 だけど、やっぱりフェラで射精したいという。 私の乳房は、大きすぎず小さすぎず、いい形をしてると思うんだけど……こうなったら仕方がない。 セックスしたいって言ってくれるまでフェラを頑張るしかないか。 そう思って、汚らしくならないギリギリの所まで淫らに、パイズリフェラをする。 淫語を交えつつセックスをおねだりしてみたり、 マンコの気持ち良さをとくとくと語ってみたり……結果的には、そのすべてが無駄に終わったワケだけどね。 セックスどころか、パイズリさえ早々に終わらせられて、またフェラチオに。 結果、そのオジサンは三回のフェラチオ射精で満足してくれたけど、私は超・欲求不満。 交際の当たり外れというか、セックスの相性の当たり外れが、外見でわかるようになったらいいのになぁ……。