03
え……うわっ、何この匂い……うぅん、知ってる。
これって精液の匂いだわ。
エッチの後、お風呂上がりの部屋でこういう匂いがしてた……まさかこの子、私が来る前に誰かとエッチを。
なんて、まさかねぇ?
たぶんオナニーしたんだわ。
精液拭いたティッシュがゴミ箱に入ったまま……なんで掃除しておかないのよ!
この匂い、自分で気付いてないワケ!?
あぁ……。
そう言えば、彼も自分の精液の匂いには鈍感だったかも……それにおばさんの帰りが遅くなるって言ってたっけ……つまりこの子ってば、自分で掃除はしないのね。
あぁ、もしかすると。
いつも私が来る前にオナニーしてたけど、それに気付いたおばさんがちゃんと掃除しててくれたのかしら……そう言えば、いつもより部屋自体も汚い。
うぅん、普段が綺麗すぎたのね。
体育会系の部屋にしてはずいぶん片付いてると思ってたけど、なるほど、そういうことだったワケね……うぅん、やっぱり男の子はオナニーするのね。
けど、わざわざ今しなくても。
うぅん、私が来るからしたのかしら……私のこと思ってしたの?
私の……ごくん……い、今は澄ました顔してるけど、何を想像してしたのかしら……オッパイ?
それとも……。
えっ……あ、あぁ、ごめんなさい?
ちょっと気になって……
って、いけない!
余計なことをっ……
あ、い、いえ別にっ……こほん。
さぁ、授業を始めましょう?
いっけない、気付いちゃったかしら……気付いちゃったわよねぇ。
うわぁ、耳まで真っ赤。
そりゃ恥ずかしいわよね。
私だって、自分がオナニーしたなんて誰かに知られたら……ふふっ。
俯いちゃって、可愛いわね♪
体格なんか私よりもいいくせに、こ~んなに小っちゃくなっちゃって……この子のこういう所って、なんだか嗜虐心を誘うわよねぇ。
からかい甲斐が……。
うぅん、いじめ甲斐があるというか……は!
い、いけないいけない。
私ったら何考えてるのよ。
この子には勉強を教えに来てるんであって、からかいに来てるワケじゃ……ない、けど。
でもこの様子じゃ、今日はもう勉強になりそうにもないわよねぇ……モジモジしちゃって、あれってたぶん、アソコを隠してるのよね……大っきくなっちゃったアソコを!
ごくり♪
……ね、ねぇ?
なんだか、その……変な匂いがするんだけど?
あら、何?
ゴミ箱に何か入ってるの?
……ま、待ちなさい!
今更捨てに行ってももう遅いわよ……もうバレバレ。
ふふっ……ねぇ、そこに何が入ってるの?
この匂いの元、いったい何なのかしら?
駄目よ、ちゃんと答えなさい。
先生に訊かれたことははっきりと言わないといけないでしょう?
う、うわぁ~!
何これ、苛めるの楽しい……男の子からかうのって、すっごい楽しい!
……なんで答えないといけないかって?
それは……先生の、身の安全の確認、かしら。
君くらいの年の子って元気が良すぎて……それに、体格だってこんなに違うでしょ?
いくら私の方が年上だからって、もし君に襲われたら抵抗なんてできない……それに、今は。
お家の人も、誰もいない……今ここには、君と私の二人きり……どんな間違いがあるか……あら、そう?
紳士なのね。
でも、だったらそのゴミ箱の中に入ってるのは、なぁに?
ちゃんと言いなさい。
私が来る前に何してたの?
……何?
怒ったりしないから、もっとはっきりと……オナニー?
マスターベーションのことね……自慰行為。
ふぅん、オナニーね。
ねぇ、もしかしていつもしてたの?
私が来る前に、いつも……あらぁ?
だったら、何で今日に限ってしたの?
今日初めてオナニーしたわけじゃないわよね?
……そうでしょう?
あぁマズい、マズいマズい!
なんかエスカレートしてきちゃった!
何この子、素直過ぎる、生真面目に答え過ぎるぅ~♪
ヤバいヤバい、超可愛いんですけど!?
あぁ、もぉ~。
ねぇ?
オナニーしたのは一回だけ?
それで足りたの?
……だから、もう興奮しないのかって聞いてるの……だって君、いつも私のオッパイや足、物欲しそうに見つめてたでしょ?
一回オナニーしただけでもう興奮は治まったの?
私に欲情したりしない?
真面目に勉強できる?
……あら、できるの。
ふぅん……でもそれ、嘘よねぇ?
物足りないんでしょう?
いつも私が来る前にオナニーしてたんなら、いつもあんな目で私のこと見つめないでしょう?
……えぇ。
うん、だからね?
勉強中に興奮しないようにしなくちゃいけないと思うのよ。
だからぁ……もっともっとオナニーして、いっぱいいっぱい射精してぇ……ごくり。
勉強中に余計な妄想できないようにしておけばいいと思うの♪
そう思わない?
思うわよねぇ!