Track 11

第10話

妹595「わ……。兄さんのペニス、こんな見た目なのね。すぅ……、っ、はぁ……。ふーん、こんな匂いなのねー。すんすん」 兄 「嗅ぐのやめてくれませんかね……」 妹596「あ、ごめんなさい。嗅がれたくなかった? ……でも、今から舐めるんだもの、匂いを嗅ぐくらい許して欲しい」 兄 「あー、おー」 妹597「あ、妥協しようとしてる。別にいいの。いいのいいのっ。変に、そうやって優しくされると困る……。     今の私は、兄さんを弄繰り回す自分に酔ってるだけだから……その、兄さんはさっきまでみたいにしてて。口だけで否定するみたいに」 妹598「じゃないと……、そうやって優しくされると……恥ずかしくなって、あの……何もできなくなるから」 妹599「私を受け入れてくれる覚悟を決めたとしても、さっきまでみたいに、体だけ私に預けてくれればいいから……」 兄 「……」 妹600「っ、ぁ……ぺろ。ん、ちゅ、ちゅー……。そう、それでいいの。はぁ……、ん、ちゅ、ちゅっちゅー、ちゅ、ん……、ちゅる、ちゅるるる」 妹601「ん……。兄さんの、熱い……。ん、ちゅ、ちゅぅ、える、える……ん。ちゅるるる、ちゅっちゅっ」 兄 「お前が冷え症だからじゃないか」 妹602「んぁ、ん……私の体温が低いから……? ん、そんなことはない。手、出して……?」 妹603「うん。ほら……顔、触って……?」 妹604「熱い、でしょ? ……自分でも解るの。本当、顔から火が出そう……。心臓だって……ぁ、触る? どこをって、胸のことだけど」 兄 「いや、遠慮しとこっかなーって」 妹605「あー。そんなこと言うなら無理やりにでも触らせないと。待ってて、パジャマ脱ぐから」 兄 「ままっ、まてて! 待てて!」 妹606「待たない。それにどうせ……後から脱ぐじゃない」 兄 「あー」 妹607「ん……。脱げた。ほら……触って?」 兄 「お前ブラジャーはどこいった」 妹608「え、ブラジャー? 寝るときくらい外してるわよ。なに? ブラジャーしてるほうがよかった?」 兄 「そんなんじゃないが」 妹609「ブラジャーなんていつでも見れるでしょ。脱衣所に行けばあるし、洗濯物の中にもあるんだから」 兄 「そういう夢も希望もないようなことを言うんじゃ有りません」 妹610「ん、ほら……触らないの……? 女の子の胸……、おっぱい、触ったことないんでしょー?」 妹611「まぁ……おっぱいなんて、ただの脂肪だし……感触は二の腕と大差ないものだけど……」 妹612「ん……、もう……、本当優柔不断なんだから……。手。顔じゃなくてこっちに持ってくる。んっ、ほら、こっち」 妹613「ん……ぁ。どう? 心臓がとくんとくんって言ってるの、解る? 心拍数だって、いつもより早く……。     ふふっ、こんなに血液のめぐりがいいんだから、体温はいつもよりぐんと高いはず。それに……」 妹614「はぁ……、っ、これって……火照ってるって言うんでしょ? つまり……、興奮してるってこと……」 妹615「そんな私よりも、兄さんのペニスのほうが熱いってことよ? ふふっ、どれだけ興奮してるのー?」 兄 「……うるさい」 妹616「んーん、いいの。嬉しいから……。んっ、ぁ……。あ、そういえば……前に兄さんに、胸……揉まれたことあったっけ。“俺のテクニックを見せてやるー”って言って」 兄 「わ、忘れなさいそんな昔のこと」 妹617「大して昔の話じゃないでしょ。ん、それじゃ……今日は兄さんの腕前を見せてもらおうかしら。私は私で、兄さんのペニスに……私のテクニックを披露するから」 兄 「えっ。お前初めてじゃないの?」 妹618「むっ。言葉のあやよ。こんなことするのこれが初めてに決まってるでしょ。兄さんに合わせただけ。……だから、痛かったら、言って……。ぁ、んむ」 妹619「ちゅ、ちゅるる、ちゅるっ、ちゅっちゅっ、んぁ、んっ、んん……、ちゅる、ちゅっ、ん、ふぁ、はっ、ん……ちゅ、ちゅぅー」 妹620「ちゅる、ちゅ、ん……、ちゅっ、ちゅぅ……ん、んん……ぷぁ……」 妹621「……もっと、激しくこねてもいいのに。兄さん? 痛かったら痛いっていうから、もっと自分のしたいようにしていいのよ?」 兄 「いや、こうしたくてこうしてるんだけどな……」 妹622「え、感触を……じっくり確かめたい? んん……、そう……」 妹623「……でも、こんなのじゃ……ん、ふっ……はぁ。私は、普段、もっとこう……」 兄 「普段?」 妹624「ん……なんでもない。兄さんのテクニックを見るんだもの、口出しはしない。兄さんも、してほしいことがあったら言って……。ん、ちゅ、ちゅる……」 妹625「ちゅぅ、ちゅっ、ちゅ……ちゅぴ、ちゅ、ちゅる……ん、ぺろ、えるえる……。んぁ、……ぁむ、じゅるっ、じゅるるる、ちゅるっ」 妹626「ん、んっ……ちゅっちゅっ、……んぁ。感度が良さそうなのは……この、ちゅる、ちゅっ……先端のところよね。どう? きもちー?」 兄 「まぁ、ほどほどに」 妹627「ん、そっか。じゃ、重点的にやってみる。先端だけなら、口の中に収められそう……。舌でねろねろ……、ぁー……む」 妹628「ちゅ、ちゅるる、ちゅるっ……ん、ちゅぱ、ちゅぴ……ふぁ、ん、ちゅ、ちゅー……、ちゅっ、ちゅる、ちゅぴ……、ん。ぁ……」 妹629「手、止まってる。気持ちいいの? ん。いいの、そのまま……。快感に身をゆだねていいから……」 妹630「える、えーる、んー……、ちゅるるる、ちゅっ、ぁ……、ちゅっ、ちゅぴ、ちゅぱ……んむ、ちゅ、ちゅる、じゅるるるるっ」 妹631「ん、びくびく震えてる……。気持ちいい証拠よね。ふふっ、面白い。えるえる、ん、ちゅぅー……ちゅぴ、ちゅっちゅっ」 妹632「んー……この溝のところ。んぇー……ちゅるるっ。んふ、声が出てる。きもちー? なら、もっと……。える、える……ちゅる、ちゅっ、ん……える、えーる、える、ちゅるっ」 兄 「す、ストップストップ」 妹633「ん、んー? ろうしたの……? 気持ち良すぎて駄目な感じ?」 兄 「いや、まぁそれもあるんだが……。そろそろまずい」 妹634「そろそろ、まずい? まずいって……、ここまできて、マズイもなにもないでしょ」 兄 「そうじゃなくてですね」 妹635「んー……。ぁ、もしかして、いきそう?」 兄 「有り大抵に言えば」 妹636「そ、そっか。いっちゃいそうになったのね。……それだけ、気持ち良かったってこと?」 兄 「気持ち良くなかったらいきませんわな」 妹637「ん。そっか。じゃあ、次のステップね」 するする 兄 「いや、なんでパンツ脱いでるの」 妹638「ん。なんでパンツ脱いでるの、って……。だから、次のステップ」 兄 「え。まさかそういうこと?」 妹639「うん。そういうこと。……お腹に手、置くね?」 兄 「いや、待とう。うん、落ち着こう」 妹640「待たない。それに落ち着いてるってば。私は至って正常です」 兄 「いや、だっておかしいじゃん。これ以上はやばいじゃん?」 妹641「んふっ、どうしたの? さっきまでは、のらりくらりで受け入れてたのに、ここにきて逡巡するんだー、ふふっ」 兄 「笑い事じゃないでしょう」 妹642「んー、まぁそうこなくっちゃ。レイプのし甲斐がないよね……。というか、レイプじゃなくなるし……、レイプじゃなかったら、私だってこんなことできないし……」 兄 「え、犯されるの俺?」 妹643「ん? どうしたの? 最初に言ったでしょー。兄さんをレイプするって。     嫌よ嫌よと言いながらも、結局体は受け入れてしまう、そんな兄さんを犯して……んっ、ぁ……その性格を、他の人に見せる危なさを、教えて……んんーっ……あげる、って……」 兄 「まて。待ってー、お願い」 妹644「んん……。だから、兄さん……? 嫌なら、嫌と言って? そして、口だけじゃなくて、体でも拒否するの。     そうしたら、私だってやめる。別に、兄さんの体を縛ってるわけじゃないもの。私をどかせて、逃げるだなんて大したことじゃないでしょ?」 兄 「いや、うん……まぁ、そうなんだが」 妹645「ね……? そうやって、最後には受け入れちゃうの、兄さんは。     その性格は、危険……んっ、んんっ、ぁ……なの……。だから、私にだけ……ぁっ! 家族の……私にっ、だけ……見せてれば……んっ、いい……からぁ」 妹646「んぁ……兄さん? 解る? 私のが、兄さんのを受け入れたくてうずうずしてるの……。先っぽに擦り付けられてるのは、私の……ヴァギナ……、ぁー……おまんこ、ね」 妹647「まだ誰の中にも入ったことがない兄さんのペニス……、私の中に……はあぁ、入れる……」 妹648「ん、大丈夫……。せっかくの初めてだもんね、あんなに胸をじっくり撫で回す兄さん……きっと、ドーテー卒業も……んんっ!     初めてっ、の……ヴァギナの、感触も、じっくり味わいたいんでしょ……?」 妹649「だから、ゆっくり……ん、腰を、落として……、ぁぁーっ……、あげる、からぁ……」 兄 「ま、まて……」 妹650「嫌なら、私を突き飛ばしてね……? いま、は……体支えるので、せーいっぱいで……ふふっ、簡単にどかせられるわ……ふ、んんー……」 妹651「あ、くっ……んっ! はぁっ……はぁっ……、もっ、と……奥っ、んんーっ!」 妹652「つぅ、ん、んっく! はぁっ……ん、んぐっ、はぁ……、ゆっ……くりぃ……」 兄 「……ぁあっ! もう!」 ずんっ 妹653「――ひっ! あっ! ~~っ! はっ……――はっ。はっ……にー、さっ。はぁっ、はぁっ。いきなり、腰つきあげるなんてっ、ふふっ、我慢、できなくなった……?」 兄 「お前が我慢しすぎなんだよ」 妹654「え? 私が、我慢しすぎ……? ん、別に、我慢なんて……」 兄 「そんな顔してよく言うわ」 妹655「んぇ? 顔……? なに、頬っぺた撫でないで。んんぅ」 兄 「泣くほど辛いならそう言えばよかろうて」 妹656「えっ、私、泣いてる? ん、んん……情けない……」 妹657「だって、こんなに痛いなんて聞いてない……。裂けるかと思った。しかもじわじわ裂くとか、もう……拷問」 兄 「だから無理すんなと」 妹658「む、無理なんてしてない。したかもだけど、これは、兄さんのためであって……私のことは、別問題で……」 兄 「馬鹿」 妹659「ば、馬鹿ってなによっ。だいたい、誰のせいでこんなことになったと思ってるのよぉ……」 兄 「んなこと言われても」 兄 「とにかく、もうやめよう。な?」 妹660「や、やだ! やめない! このまま、続ける」 兄 「いやいやいや」 妹661「兄さんだって、初めてのセックス……脱ドーテーを、中途で終わらせたなんてことにしたくないでしょ?     私だって、破瓜の痛みで止めたなんてのは、なんだか……誰にも言うことはないんだろうけど、なんか、嫌」 妹662「だから、このまま続けるのっ。いいから、兄さんは寝てて。私が一方的にレイプするんだから」 兄 「もうそんなムードじゃないだろ」 妹663「もうそんなムードじゃ、ない……? ん、じゃぁ……そういう気分にしてあげる」 妹664「キス、しよ……兄さん」 兄 「へ」 妹665「あ、それとも……フェラした後のキスは、嫌かな……。そういう人、いるって聞いたことがあるけど」 兄 「いや、それは気にしないが」 妹666「気にしない? そっか。じゃ……動かないでね。ん、ちゅ、ちゅっ、ちゅぅー」 妹667「ほら……兄さん……? 兄さんのペニスが、妹のヴァギナの中に入ってるの……解る? 禁断の蜜壺……。味わえるはずがなかったモノを、兄さんは今、味わってるの」 妹668「初めての女の子の中、どう……? 妹の初めてを奪ったお味は? 誰のモノの侵入も許したことがない穴の中に、無理やり押し込んだ感触は、どう?     兄さんのを、きつきつに締め付けてきてるでしょ? ふふっ、これが……女の子のヴァギナ……。これが、セックス。挿入するということ」 妹669「ほら……、段々、自分がしていることの凄さに気付かない? 味わったことがないものを味わえたこと。     味わえるはずのなかったものを味わえたこと。兄さんが感じているものは、特別なものなの。他の誰でもない、妹の私の中にペニスが入っている……」 妹670「ん、ちゅっ、ちゅるっ。ほら、妹の唇だよ? 毎日見てる、見慣れたもの……。     そこにあるだけで当然だったものが、突然性の対象になった気分はどう? 背徳感? ぞくぞくする? いけないことをしている気がする?     ふふっ、安心して。これは犯罪ではないの。だから、いくらしても大丈夫。誰も兄さんを裁くことは出来ないわ」 妹671「だから、いいの。ぞくぞくしていいの。どきどきしてもいいの。興奮してもいいの。欲情してもいいの。     私と抱き合ってもいいの。私とキスしてもいいの。私の胸を触ってもいいの。私のヴァギナを見てもいいの。     私の、膣に……ペニスをねじ込んでもいいの。いいのよ、兄さん……」 妹672「んっ……、ぁ……。動いても、いいよね?」 兄 「あ、あぁ……」 妹673「うん。……ぁ、っ……、ん、んんっ! んっ、ふぁっ! ぁ、出て行く……っ。兄さんの……っ、私のっ、中……、擦りながっ、ら……っ」 妹674「ふぅ、ふぅ……、今度は、入れっ、て……っ」 兄 「あのー」 妹675「ん、んー? どうしたの、兄さん? 気持ち良く、ない……?」 兄 「いや、ワタクシ、いきそうだったんですよね」 妹676「んっ……、そういえば、兄さん……っ、いく直前だった、っ……わねっ」 兄 「スパートかけていいっすか」 妹677「へっ? スパート、かけたい、って……な、んっ! んっ! ふぁっ! はっ、ぁっ!」 ずんっずんっ 妹678「にぃさんっ、んんぅっ! いきなり、腰っ、打ちつけちゃっ、ぁっ、ぁあ! んっ、んっ、んぅっ……ぁっ、はぁっ、ぅんっ、んんっ!」 妹679「んぁっ、ぁ……、はっ、はぁっ、ぁ……、ぁ、ぁっ、あっ、あっ、ぁあっ! ん、んぅっ! ん、ふぅっ!」 妹680「にーさんっ? ん、んっ、んぁっ、はっ……。にーさん……っ? ん、はぁっ、あっ、ぁっ、ぁあっ」 妹681「私の中、気持ちいいの? ぅんっ……、私の体、ぁっ、はっ……、にーさんをっ、喜ばせてっ、あげられっ、てぇっ、ん、っ……、るの……?」 兄 「あぁ」 妹682「っ、……そう。なら……っ、ぁ……よかっ、たっ、っ、ん、んぁっ」 妹683「ふっ、んぁ……にーさん、っ、ん、ふぁっ! ……いって? いって、いいからっ、んっ、はぁっ!」 兄 「腰浮かせてくれないと、中で出しちまう」 妹684「あーっ、っ、兄さん、外に出そうとしてるっ……ん、んぅっ、そんなことしたらっ、ぁっ、んんっ、気持ちよく、しゃせーっ、んぅっ、は……、できない、でしょっ?」 兄 「いや、そういう問題じゃ」 妹685「……、兄さん?」 妹686「妹の膣に包まれながら生しゃせーしたくない……っ?」 兄 「……っ」 妹687「はぁ……はっ……。亀頭剥き出しの、生ペニス……せっかく、妹の膣の感触を生で味わってるのに、どうしてしゃせーのときだけ、妹の感触を味わえないようなことするの……?」 妹688「せっかく、妹と……禁断の、生ハメセックスできてるのに……。最後だけ、快感から逃げるようなことしないで……」 妹689「兄さんのペニスだって、私の中を、んっ、っ……跳ね回りながら、妹の膣のどこでしゃせーしようかっ、探ってるのに……」 妹690「妹のヴァギナだって……、兄さんのをきゅっと締め付けて、出て行かないでって、言ってるのに……。膣の中、せーえきが欲しくて、ぐにゅぐにゅって……うねってるのに……」 妹691「せっかく、気持ちいいことしてるのに……、体は、妹の膣にやわらかく包まれてしゃせーしたいって、思ってるのに……どうしてっ、拒もうとするの……?」 妹692「ふふっ……、もう、どっちも同じこと……。妹と近親相姦してる時点で、兄さんは快感を求めたってこと。     だったら、最後まで気持ち良くならないと……、せっかくの禁断の生ハメが……勿体無いでしょー?」 妹693「ほらっ……出して、出してっ。中に、んっ……膣の、一番奥、ぅぅ……、っ、兄さんのっ、ぺにすが……っ、     ぜーんぶっ、私の中にっ……、私の膣に、全部包まれながらっ……いっちゃえっっ」 兄 「くっ……」 妹694「んっ、んぅっ! んっ、んんっ! はっ、はっ、ぁ、ぁっ、あっ! ……~~~~っっ!!」 兄、達する 妹695「んっ、はぁっ、あっ、……ふふっ♪ ぁっ、出たぁ……♪ 中で、だしたぁ……っ」 妹696「んっ、ぅんっ♪ ぁ、びくびくしながら、せーえき、中で……撒き散らしてる……ふあぁぁー……」 妹697「ぅんっ、んんっ……はぁ……っ、んぐっ……。っ、はああぁぁぁー……」 妹698「……お疲れ様。兄さん。気持ち良かった?」 兄 「あ、あぁ。とっても」 妹699「そう。ならよかった。ふふっ、兄さんは妹にレイプされても結局感じちゃうマゾってことかしら」 兄 「ち、ちげーやい!」 妹700「えー? 違うのー? ふふっ、どーだか。だって、嫌よ嫌よといいながら、結局はすべて受け入れてるじゃない。だから言ったでしょ? 兄さんは総受けの被虐主義者」 兄 「勝手に言ってろ」 妹701「やーん。兄さんが怒ったー。ふふっ、ごめんねー、ごめんねー、よちよち」 兄 「触んじゃねーやい!」 妹702「ははは。……、ねえ、兄さん」 妹703「私とえっちしたの、後悔してる?」 兄 「へ」 妹704「結局受け入れたのは兄さんだし、それが兄さんの意思なんだろうけど。兄さんってば、妙なことを気にするみたいだから」 妹705「私達は兄妹だから、えっちするのは駄目っていうのを、兄さんは凄く意識してる。そうでしょ?」 妹706「何度も言わせないで。世間がそういうから駄目ーとか、子供じゃないんだからそこで思考停止しないで。兄さんの考えを言うの。兄さんの気持ちはどっちなのか、それが大切なの」 妹707「……まぁ、どっちでもいいんだけど。兄さんが駄目って言うなら、それは仕方ないわ。私は兄さんを否定するつもりはない。それが兄さんの考えなら、ね」 妹708「……だから、これは遊び。レイプごっこ。子供がするような、幼稚な遊び」 妹709「だから、今の行為には、愛などないの。ただの、遊び。――そういうことにしましょ」 妹710「こういう、お互いの意見がすれ違うときは、お互いに苦しまずにいられる策を取るに限るわ。だから、こういう風にするの。ね? わかった?」 兄 「あぁ」 妹711「うん。よろしい」 兄 「でも」 妹712「ん? なに?」 兄 「お前はいいのか?」 妹713「お前はいいのかって……。なにが?」 兄 「いや、だから……」 妹714「なに言い淀んでるのよ。……あ、もしかして。兄さん? 私が兄さんのことを好きだとか、そう思ってる?」 兄 「えーと」 妹715「違うわ。私は、兄さんのその性格の危うさを指摘したかっただけ。     せめて、その優しさーというか、なんでも受け入れちゃう心は、家族である妹の私にだけ見せて置きなさいよって言いたかっただけ」 妹716「ちょっと、兄さんをいじめる自分に酔って、どんどんエスカレートしたところはあるけれど」 妹717「あ、でも、兄さんのことは嫌いじゃないわよ? どっちかというと好き。いや、まぁ……好きといえば、好きだけど……。     でも、家族に対しての好きってちょっと違うわね。うーん……」 妹718「まぁ、そんなことはどうでもいいわ。とにかく、兄さんの不必要な心配は捨て置いて結構。そんなことより、私も疲れたからもう寝たいわ……ふあぁ……」 妹719「胸、借りるね……」 妹720「すぅ……すぅ……、ん。すぐ眠りそう。兄さんも……眠れる?」 妹721「ん。それじゃ……おやすみ、兄さん……」 妹722「すぅ……すぅ……すぅ……すぅ……すぅ……」(約20秒 妹723「……兄さん……だい、すき……」