Track 4

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恥ずかしながら、あれ以来、オナニー癖がついてしまった。 痴漢さんが来ない日は、帰宅してから夕飯前にお風呂に入るまで、ずっとオナニーすることもある。 最低でも一回は絶頂しないと、 一日無駄にした気分になる。 それでも、オナニーできない日はある。 生理の時だ。 オッパイはできるけど、乳首だけではイけない。 お風呂でならできなくもないけど、経血を見ると萎える。 そのわりに、生理の時でも性欲は衰えない。 したくでもできないというモヤモヤとした感じ。 その上、生理痛があるのだからたまらない……こんな時に痴漢さんに来られると困るな。 その思いが通じてしまったのか、何日かぶりに痴漢さんが来てしまった。 もう、後ろに立たれた気配だけで彼だとわかる。 痴漢さんも私も、この行為に慣れてきていた……けど、今日は困る。 いつものように早速制服の中に手を突っ込んでくる痴漢さん。 私はその手にそっと触れて……少しだけ振り返って、呟いた。 ごめんなさい、今日は生理なの、と。 痴漢さんの手が止まった。 動揺しているのが手から伝わってきた。 それでもしばらく、いつもよりはためらいがちに乳房を揉んでいた。 少しして、その手が私の中から逃げていく。 それを残念だと思ってしまう私は、どうかしている。 今日は痴漢行為はなし……そう思った矢先、痴漢さんの手が私の手を取った。 これまでにない行為に、胸が高鳴る。 まるで恋人に手を握られたかのよう。 痴漢さんはその手を下ろし……。 私の手に何かを押し付けた。 生温かい。 柔らかい。 ムニムニとしていて蠢いている? まさか生き物のはずはないし、人の体にこんな部位は……あった。 それは、男性にだけある特別なもの。 背後から、痴漢さんが囁く……握って、と。 初めて聞く彼の声は、甘く切なく、エロティックだった。 耳元で囁かれただけで、まるで乳首を摘ままれたかのような痺れが走る。 耳も性感帯なのだろうか。 私は自分の淫らさを恥じながら、興奮していた。 握った手の中で、ペニスはムクムクと膨らんでいく。 勃起しているのだとわかった。 それは初めて知る男性の生理。 性欲が溢れ、セックスしたくなると勃起して、ペニスは硬く大きく、長くなる。 それで女性の膣内に挿入できるようになる。 やはりこの痴漢さんは、私とセックスしたいのだろう。 その証をこうして見せつけて……さわらせている。 怖くて見られない。 けど、怖いもの見たさで俯いたのだけど、位置取りや乳房で見えなかった。 よく考えてみたら、電車内でオチンチンを出しているのだ。 他の人に見られたら、どれほど恥ずかしいだろう。 きっと誰にも見られないよう、向きや位置に注意しているに違いない。 私にだけさわられるように。 私にだけ感じられるように。 それは、とても嬉しいことだった。 私に性欲を覚え続けていた痴漢さんが、それをはっきりと示してくれている。 手の中のオチンチンはとても大きくなって、一握りでは掴みきれない。 もしかしたら三十センチくらいあるのではないだろうか……もちろんそんなことはなかったのだけど、初めて男性器にふれた私は、驚きと興奮でまともな思考ができていなかった。 恐らくは最大限まで勃起したところで、痴漢さんはペニスを握る私の手を優しく包み、前後に動かし始めた。 何をしているのかはわからなかったけど、そうすることに意味はあるのだろう。 しばらくは痴漢さんのなすがままにされる。 少しして、どうやらオチンチンを擦っているのだろうと気が付いた。 乳首やクリちゃんをそうするように、男性器も擦ると気持ちいいのだろう。 痴漢さんの熱い吐息が耳にかかる。 それにゾクゾクしながら、オチンチンをキュッと握る。 痛いのか、気持ちいいのか、彼は低く呻いて更に手を前後させる。 その動きの感覚がわかってきた。 私が動きを覚えたのに気付いた痴漢さんは両手で乳房を揉み始める。 制服の中に手を突っ込み、ブラを外して、生オッパイを揉みしだく。 乳首を摘まみ、転がし、引っ張ったり押し込んだり。 これで私も気持ちいい。 やはり自分で乳房を弄るより、痴漢さんに愛撫される方が断然気持ちいい。 しかもペニスを擦ることで彼も気持ち良くしてあげられている。 なんて幸せなことだろう。 私は夢中になってペニスを扱きながら、オッパイの快楽に耽っていた。 どのくらいそうしていただろう。 痴漢さんはオッパイから手をどけて、ペニスを握る私の手もどけさせた……。 痴漢行為の終わりなのだろうか。 下車駅まではまだ少しあるのだけれど……ガッカリした私の気持ちを察したのか、痴漢さんはスカートをまくり上げて背中に密着して来た。 そして、お尻に熱いモノが当たる。 お尻の谷間にオチンチンを当てていた。 セックスをする気だろうか? けど、生理なのにどうやって? パンツも脱がしていない。 オチンチンには、女性器を覆う大きなナプキンが当たっているはず。 そんな私の心配を余所に、痴漢さんはオチンチンを内ももに擦り付けてきた。 なるほど、そういうコトか。 手で擦るよりも柔らかな内ももに挟んで擦った方が気持ちいいのだろう。 それに、これはまるでセックスのよう。 疑似セックスだ。 私は痴漢さんのオチンチンがオマンコの中に入ってくるのを妄想しながら、脚をキュッと締める。 股間の真下の内ももに、ペニスが擦れる。 それは手で感じるよりも熱く、長い。 ビクンビクンとした脈動が伝わり、彼の鼓動まで滲んでくるよう。 ペニスを股に挟むだけでこれほど気持ちいいのだ。 セックスの快楽はどれほどのものなんだろう。 私はセックスの妄想に酔い痴れ、痴漢さんの腰の動きに悶えた。 もう、声を殺すのにも慣れ、息を潜めて静かにしていることも得意になっている。 後は、痴漢さんの好きにしてもらえばいい。 そして、その時は来た。 痴漢さんが耳元で熱い吐息と共に囁く……イくよ、と。 何が来るのかわからないけど、私は内ももを締め付けた。 オマンコに密着する位置で、オチンチンが跳ね回る。 ビクンビクンと激しく脈動し、内ももがじんわりと熱くなった……と思ったら、すぐに冷たさも感じる。 なんだろうか。 内ももを何かが伝っていく。 愛液があふれ出したかもしれない。 そう思って焦る私に、痴漢さんはまたも囁く……次の駅でトイレに行ってね、と。 言われるがままトイレに行くと、内ももとスカートの内側がたっぷりの粘液……彼の精液で濡れていた。 射精することを、イく、と言うのだと知ったのはその日の夜。 こうして私たちの疑似セックスは無事成功したのだけれど……私は物足りなくて、お風呂で二回、オナニー絶頂を楽しんだ。