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「いやー、あははは、おばさん、こんなところに準備してたんだね-、そりゃ、判らないよねー」
「ほら、ケーキにチキン、ピラフは私が作ったんだよ? ふふ、おばさんやおじさんに比べたらそりゃ負けるけど、これでも一応それなりに家事もやってるから、ちょっとは自信……あるんだ……よー……」
「(うう……空気が、空気が重い!! って、当たり前よ、あたし! 逃げて電話出たらおばさんからの電話って、そりゃ空気も重くなるわっ! 阿呆か、馬鹿なのか、あたしはっ)」
「う、その……えーと、お腹、あまりすいてない? その、もうすぐ夜だし……そろそろ夕ご飯の時間もいいところなんだけど……うう、すいません、何だか色々とすいません……」
;私だって~の部分は小声で
「うぅ……だって、その……私だって嬉しかったし言わないとって思ったけど恥ずかしいっていうか改めて言い直すのもなんかタイミング外しちゃったしいや全部あたしが悪いなんて子とは判ってるんですけどね……いえ、なんでもないです」
「ぅー、その……機嫌治してよ、ね? ほら、せっかくのクリスマスース、スマイル、スマイルだよ、ボーイ……はい、すいません、調子に乗りました」
「うぅ、あああ、もう! 良いから食べるの!! ご飯、食べる! クリスマス、祝う! しかめ面、禁止! 笑顔、ずっと! あたしも、君の事好き!」
「いーえ、何もいってませーん。私サンタガールだから楽しくクリスマスを過ごす為のコツを言っただけでそれ以外の事は何一つわかりませーん」
「……ていうか、恥ずかしいの。察しなさいよ、もう……うん、ほら、笑顔笑顔。せっかくのクリスマスイブなんだから、楽しみましょう、ね?」
「ん、よしよし。えーと、それじゃ何かテレビ見る? 明石家サンタやってるんだっけ……あ、そっか、アレ深夜だったね。えーと、それじゃ……何かやってるかなぁ……なんもやってないね、クリスマス特番ってあんまり面白いの無いよねぇ」
「んー、まぁ、いいや。何もついてないと寂しいし、とりあえずつけておくとして……ほらー、ご飯にしよ。夕ご飯、ちゃぁんと食べないとだよ。せっかくのクリスマスなんだもん、楽しもうよ、ね?」
「うんうん、それじゃ座って座って。いつまでもそんな顔してちゃ駄目だよぉ? ふふ、良い子良い子、それで良いんだよ、うん」
「それじゃ私も……え、私こっちじゃないの……? えと、じゃあ、どこに座れば……って、ひ、膝ぁっ!? 君の膝に座るの……?」
「あ、う……良いけど、その……良いんだけど……重いとか言ったらコロス」
「ん、なら良し……なら、えーと、その……失礼します……よ?」
「(うう、膝の上に座るって結構緊張するなぁ……あ、でも……大きくなったんだなぁ、って今、凄く思った……私座っても全然大丈夫なんだ)」
「ん……ふぅ……うん、なんだかリラックスする……ふふ、後ろからぎゅってされるの、結構好き……」
「ん、ふぅ……や、首に息かかってくすぐったいよぉ……ふふ……くすくす……あ、もう……またおっぱいに悪戯して……悪戯小僧め」
「ぇ……う、うん、逆向きに座るの? え、えと……それだと顔近いよ……う、そうだよね、判ってて言ってるに決まってるよね……うん、それじゃ……逆向きに座るね……」
「(顔、近い……いき、かかる……顔赤いの、近くで見られるのは嬉しいけど……私が赤いのも見られちゃってるよね……うぅ、やっぱり恥ずかしいなぁ)」
「……ん、ふぅ……うん……良い匂いだね……ぎゅってすると、君の匂い、しっかり判るよ……ふぅ、ん……ん、ふぅ……すぅ……ふぅ……」
「や、もう……私の匂いもかぐなんて、えっち……ん、そっか……良い匂いなら……嬉しいな……あ、んぁ……ふぁ、ぁ……ん、ぁぁ……」
「……プレゼント、もっと欲しい? え、ご、ごめん、プレゼント用意してな……ん、ちゅ……ふぁ、は……う、うう、さっき言ったプレゼントはあたしって、その、確かに言ったけど……べたべたすぎて自分でも恥ずかしいというか、その……う、ううん、女に二言は無いよっ! ど、どうぞ……貰って……くださ……んぁ、あああ……ふぁ、あ……あ、ぁぁぁ……」
;すぐに次に繋げる感じで