家主と甘酒パーティー
[そのまま眠ってしまって次の朝]
(主人公に抱きしめられたままのチカ)
あ、家主。おはようございます。
ぐっすり眠ってましたね……えへ。
僕も、ちょっと前までは寝てましたよ。
家主に強く抱きしめられてましたので、どこにもいけませんでしたし……
朝までぐっすり、本当に気持ちよさそうでした。
随分お疲れだったんですね。
(主「ありがとう」)
えへへ……はい、どういたしまして。
僕も、家主の暖かさと幸せに包まれて、とっても素敵な寝心地でした。
ずっとこうしていたいところですが……朝からダラダラと過ごしてしまうと、一日を無駄にしてしまいますね。
名残惜しいですが……このお布団から出なくては……うぅ……
(布団から出たくなさそうなチカを抱きしめる主人公)
あぅっ……ん……もう、家主……そんなに抱きしめられると動けないです……
んふぅ……でも、幸せですね、これ……えへへ……
お布団も暖かくて、家主も暖かくて……ん……また眠くなって……
……っは!(微睡みから自分を取り戻すチカ)
ダメですダメです、また寝てしまうところでした……!
もう、家主ってば……今日もちょっとだけ悪い家主です。
[ちょっと後で・居間]
あ、そう言えば、昨日のご飯のお片付けとか、してなかった気がします。後でやっておかなくちゃ……ですね。
家主は今日、学校は……
(主「今日から学園祭だからね」)
学園祭……お祭りですか?
へー、そうなんですね~
レポートといい、お祭りといい、ちょうど節目の忙しい時期ってことでしょうか。
家主は参加されないんですか?
(主「ああ、あとでちょっと顔出しに行くよ。一緒に行く?」)
あ~……えへへ。行ってみたいのはやまやまなのですが……(バツが悪そうに)
えっと……お気持ちだけで十分です。はい。
僕たち座敷わらしは、担当の家の外に出ることは許可されていませんし……
無理というわけではありませんが……本部の方から文句をつけられても困りますので。
よかったら、僕の分も楽しんできて下さると嬉しいです。
その間、おうちのお掃除とか片付けとか、やっておきますので。
(主「大丈夫?」)
ええ、任せて下さい。僕を誰だと思ってるんですか?
家主のいない間、この家を護るのも僕のお仕事のうちなのです。
家主がいっぱい幸せになって帰ってきてくだされば、その分僕のもとにも家主の幸せがやってくるわけですし、いいことづくめですよ。
ですので、はい。行ってらっしゃいませ。
[学校から戻ってくる主人公]
あ、家主。おかえりなさいませ~。
学校のお祭り、どうでしたか?
(主「楽しかったよ」)
えへへ、そうですか。それはよかったです。
(主「これ、買ってきたから一緒に食べよう」)
あ。これ、僕にお土産ですか?
いつも頑張ってる僕を労ってくれるなんて、家主も抜かりがありませんね~
えへ……では、お言葉に甘えて……
(袋の中を見るとお饅頭と甘酒がはいってる)
わぁ、お饅頭と……これは、甘酒ですか?
えへ、えへへ……ありがとうございます。甘酒、大好きなんです。
家主の分もあるんですか?
いいですね~。それでは、縁側で一緒に頂きましょうか。
[縁側でふたり並んでお饅頭を食べてる]
(甘酒のアルコールでちょっと酔っ払ってるチカ)
むぎゅむぎゅ……んきゅっ……(お饅頭を食べ終えるチカ)
えへへ……お饅頭、美味しいかったです。
それにこの甘酒も……んく……えへへぇ……
家主、ありがとうございますv
(子猫のようなチカを撫で撫でする主人公)
えへへ……そんなになでないでください~(うれしそうに)
んふふ~家主……家主ぃ……(少し酔ってるので甘えてくる)
家主、そっち(膝の上)、いいですか?
(主「いいよ、おいで」)
えへ……ではお邪魔しま~すv
(膝の上に対面する形で乗ってくるチカ)
(主「あ、こっち向きなんだ」)
んふ……だって、今はお庭よりも、家主のことが見ていたいなって思いまして……
家主が嫌なら向こう向きますけど……でも、いっぱい幸せ、感じますよ?
家主ぃ……暖かいです……
日向も家主もポカポカで、とっても幸せで……えへへ……
(主「酔ってる?」)
え?いやですねぇ、酔ってなんかないですよ~
それに、甘酒で酔っ払うなんて子供じゃないんですから……
あ、でも、家主の買って来てくれたこれ、僕が知ってるのとは少し風味が違う気がしましたので、もしかしたらそのせいかもしれないですね~
まあ、いいじゃないですか~
(主人公の胸に顔を埋めるチカ)
えへへ~……家主ぃ……
(そのまま匂いを嗅ぐ)
すんすん……えへ……家主の匂いがします……
ん……ふふ……家主も、もっと僕をぎゅって……して下さい。
もっと僕に幸せ、下さい……v
(チカの腰に手を回し、抱きしめる主人公)
んっ……えへ……気持ちいいですね……家主……
ん……ふぅ……えへへ……家主……
家主……僕、今、家主と口づけ、したいです……
いいですか?家主……ん……
(チカを引き寄せ唇を重ねる)
んちゅ、ちゅ……ちゅむ、ちゅぷ……んちゅ……
えへへ……家主の唇、甘いです……
(主「キミのも甘いよ」)
僕のもですか……?
んふ……嬉しいです……
家主……もっと甘いの、欲しくないですか?
僕は……欲しいですv
(唇を絡ませあう)
んむ……ん……んぷ……ちゅ、ちゅむ……ちゅむ、ちゅぷ……んむ……
家主……んぷ、ちゅ……えへへ……家主ぃ……
ちゅぷ、ちゅ……んちゅ……家主……好きです……んぷ……れる……
好き……れる、ちゅ……んぷ……家主……好きぃ……
(酔いもあって段々と濃くなっていくキス・1分程度)
んぷ……じゅる……んぷぁっ……
はぅ……はふ……ん……ふへへ…………
家主ぃ……(主人公にもたれかかるチカ)
こうやって日向ぼっこしながら触れ合ってると、なんだか眠くなってしまいますね……
(チカの頭をなでて背中をポンポンしてあげる主人公)
ぁふ……ん……家主……そんな事されると……本当に眠っちゃいます……
(主「いいよ、おやすみ」)
んぅ……いいんですか……?
えへ……では……そうさせていただきましょうか……ん……
家主……家主……えへへ…………ん……好き……家主ぃ……
くぅ……すぅ…………んふぅ…………
(健やかな寝息・30秒程度)