Track 3
■03
さて、それではオナニーを見せてもらおうか。
私は何をすればいい?
制服を……脱ぐ?
は、裸になるのか?
それは確かに恥ずかしいな……いや、着替えを見るのとはワケが違う。
今はオナニーのために脱げというのだろう?
私に恥ずかしさを強要しているのだから……いやその、それはもう了解したのだが……し、下着まででは駄目だろうか?
まだ心の準備が。
そうか♪
そういう気づかいのできるニーニはとても素敵だと思うぞ。
うむ、では脱ごう。
ニーニも脱ぐのか……って!
なっ、なんで性器を露出っ……あ、そうか。
そうだったな……。
いや、すまなかった。
オナニーがどういうものか、すっかり失念していた。
疑似性行為なんだものな。
確かに性器を……そ、そうか。
私も見るのだったか……え。
見なくてもいいのか?
私は下着姿になっただけで?
ふむ、そういうコトならば思う存分見てくれて構わない。
私もその気になったら見せさせてもらおう……ん、んん~。
んしょっと……こ、これでいいか?
ふむ、そうだろうか。
乳房は、取り立てて大きくもないが……まぁ、小さくはないな。
ブラジャーは必要だ。
そういえば、男性は大きな乳房に惹かれるのだったか。
ニーニもそうか?
乳房だけを大きくする方法は知らないな。
これは脂肪の塊なのだから……え?
あぁ、Cの六十五から七十と言ったところだ。
ん?
だからサイズだろう?
あぁトップか……八十四だ。
そ、そうか?
まぁ、ニーニに気に入ってもらえるならそれで……ごくん。
あぁそうだな、ずっと目を閉じてるのも大変だし……だが、ニーニはいいのか?
かなり恥ずかしいのでは。
もういいって……結構あっさりとしてるな。
実はさほど恥ずかしくなかった……いやそうか、むしろ見られたかったのか。
そういえばそうだった……で、では見てみようか……ん、ごくん。
んひゃっ……だ、男性器っ。
いや、大丈夫。
昔、父さんのを見たのを思い出した。
ニーニのだって、幼い頃に見た記憶はあるしな……もちろん、その頃とは比べものにならないわけだが。
ん?
あぁ、私も幼い頃とは違うな。
成長して乳房が、お尻が大きくなって、女性的な体付きというものになっているだろう。
もちろん、素肌を晒すのは恥ずかしいし抵抗があるぞ?
だが、ニーニが見たいというのなら……ニーニにだけなら、見せてもいい。
エッチな本を見てオナニーするくらいなら、私の体を見てオナニーしてもらう方がいい。
この方が、嬉しい♪
あぁ嬉しいとも。
だから、その……オ、オナッ……ごくん!
オナニー?
そんなに擦って……それがオナニーか?
男性器を、ペニスを手で扱く。
私の体を見ながら、ペニスを擦るっ。
それがマスターベーションか……ペニスを擦ると気持ちいいんだな。
擬似的な性行為……性行為はペニスを、ヴァギナに挿入する?
あぁ、手で擦るのは、ヴァギナの中で擦るのと同じ。
ごくん……なるほど。
手でヴァギナを模しているわけか。
つまり、セックスする時は、私のヴァギナの中でペニスを、そ、そんなにも激しく擦るわけか……ふぅん。
私の、女性器で……。
え?
あぁ、近くに……いや、ちょっと待ってくれ。
今、触られるのはあまり……いやいや、だから汚くはないが、心の準備がだな?
えぇ?
で、出ると言われても何が……ニーニ?
あっ……え?
んひゃっあ!?
ふっ、噴き出た!
わっ、わっ……ちょっとニーニ?
何かいっぱい出てきたぞ?
うわぁ、いっぱいかかって……私にかかってぇ、あぁ、んん、ごくん。
しゃ……せい?
射精?
あぁそうか、これが射精……これがニーニの精液。
赤ちゃんの素なんだな。
これをヴァギナの中に注ぎ込むのがセックスで、私はニーニの精液を受け入れる。
なるほど、この射精が気持ちいいのか。
だからセックスをしたくなる……オナニーをしたくなる……ふーん。
人の体というのは、不思議なものだな。
なぁニーニ、気持ち良かったのか?
苦しそうだから、痛いのかと思ったぞ?
……そうか♪
満足してもらえたなら何よりだ。
私の体で気持ち良くなってくれてありがとう、ニーニ。
愛しているよ……ん~っちゅ、んふ。
ちゅむちゅむ、ちゅっ。
んふん。
んむんむ、ちゅ~っちゅぷ……ん~っぷはぁ。
ふぅ~~、ところで、これは一体どうしたらいいのだろうか。
そうか、拭いてもらえるとありがたいな。
いやだから、汚いと思っているワケではないが……ちょっと怖いのは確かだからな。
それはそうだ。
私だって、見知らぬモノは怖い。
ニーニのものであっても、精液など見るのは初めて。
んっ、んん……ネトッとしていて、不思議な感じ。
これが赤ん坊になるとは思えないな……ん、んん。
あぁ、ありがとう。
綺麗になったな……ん?
んん、クンクン……クンクン。
んんっ。
へ、変な匂いだな。
もちろん悪臭とは思わないが……い、いや待て。
よく考えたら、精液の香りを嗅ぐというのははしたない行為なのではないか?
もしかすると、挿入してないだけで。
オナニーを見るのも立派な性行為なのでは……違う?
そうか、結局コトに及ばなければ問題はないわけだな。
あぁ、私はニーニを信用しているよ。
愛しているからな……ん~っちゅ♪