Track 5
■05
はぁ~、はぁ~、はぁ~……え?
出たって、何が?
抜けちゃったって言うこと?
ん~、じゃなくて?
……射精?
あ。
射精……精液が出たっていうこと。
あぁ、そっか、そっか。
エッチって、男の人の精液が出ちゃったらお終い、なんでしたっけ……そっか~、はふ~。
あ、あはは、ちょっと良かったかも……うん、ちょっと痛いの。
んんっ、あ、大丈夫、そんな。
んっく!
す、すぐに抜かなくてもぉ……あぁん!
っくはぁ、はぁはぁ、せ、先輩、焦らなくても大丈夫なの。
コンドームだって、してたんだし……避妊もできてるしぃ。
んはぁはぁ、それに先輩、凄く疲れてるの。
まるで走った後みたい……ふふっ、エッチって大変なの~。
はぁ、はぁ、私も、大変~……はふ~~、はぁ~、はぁ~……えへへ、大丈夫♪
先輩との初体験、嬉しかったの。
ずっとずっと、キス以上のコトしてもらいたかったから、やっとしてくれて、とっても幸せ……んん、んっちゅ、ちゅっちゅっ、ん~っちゅ、ちゅむん。
先輩、大好き……だ~い好きぃ、んっちゅ。
ちゅむちゅむ、ん~っちゅ、んふん……あぁ、やっぱりまだ、キスの方が気持ちいいの。
エッチは痛いし熱いし、ちょっと苦しい……でも。
先輩のぬくもりが感じられるのは好き。
先輩が気持ち良くなってくれるのは好き。
先輩が、私に夢中になってくれてる感じがして、すっごく好き。
ん~っちゅ、ちゅっちゅ、ちゅむむ。
ちゅっちゅっ、あふん、んっちゅ、んちゅ~っちゅ、んふん……んはぁ、はぁはぁ、先輩、落ち着きました?
良かった……なんだか、息も絶え絶えだったの。
エッチ、苦しかった?
気持ち良かったの?
ふふ、どれくらい?
すっごく?
いっぱい?
我を忘れちゃうくらい気持ち良かったのね。
だけど射精すると疲れちゃう……ふーん、不思議なの。
ふふ、ちゅっ。
ちゅっちゅっ、ん~っちゅむ。
ちゅむちゅむ、んっちゅ、んふふ。
先輩が気持ち良くなってくれて、本当に嬉しいの……だから、私も我慢できる。
ん~~……ん?
今?
うーん……。
まだ、ちょっと痛いかも……あぁん。
そんなに見ちゃ駄目なの……だって、恥ずかしい……し、したけど、エッチすることと見られることは別って言うか……キスだって違うし……うぅ。
もう、先輩の意地悪。
先輩だって、見られたら恥ずかしいでしょ?
……ほら~。
だったら私だって……あ。
そ、それ……うん、見ちゃった。
先輩の……大っきいの。
うわぁ、そんなに?
あぁ、それに血が付いちゃって……あ!
いっけない、シーツに血がっ……ご、ごめんなさい。
これって私の……でも……うぅ、ありがとう先輩。
大好き♪
んちゅっちゅっ、ん~ちゅ。
ちゅっちゅっ、んむ、んっふ、んちゅ~っちゅむ……んん、うん。
これ、私の初めての証。
初エッチの時って、アソコから血が出ちゃうの。
うん、ごめんなさい……ありがとう。
ちゅっ。
あ、そうだ。
先輩のにも血が……そっか。
コンドーム着けてるから、先輩は汚れてないの?
えっと、これって確か、精液が出るのを防ぐもの……先輩の精液……え?
あ、あははっ。
だ、だって、ちょっと気になるの……男の人のって初めてだから、どんな風になってるのか……きょ、興味はあるの。
だって、ソレが私の中に入ってたんだし……うーん、入ってたの?
やっぱり不思議なの~。
そりゃ、性教育は受けたし、いろんな物語でも……たまに見る、エッチな感じの本でも、セック……性行為については、それなりにわかってたけど……でも、ね。
実際、自分たちでってなると、やっぱりわかんないことだらけなの。
だから、してみたかったっていうこともあるかも、なんて。
あはは……だけどもちろん、先輩が彼氏だからなの♪
これからは、キスだけじゃなくてエッチもいっぱいしましょうね?
私も早く、先輩で気持ち良くなりたいの……んっちゅ、ちゅっちゅっ、んむん。
ちゅむちゅむ、んっふ、ん~っちゅ。
ちゅむちゅむ、ん~っぷはぁ……それとぉ、一つお願い、してもいい?
そのコンドーム、ちょっとだけ見せて欲しいの。
あ、あぁん。
先輩、お願ぁい!
ちょっとだけでいいの~~!