愛と癒しのおみみ炭酸マッサージ
※ 正面 離れて
ご主人様ぁ、ステラでございまーす。
入ってもよろしいでしょうかはいありがとうございますお邪魔しまぁす
SE: 近付く足音
※ 正面 30㎝
ご機嫌麗しゅう互主人様。今日は一日お疲れ様でした。
……んふふ。そんなに身構えないでくださいませ。
今夜はいつものように……ふふ、ご主人様をイジって遊びに……もとい、なまめかしいことをしにきたわけではございません。
ご主人様、本日は珍しく、随分とお疲れのように見えましたもので……
そんなご主人様のために、メイドの鑑であるステラは、ある準備をしてまいりました
ふふ……どうぞ気を楽にして、そのままおかけくださいませ……
SE: 炭酸まっさーじの準備
ふふ。聴こえますか?この音……
SE: 右の耳元でぱちぱち
ご主人様の耳元でぱちぱちと鳴っている、小さな気泡。水の泡。
ええ、これは炭酸の音です。
特になにというわけでもございませんが、なんとなく、耳に心地よいでしょう?
SE: 右の耳元でぱちぱち (5分)
ふふ……どうですか、なんとも単調で静かで、眠たくなりそうな音でしょう。
お疲れの時は、ついつい余計なことを考えたりしてストレスがたまりがちですからね。
こういう、どうでもいいような音に耳を傾けていると、無心になれてリラックスできるかと思いまして。
……おや、なんですがご主人様、その意外そうな顔は。
まるでそれでは、『ま、まさかあの主人を主人とも思わない傲岸不遜(ごうがんふそん)メイドのステラにそんな気遣いができただなんて……!』
……とでも考えているように見えてしまいますよ?
メイドたるもの、この程度の気遣いはできて当然。
主人様に「本当に」リラックスして頂く方法くらい、存じております……
ほら、もう目をつむって……なにも考えなくてよろしいのですよ
ただただ、泡の弾ける音をそのままに、耳のおそばに置いているだけ……
面倒ごとは、もう終わったのですから……
SE: しばらく右耳 ぱちぱち (3分)
……ふふ、そうですよ。ご主人様、リラックスなさるのが大変お上手でいらっしゃいます
ステラがお耳を舐めて差し上げる時も、これぐらいリラックスしてくださればよろしいですのに……。
……まあもっとも、そうされては私の楽しみがなくなってしまいますが……ふふ……。
ほら、左耳も、癒して差し上げましょう……
右耳もせっかく気持ちよくなっておられるのに、取り上げては可哀そうですから、このまま……
SE: しばらく 両耳ぱちぱち (5分)
ご主人様?
……おや、寝てしまわれましたか。
しかたありませんね。しばらくステラもご一緒します。
※ 耳元で
ねえ、ご主人様? なにがあったかなんて、ステラは敢えて伺いません
それがどんな事情であろうと、ステラはメイドとしてご主人様に奉仕するのみ……
ご主人様がお求めになるものを、全力でご用意するだけですから……
ですから、なにもおっしゃらなくていいんです。
なにもお伝えにならなくていいんです。
いつものように、ステラのなすがままにされてくだされば。
いつものように、ステラにご主人様のお世話をさせてくだされば、それで……
……ご主人様、ぐっすりお休みのご様子ですね。
ふふ、呑気な顔をして、夢でもご覧になっているのでしょうね。
ですから……この言葉も、きっと、夢なのでしょう。
ご主人様。
ご主人様の喜ばれるお顔を見るとき、ステラはいつも幸せなのですよ。うj ……いつも、お側に置いていただいて、ありがとうございます。
……だいすきですよ、ご主人様。
一日、お疲れ様でございました。
……ちゅっ。
SE: 両耳ぱちぱち(3分)