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02章-義兄をM男向け音声作品の台詞合わせに付き合わせてイジめる編

02章-義兄をM男向け音声作品の台詞合わせに付き合わせてイジめる編 失礼します。美月(みづき)です。ちょっといいでしょうか。 先日、お兄さんに、お話したサークルさんからの依頼のことなんですけど。 サークル「クレイドル」さんから、音声作品「サキュバス・クイーンのしつけ方〜私に忠誠の証(あかし)を見せなさい〜」を頼まれたんですけど、私の台詞を聞いてみて、もらえないでしょうか。 音声作品を制作しているサークルさんからは、こう言うM嗜好ユーザーさん向けのお仕事が多いのですが、音声作品って、CGがない分、ネット声優が得られる情報量が少なくて、本当は演技しづらいんですよ。 だから、お兄さんに、ちょっと相手役になってもらえないかなぁと、思いまして。 それに、お兄さん、こう言う作品が「だ・い・す・き」ですもんね、ふふ。 相手役と言っても、私の台詞を聞いていてもらえればいいですから。それに、ヤバイシーンまで付き合ってとは、言いませんから、最初の導入部分だけでいいですので。 それなら、いいですよね。 それじゃあ、最初の台詞からいきますね。 「私の僕(しもべ)になりたいと言うのは、お前か?」 お兄さん、何、黙っているんですか? ここは、「はい。ボクです。」と言うところでしょ。 えっ、聞いているだけで、いいと思った、ですか? そんな、お兄さんに向かって言っているんだから、返事くらいしてくれても、いいじゃないですか。そんなんじゃ、練習にならないですよ。 じゃあ、もう一度、言いますから、今度は返事してくださいね。 「私の僕(しもべ)になりたいと言うには、お前か?」 「また、野暮ったい坊やが来てくれたもんだねぇ。そんなんじゃ、今まで、彼女もいなかったんだろうね。」 お兄さん、何、「彼女なら、います。」って答えているんですか。ここは、話の流れから言って、「はい、その通りです。」って答えるところでしょ。 お兄さんは、彼女がいるんじゃないんですか?  また、黙り込んで、お兄さんはずるい人ですね。でも、今はいいです。台詞の練習が優先課題ですから。 今のところから、いきますから、次は頼みますよ。 「また、野暮ったい坊やが来てくれたもんだねぇ。そんなんじゃ、今まで、彼女もいなかったんだろうね。」 「そうだろうね。ここに来る様な人間は変態マゾと相場が決まっているから、人間の女から相手にされず、寂しい人生を送ってきたんだろうね。でなきゃ、ここに通じる階段を見つけることはできなかっただろうからね。」 「まぁ、いいでだろう。お前に私の僕(しもべ)になる資格があるか。確かめてみることにする。」 「まず、そこに這いつくばって、私の靴にキスをしなさい。」 お兄さん、何をしているんですか。早く、私の足にキスをしてください。そんなに、もたもたしていたら、練習にならないですよ。 えっ、這いつくばるのは抵抗がある、ですか。 本当は、そう言うのが好きなくせに。 いいえ、何でもないです。 でしたら、私が立ったまま、そこの椅子に、右足を乗せますから、私の右足に唇を近づけるだけでいいです。 じゃあ、いきますね。 「まず、そこに這いつくばって、私の靴にキスをしなさい。」 じゃあ、お兄さん、私の右足のつま先に、キスするように顔を近づけてくださいね。 ふふふ、お兄さん、何色でした。 何って、とぼけても、無駄ですよ。私のショーツの色は何色だったか聞いたんです。今、キスするふりをした時、チラッと私のスカートの中を覗きましたよね。 別に言い訳しなくてもいいですよ。ただ、お兄さんも、だんだん素直になってきたなぁって、思っただけです、ふふ。 お兄さん、どうしたんですか。顔を赤くして、うつむいちゃって。こんなことくらいで、黙っちゃうなんて、情けないですね。 そんなことだから、お兄さんには、彼女ができないんですよ。 えっ、彼女ならいる、本当ですか。 でも、その割には、お兄さん、しょちゅう、してますよね、「オ・ナ・ニー」を。 何、びっくりしているんですか、お兄さんのあまりの過剰反応は、かなり笑えるんですけど、ふふ。 深夜、隣のお兄さんの部屋から、少しだけですがベッドが小刻みにギシギシ軋(きし)む音が聞こえるんですけど。あれは何しているんですか。 えっ、ベッドが古いから、寝返りを打つと、軋みやすいですか、 お兄さん、言い訳が苦しすぎですよ。お兄さんは、1分間に何十回も寝返りを打つんですか? お兄さんくらいの年齢の男性なら、誰でもしていることですから。開き直って認めてもいいんじゃないですか。だいたい、私、成人向けの同人作品に出演しているネット声優ですから、お兄さんがオナニーしてても、別にへんな風に思いませんから。 でも、ベッドでオナニーってことは、お兄さんの愛用のオーディオプレーヤーで、音声作品をオカズに使っているってことですよね。 と言うことは、お兄さんのお気に入りの「妹マスター」ですか。「妹マスター」のヒロインのネット声優が隣の部屋で寝ているんですから、興奮しないわけがないですよね。 と言うか、私をオカズにして、オナニーをしていたりして。 何か、そう考えると、マジでキモいんですけど。 私が、小早川栞璃です、って明かしてから、お兄さん、私のこと、ちょっと変な視線で見つめている時がありますし。まさか、私が学校に言っている間、私の下着で変なことしていないでしょうね。 でも、本当のことを言うと、実は、私、お兄さんに、どんな風にオカズにされているのか、前から、気になっていたんですよね。 丁度、いい機会ですから、私が特別に「妹マスター」の台詞を言ってあげますから、お兄さん、ここでオナニーしてくれませんか。 また、そんなに驚いちゃって。おかしい。 だって、お兄さんが、もっとリラックスして、台詞合わせに付き合ってくれるようにするには、お兄さんにテレをなくしてもらって、もっと素直になってもらわなくっちゃならないですから。 そのためには、やっぱり、普段のお兄さんの姿を見せてもらった方がいいんですよ。 えっ、それは絶対無理、 いいですか、お兄さんが、ドMなのは、もう、バレバレなんですよ。今更、格好つけるのは辞めてくださいよ。そう言うテレがあるから、読み合わせも、上手くできないんですよ。 それに、お兄さんのアソコ、もうカチンコチンです。この程度の言葉責めでこんなになっちゃうなんて、お兄さんは本当の変態ドMさんなんですね。 あれ、今、お兄さんのアソコ、ピクってしませんでしたか。あっ、また、ピクってしました。面白い、ふふ。 えっ、こう言う悪ふざけは、もう止めよう、ですか、いいじゃないですか。親にバレなければ、問題ありませんよ。 えっ、何ですか、声が小さくて、よく聞こえなかったんですが。 えっ、彼女がいるから、ですか。彼女って、琴乃(ことの)さんのことですか。琴乃さんだったら、あんまり気にしなくても、いいと思いますけど。 ええ、琴乃さんのことは知っていました。 毎晩、お兄さんは、携帯で、誰かと話をしていますから。それでお母さんに聞いたら、同じ大学の琴乃さんと言う人と、お兄さんが付き合っているらしいって言ってました。 さっき、台詞合わせの時、お兄さんに彼女がいるかって、聞いたのは、お兄さんにとって、琴乃さんの存在がどの程度のものなのかを知る、参考にしたかったからなんです。 琴乃さんって、お兄さんのこと、どこまで知っているんですか。お兄さんは、琴乃さんに、自分が、ドMで、M男向けの音声作品のヘビーユーザーだって話をしたんですか。 話してないんだったら、琴乃さんは、本当にお兄さんのことを理解しているとは言えないと思いますけど。 どうですか、お兄さん。お兄さんのことだから、琴乃さんのことを気にするなって言うのは無理かもしれませんが、今日は、ちょっと、私と遊んでみませんか。 そうすれば、お兄さんが琴乃さんを、どこまで大切に思っているか、はっきりすると思うんですよ。 私が「妹マスター」の台詞を言ってあげて、手コキで、お兄さんを気持ちよくしてあげますから。 <02章、おしまい>