Chapter5:お祭りデート
Chapter5:お祭りデート
[夏・近所の花火大会に来るふたり]
(少し離れたところで、テンション高めに主人公を呼ぶ朱音)
【正面左より・遠距離】
あなた!こっちこっち!
ほら、ここの屋台のたこ焼き!とっても美味しそうよ!
(主「なんだか今日はテンション高いね」)
【正面・中距離】
……え?はしゃぎすぎ……かしら?
私、こういう所、あまり来たことがなかったから。えへへ。
私たちの住んでた街の辺りって、あまりこういう大きなお祭りってなかったでしょう?
小さい頃は両親に連れられて、時々少し遠くの街まで花火を見に行ったりもしたけれど、ここ数年はそういう機会もなかったし……
それに、大好きなあなたと一緒にお祭りなんて、あまりにも幸せすぎて……
だから……少しくらいなら羽目を外してしまっても、大目に見てほしいわ。
それに、あなただっていつもより目が輝いているように見えるわよ?
うふふ。ワクワクが隠せてないの、見ればわかるわ。
わざわざ甚平を買ってきて、楽しみにしてなかったなんて言わせないわよ?
私も、せっかく今日のためにこの浴衣を作ってきたのだし……
ねぇ……どうかしら?
(浴衣を見せる朱音)
私、あまりこういう服、似合わないかもって思ったのだけれど……
(主「とっても似合ってる。かわいいよ。」)
えへへ……そう言って貰えると嬉しいわv
だったら!
(主人公の腕に抱きつく朱音)
一緒に、この特別な時間を、もっと楽しみましょうよ?
(しばらくあと、ベンチに座って一緒にたこ焼きを食べながら)
【右側・近距離】
ん~。やっぱりお祭りって楽しいわねv
【正面右より・近距離】
はい、あなた。あ~んv
(主人公にたこ焼きを食べさせる朱音)
うふふ。こうやってあーんってしてあげるのも、いつもより幸せに感じるのはお祭りパワーかしら?
【右頬】
あ、ほっぺたにソース……ん、ちゅ……
えへへ。たこ焼き味のあなたのほっぺv
【正面・近距離】
(何もついてないあかねの頬にキスをする主人公)
んふ……私の頬にキスしても、なんの味もしないでしょ?
(主「君の味がする」)
もう……私の味なんて美味しくないわよ。
(主「そうでもないよ」)
……やっぱりこういう時のあなたには勝てないわね。
いいわ……じゃあ、朱音味、もっと楽しんでみる?
【左頬にキスされる位置】
ん……ふ……んふぅ……(そのまま頬にキスをされる朱音)
(花火の最初の1つが上がる)
【右側・近距離】
あ、花火。もう始まるのね。
【正面右より・近距離】
うふふ。私、憧れていたの。
こうやって、恋人とお祭りデートで、大好きな人にもたれかかって、花火を眺めて……
でも、そんな絵に描いたような恋愛なんか叶いっこないって、そう思い込んでいたわ。
単純な夢や目標なら私一人でなし得るかもしれないけれど、恋愛っていうのは相手があって初めて成立するものだから。
もう何度も言ってる気もするけれど、そういった価値観がとことん合致するあなたと、こんな運命的な出会い方ができて……
私の人生は、どこまで幸せに満ちるのかしら。
運命って言えるような相手に出会うことなんて、普通に生きていたらあり得なかったのかもしれないわ。
ちょこっとだけヴァンパイアな私だからこそ、こんなに特別な恋ができたんだって、
【正面・至近距離】
あなたとの愛を確かめるたびに、何度も、何度も、何度も……そう思うの。
大好きよ、あなた。……愛してるわ。
(花火が打ち上がり出すのをバックに、キスを交わす二人)
ん……ちゅ、ちゅ……ちゅむ、ちゅ……ちゅる……