Chapter15:ふたりだけのお正月
Chapter15:ふたりだけのお正月
[年明け直後・部屋で]
【正面・近距離】
あけましておめでとうございます、あなた。
(主「あけましておめでとう」)
えへへ。この部屋で年を越すのって実は初めてよね。
去年は実家に戻ったけれど、その前みたいに二人きりっていうわけには行かなかったし……
やっぱり、一度あなたと二人で過ごす年越しを味わってしまうと、ね。
ちゃんと家には連絡もしたし、年賀状も出したから十分だと思うわ。
近所にちょうどいい神社がなくて、一昨年のようにすぐには初詣できそうにないけれど、
どうせ成人式の時に戻るのなら、その前くらいでもいいかしら。
んふ……それにしてもこのコタツ、わざわざ買った甲斐があったわね。
一応一人用なんだけど、私たち二人で入るには問題ないサイズだし、
なにより、向かい合って座っても足が触れ合うのが好きよ。
(触れ合っている足を動かす主人公)
えへへ。そう行った途端足をくっつけてくるの、くすぐったいわ。
んふ、んふふ……もう、意地悪よ、あなたv
私からも……えい、えいっ……うふふv
んひゃっ……んふ……ん……あなたぁ……v
そこは内腿よ?もう、変態……v
ねえ、顔、こっちに寄せてくれる?
【正面・至近距離】
そう……そのまま……ん、ちゅ……(こたつの上で顔を寄せてキスをする)
えへ……ちいさなコタツってこういうこともできるから便利ね。
んちゅ……ちゅ、ちゅう……
んふっ……んぷ……もう、あなた……ちゅ、れる……キス、しながら……んちゅ……
足でくすぐるの……ずるい……ん、ちゅ……れる……
(徐々にやらしいキスになっていく)
んっ……ちゅる、れる……ぇりゅ……あなた……れる、りゅぷ……
年明け早々こんな……ぁぷ、れる……んふ……んぅ……
ぁむ……れる、れる……ちゅるる……んふふ……でも、嫌いじゃないわ。
あなたと……こう言った形で愛を深めるのも、なかなかに素敵なことだって思うから。
言葉や気持ちだけじゃなく、体同士の距離をゼロにして、愛をもって触れ合って……
あまりいやらしく触れられるのは恥ずかしく思うけれど……それも愛だって思うと、私は嬉しく思うわ。
ほら……私の頬、撫でて?
(朱音の頬に手を置く主人公)
ん……ね?熱いでしょう?
別にコタツが暖かいからじゃないわ。
あなたと一緒で幸せだよって、体が喜んでるの。
あなたと触れ合って、キスを重ねて、愛を溶かしあって……
そうやって熱を持っているから、こんなに熱くなってるの。
(頬に手をやったまま、顔を寄せて唇を重ねる)
ん……ちゅ、ちゅむ……
うふふ……今のキス、とても優しかったわ。
また、あなたへの好きが一つ募ったわ。
大好き……愛しているわ……
【正面・近距離】
……あ、そうだ。
ねえ、あなた?
さっき家に連絡した時にお母様から提案されたのだけれど、
3月の、婚約記念日……
少しだけ遠くで過ごさない?
遠くって言っても、一応国内なのだけど……
なんでも両親が行く予定だった旅行が、お父様のお仕事の都合で行けなくなったらしくて……
もうお金も払ってるし、キャンセルするくらいなら私たちで行ってきなさいって。
どうかしら。興味がないのなら断っておくけれど……私は行きたいなって思ってるわ。
(主「僕も行きたい」)
あなたも?えへへ、よかったv
じゃあ決まりね。
えっと、確か一日(ついたち)からの2泊3日って言ってたけれど……
予定、大丈夫……よね?
(主「うん」)
えへ、よかった。そのように伝えておくわ。
(主「楽しみだね」)
ええ。私も楽しみよ。
またあなたとの初めてを味わえるのだもの。
少し遠くにお出かけってことはあっても、泊まりでってことはなかったし……
うん。素敵な旅にしましょうね、あなた。