Chapter18_ここから見える未来は
■チャプター18:ここから見える未来は
[チャプター17の後、暗くなり始めた帰り道にて]
(手をつないで歩く二人)【※2時半の方向】
…………ふぅ。
さっきは危なかったわね……
確かに、不純異性交遊なんかじゃないって断言はできるけれど、れっきとした純愛だとしても、「血をもらってました」なんて言ったら変な目で見られちゃうわ……
もう……もっとして欲しかった、みたいな顔しないでよ……
それは帰ってから、ゆっくりしましょ?
今日は私の家に来る?
(「そうしようか」と主人公)
うん、わかった。
せっかくだし、今日の夕飯は私が何か美味しいものを作ってあげるわ。
なら、ちょっとスーパーに寄ってもいいかしら?
そこで今晩のメニューを決めましょう?
ふふ、なんだか新婚さんみたいね、私たち。
まあ、遠くない未来に、そうなるんでしょうけど。
ええ、幸せ。
大好きな人とこうやって一緒に歩くことも、
同じ未来を見つめて語り合うことも、
あなたと愛を交わすことも、
全部全部、幸せよ。
きっと世界中の誰よりも、私、幸せだわ。
大好き……大好き!
(突然後ろから抱きつかれる朱音・頭の上から覗きこむようにキスを求める主人公)【※正面少し左】
(/囁き声)
へ?こんなところで……?
ん……いいわよ。
もう私たち、婚約者同士なんだもの。
何も恥ずかしがることも、気負いすることもないのね……
(きょろきょろと辺りを見回す朱音)
でも……あそこの電信柱の陰でいい……かしら。
道のど真ん中でキスしてるカップルなんか、第三者目線だと見てられないわ……
……うん、来て……
はぷ、んちゅ、ちゅる、ちゅぷ、ちゅ、んちゅ……
んちゅ、んぷ、んぢゅ……好きよ……好き……はぷ……
んぷ、れちゅ、ちゅるる、んく、ちゅ、んぅ……
大好き……ちゅむ……らいしゅき……はぷ、んみゅ、ちゅる……
ちゅ、ちゅぷぷ、ちゅ、ん、れる……
(フェードアウト)
(囁き声/)