第2話:「すきっていって」
■第2話「すきっていって」
[昨日と同じ理科室]
あー!やっぱり来てくれた、先生v
職員室に忍び込んで先生のいつも持ってる……あれ?あの黒いのなんて言うんだっけ……名簿?出席簿?
いや、それは別にどうでもいっか。
あれに「放課後に理科室で」って書いたお手紙入れたの、読んでくれたってことだよね?
来なかったら美優、どうしようかなぁって思ってたところだったんだよ?えへへ~
「どうするつもりだったんだ」って……先生はそんなこと気にしなくていいの!
だって来てくれたんだもん。美優の事、好きってことだよね?うふふv
(先「単に生徒の頼みだから来ただけだ」)
あれれ~?先生、そんなにツレナイこと言ってもいいのかな?
先生は美優の彼氏なんだよ?忘れちゃだーめ!
んっと……あのね?
……美優、昨日の、ここでのこと……
……先生とのちゅーを思い出しちゃうと、なんだか胸がドキドキしちゃって……
どうしてだろ?って考えてたんだけど、考えれば考えるほどよくわからなくなって……
だから、もう一度先生とちゅーしたら分かるのかなぁってv
ね?いいでしょ?
いい……よね?(悪い顔で)
うん!そう言ってくれると思った!
じゃあ……はい。(キス顔をする美優)
………………
ほら、早くぅ……
だって昨日は美優からだったでしょ?だから今日はぁ……先生から、して?
じゃないと……声、出しちゃおっかなぁ……
放課後って言ってもまだ人はいるしぃ……ね?
んぅ……ん、んむ……(唇を重ねる)
にへ……先生のちゅー、優しいね。
してもらうのって、昨日のと結構違う……
うん……好き。
(先「もういいかな?」)
えー?まだだーめ!
もっとちゅー、しようよv
今度は美優からしてあげるからぁ……ぁんむ……
(キスしながら/)
ちゅぷ、ちゅる……んちゅ、ちゅ、ちゅぴちゅぷ……んちゅ……
先生とのちゅー……んりゅ、れりゅ……さっきみたいなのもいいけど……んりゅ、ぢゅる、んぷ……
こっちのほうが……んちゅ、ぷゅ、れりゅ……美優は好き……んぷ、くぷゅ……だなぁ……ちゅる、んぁ……
ちゅる、れりゅ、りゅぷ……んちゅ、ちゅぷ、ちゅぴ……んぢゅる……
好き……ちゅぷ、ん、ぁふ……れりゅ、んちゅ、ちぷちぷ……ちゅるる……
(/キスしながら)
ぷぁ…………んふぅ…………
えへへ……先生、お顔真っ赤だよ?
(先「夕日のせいだよ」)
ううん、夕日のせいじゃないと思う。
だって……(先生の頬に両手で触れる)
先生のほっぺ、こんなに熱いもんv
かわいいね、先生v
んーちゅv(頬にキス)
んちゅ、ちゅ、ちゅっぷ、ちゅる……
んむぅ~~、ぷはぁ……(頬にキスマークを付ける)
えへぇ……ちゅーするのって楽しいねv
あ、今の所、ちょっと赤くなっちゃってる……
これ、跡残っちゃうかなぁ?
まいっかぁ、にひひ。
先生v先生vほらぁ、もっともっとぉv
んー、ちゅっvちゅっvちゅぷっvちゅるっvくぷっvんむっv(啄むように先生の唇を食む)
んへへ~……好きぃ……先生、だいしゅきぃ……v
かっこ良くて、かわいくて、大好き……
(先「でも、なんで僕なんだ?」)
え?なんで先生のことを好きなのか?
それは……えっと……「好きだから」じゃ、ダメだよね?
うう……恥ずかしい……
あのね……美優は先生が担任になってからずっと、優しくてかっこいい先生だなぁって思ってて、好きだったんだけど……
去年の秋の遠足の時、転んで怪我しちゃった美優の手を、先生が握って歩いてくれたことあったよね?
その時、美優ね?とってもドキドキしてたの。
初めて繋いだ男の人の手、とっても大きくて、固くって、力強くて……
その日から美優、ずっと先生のことばっかり考えてたんだ。
……まだ先生の手の感触、覚えてるんだもん。
学校でも家でもずっと先生のことが頭から離れなくて、クラスで先生の顔を見るとドキドキで胸が痛くなって……
美優にとっての初めての恋、相手が先生だなんてほんとうにどうして良いのかわからなくって、だからこんな方法とっちゃったんだけど……
許してくれると……嬉しいな。
(先「でもこんなのはおかしいと思う」)
うん、間違ってるのはわかってるけど、でもこれ以外に方法はないって思ったから……
美優、先生が認めてくれるまで諦めないよ。
……だから、先生にも……早く美優のこと、好きになって欲しいなv