Track 2

Track2:【ひとつめ】先々週の水曜日の放課後、教室で。

■ひとつめ・先々週の水曜日の放課後、教室で。 [放課後の教室で雑務を終えた二人] 【瀬乃】ふぅ、これで終わり~!千依ちゃん、お疲れ様v 【千依】んもう、瀬乃ってば。いくら学級委員だからって、一人でできない量の仕事を引き受けないでよ。 【瀬乃】いやぁ、私って頼まれたら断れないタイプだからね~ 【千依】褒めてないし自慢にもなってない。 【千依】それでいつも私が手伝ってあげることになるんじゃない。全く…… 【瀬乃】でもほら、千依ちゃん。外見て。 (窓の外を見る瀬乃。それに追随する千依) 【千依】うわぁ、夕焼け……真っ赤…… 【瀬乃】ね、綺麗でしょ?私ね、千依ちゃんと一緒にこれが見たかったんだ。 【千依】もう、そうやって瀬乃はすぐロマンチストぶる…… 【瀬乃】ぶってるんじゃなくて、ロマンチストなの。 【瀬乃】大好きな子と素敵な景色を見て、ロマンチストにならない女の子はいないと思うよ? 【千依】そう、なのかな? 【瀬乃】そうだよ。千依ちゃんは好きじゃなかった? 【千依】瀬乃……その聞き方はずるい……嫌いなわけ無いじゃん。 【千依】好きな人に誘われて、こんな綺麗な空を見せてもらって…… 【千依】それを嫌いなんて言えるわけないよ。 【瀬乃】千依ちゃん…… 【千依】ありがと、瀬乃。好き。 【千依】……でも、別に仕事を私に手伝わせる必要はなかったんじゃ…… 【瀬乃】まあまあ、それはもう終わった話なんだし。 【瀬乃】……それより千依ちゃん、寒くない? 【千依】ん……そういえば、少し。 【瀬乃】えへ。こっちおいで。 【千依】こっちって……瀬乃の膝の上に? 【瀬乃】うん、そう。ほら。 【千依】じゃあ……きゃっv (近づく千依を抱きしめて膝の上に後ろ向きに置く瀬乃) 【瀬乃】んふふ~、やっぱり千依ちゃん暖か~いv 【千依】んもう、瀬乃……そんなに強く抱きしめられると苦しいって…… 【瀬乃】あー、ごめんごめん。あんまりポカポカだったからつい……えへへ。 【千依】ばぁか。 【千依】でも、瀬乃も暖かいよ。触れてる所、気持ちいいし…… 【瀬乃】えへへ。こんな風に千依ちゃんを膝の上に載せてると私も幸せだよv 【千依】んぅ…… 【瀬乃】千依ちゃん、軽いよね。今何キロ? 【千依】……内緒。そういう瀬乃は最近太ったんじゃない? 【瀬乃】え~?そうかなぁ?でもあれだよ、幸せ太りっていうの? 【瀬乃】千依ちゃんがかわいいから、なんかそれだけで十分かなって思えて……ね? 【千依】自分磨きを怠ったらダメ。まるまる太った瀬乃なんか見たくない。 【瀬乃】そんな……千依ちゃんっ…… 【千依】ふふ……冗談だって。私はどんな瀬乃でも……私を愛してくれる瀬乃なら、私は…… 【瀬乃】もう、そんな冗談言うなんて、千依ちゃんも随分丸くなったねぇ。かわいいvぎゅってしちゃお~ (強めに抱きしめる) 【千依】んぐぅ……だから苦しいって…… 【瀬乃】ん……あ、千依ちゃん。 【千依】ん?何? 【瀬乃】今気づいたんだけど、千依ちゃんって耳の穴もちっちゃいね。 【千依】なんでそんなとこ見てるの……変態。 【瀬乃】え~、だって千依ちゃんのこと愛してるんだもん。 【瀬乃】愛する人のことは体の隅から隅まで知っておきたいものだよ? 【千依】なんかそれ、恥ずかしい…… (自分の耳に指を入れる瀬乃) 【瀬乃】ん~、私の耳がこのくらいだからぁ……瀬乃の耳はぁ…… (千依の耳に指を入れる瀬乃) 【千依】っv……やぁ……んv……みみっ、指入れるなぁ……んぅ……v 【瀬乃】わ、凄い……人差し指だと全然入らないねv 【千依】んっ……ぁ……せのっ……私が耳……っv……ダメなの……知ってるでしょ? (指を抜く瀬乃) 【千依】……っあv……はぁ、はぁ……ふっ……んぁ…………はぁ…… 【瀬乃】ふーむ、じゃあ小指だと………… (小指を入れられる千依) 【千依】ひゃふっv……ん、うぁ……や……はゅ…………しぇの(瀬乃)……ダメ……んっvだってぇ……! 【瀬乃】んふふvなんか千依ちゃん面白~いv逆側もしちゃえv (もう片方の耳にも小指を入れられる千依) 【千依】ぁ……ぁぁ……ん……ふぁ……っv瀬乃……やめ……ホントに……変に(なっちゃう)……っv 【瀬乃】はぁ……はぁ……千依ちゃん……かわいいよ……んふ…… 【千依】ぁ……んひゅvんぁ……ぁ~……~っ……あ、あ……ぁ……んぁっv 【千依】……ん……んむぅっ(耐えかねて瀬乃の太腿をつねる) 【瀬乃】あぃたたたたっ!(痛い) 【瀬乃】千依ちゃん……急に太腿つねるのは……いたた…… 《※千依・気持ちいい時の息遣い》 【千依】……ふんっ 【瀬乃】も~、ごめんってば~ 【千依】……うるさい、バカ瀬乃…… 【瀬乃】だって、千依ちゃんがあんなにかわいい反応するんだもん……やめられるわけないよ。 【千依】瀬乃……全然反省してないでしょ…… 【瀬乃】だって…… 【千依】だってじゃない。一々瀬乃のおもちゃにされてたら、いくら身体があっても足りないじゃんか…… 【千依】嫌いなわけじゃないけど……こんなとこじゃ恥ずかしいっていっつも言ってるのに…… 【瀬乃】んむぅ…… 【千依】ほら、お詫び。ん。(振り向きつつ目を瞑って顎を上げる) 【瀬乃】ん……ちゅ。(瀬乃、顎を持ち上げて軽いキス) 【千依】……んむ。 【千依】ん……許してあげる。 【瀬乃】……千依ちゃん。(少々興奮した様子で) 【千依】瀬乃……そろそろ顎、離してくれてもいいんだけど…… 【瀬乃】ごめん、さっきから……千依ちゃんがかわいい声出してて全然我慢できなくなっちゃって…… 【千依】え、何……んむっ! (少々無理やり目にディープなキスをする瀬乃) 【瀬乃】ぁぷ、ちゅる……んちゅ、れる、ちゅ……んちゅぷ、ちゅる、ちゅ……ちゅるる…… 【千依】こら、せの……んぷ、んりゅ、れる……ぇる、んぷ……ちゅる、んぢゅ…………んぁ…… 【瀬乃】んちゅぷ、ちゅ……千依ちゃん……ちゅぷ、ちゅぴ……好き……ちゅ、ちゅる…… 【千依】んぷ、れゅ……瀬乃……私も……んちゅ、れりゅ……好き……れる、んちゅ…… 【瀬乃】んちゅ、ちゅ……ちゅぷ…… 【千依】んりゅ、れぇ………… 【瀬乃】……千依ちゃん、暖かくなった? 【千依】んむ……すぐそうやって「私のためにしました」みたいな雰囲気にする…… 【千依】でも、うん。体、ホカホカになったっぽい。 【瀬乃】えへへ。こうやってぎゅってしてるとすぐ暖かくなっちゃうね。 【千依】……でも、そろそろ帰らないと。 《/※千依・気持ちいい時の息遣い》(←ここまでに徐々に普通に戻る) 【瀬乃】あ、そうだね。もうこんな時間。 【千依】さっきはあんなに燃えてた空も、すっかり深い海の底みたいな深い青に…… 【瀬乃】ふふv千依ちゃんもロマンチストになっちゃった? 【千依】む……うるさい…… 【瀬乃】じゃ、帰ろっか。 【千依】うん。 (手を繋ごうと、片手を差し出す瀬乃) 【瀬乃】はい、じゃあ、手。冷やさないように繋いでてあげる。 【千依】……それって瀬乃が私の手を握ってたいだけでしょ。 【瀬乃】えへへ。だって千依ちゃんの手、ちっちゃくて暖かいからずっと握ってたいんだもん。 【千依】全く、しょうがない瀬乃……はい、どうぞ。 【瀬乃】にひ…………かわいい。 【千依】……瀬乃だって。この甘えん坊。