02_誘惑
■02_誘惑
ふふっ、本当に久しぶりですね~。
あぁでも、こうして二人きりでお話しするのは初めてですよね。これまでは、ちょっと挨拶したり、目が合ったりするくらいで。
でも私、ずっとこうしてお話ししてみたかったんです。
えぇ~? そんなの言わせないで下さい。
お兄さんって、結構意地悪さんですか?
あぁでも、少しくらい悪戯好きの方が可愛いかもしれませんね。
あら。可愛いのいいじゃないですか。
男の人も、少しくらい可愛げがある方が楽しいですよ。
例えば~、私の制服姿に見とれちゃってるけど、ついつい目を逸らしちゃう仕草とか、可愛いですよね~。
ふふっ、そういうのわかっちゃうんですよ?
女の子は、男の人の視線に気付いちゃうんです。
何でだと思いますか?
それは、私も見てるから、ですよ。
そう、お兄さんのコトを見てるから、お兄さんが私のどこを見てるか気付いちゃうんです。
スカート、短いですかね?
足首よりも、太ももがお好きですか?
あぁ、いいんですよ。変な目で見られても大丈夫。
勿論、お兄さんの目だから、ですけど。
知らない人に変な目で見られたら怖いですけど、知ってる人に見られるなら。
ううん、お兄さんに見られるなら私、怖いどころか、嬉しいです。
本当ですよ?
だからほら、慌てて目を逸らしたりしないで。
胸元を見てもいいんです。
どうですか? 私、ちゃんと育ってますか?
お兄さん好みの体型になってるでしょうか。
わぁ、嬉しいっ。ありがとうございますっ、んふふっ。
あぁ、でも。えっと、怖くはないですけど、ふふふ、ちょっと恥ずかしいですね。
ちょっとって言うか、凄~く。
お兄さんに見られて、見つめられて、嬉しいけど、恥ずかしい。照れちゃいますね、あははっ。
今は、首筋を見てますか?
それとも、唇?
目を見てくれてもいいんですよ?
そうそう、見つめて下さい。あぁ、見つめ合っちゃうことに、なっちゃいますけど。
お兄さん。私、可愛くなりましたか?
お兄さん。私、お兄さん好みの女の子に育ちましたか?
いいじゃないですか、教えて下さいよ。
ねぇ、お兄さん。お兄~さ~ん?
わぁ~、嬉しい。んふふ、嬉しいですねぇ、あぁん。
私も、お兄さんのコト、あの、えっと。ふふ、んふふっ、好き、ですよ。
あぁん、やだもう! 恥ずかしすぎっ。
実は、前からずっと見てました。
前からずっと、好きでした。
お兄さんも、ですよね?
私のこと、ずっと見てくれてましたよね?
私のこと、好き、ですよね?
あぁ~、良かったぁ~。違ったらどうしようかと思っちゃいました。
もしかしたら、私のこと可愛くないな~って思って見てたのかも、って。そんなことないですよね?
ほ~っ。
ふふっ、嬉しい。
ねぇ、お兄さん?
今日は、私一人なんです。
兄も、両親も、誰も帰ってこないんですよ。寂しいですよねぇ。
ですから、私が寂しくならないようなこと、してくれませんか?
んもう、これ以上言わせないで下さい。
ほら、唇は見るだけのものじゃないですよね。
そうそう、触れるためにあるんですからぁ、あっふ、んん。
んっちゅ、んん、んむっ、んっちゅ、んん、んちゅ、ちゅっちゅっ、んっふぅ。
ちゅぷちゅぷ、うちゅ、んん、んっちゅ、んんぅ、うじゅる。ちゅぶちゅぶ、ちゅぶぶ、んっふぅ。うっちゅ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅむむ、んん、んむんむ、ちゅう、んぅん。
んっはぁ~、は~、は~、はぁはぁ、あぁん。お兄さんのキス、激しい。
そんなにがっつかなくても、私は逃げたりしませんよ?
その証拠に~、んっちゅ、ちゅむむっ。
ちゅっぷちゅっぷ、んっちゅ、ちゅぶぶ。うちゅ~っふぅ、んふん。れろれろ、ぺろん、れろれろ、ぺろ~ん、んじゅる、ちゅぶちゅぶ、じゅぶぶ、ずるるる、んぅう~ぅ。
っふはぁ~。はぁ~、はぁ~、はぁ~、あっふ、んぅん。
こうして、私からだって激しいキスできちゃうんですからぁ、あぁ、あぁん。
お、お兄さんっ、好きです。私の、彼になってもらえませんか?
私を、彼女にしてくれますか?
わぁ、嬉しい。ありがとうございますっ。私、精一杯、お兄さんを喜ばせられる彼女になりますから。
はいっ。
彼女なんですから。キスとか、それ以上のことも、ね。