4家主はすごいです。
[休日の昼頃]
(押し入れから出てくるチカ)
只今戻りました~!
あれ?家主?ドコですか~?
(キッチンで野菜を切ってる主人公を見つける)
あ、お料理してたんですね。
(主「あ、お帰り」)
はい、ただいまです。
えっと、書き置き読んでいただけましたか?
はい、少し本部に用事があったもので、久々にあちらに戻っていました。
それで一つわかったことがあるんですが、どうも家主は普通の人よりも幸せの質が良いらしいんです。
家主と出会ってからの僕の業績、凄いことになってるって逆に心配されちゃいました。えへへ。
僕は手腕だけでなくて、運もいいみたいですね。素晴らしいことです。
(包丁で指を切る主人公)
あれ?家主、どうしたんですか?
あ……指、血が出てます……
全く、手元を見ていないからそうなるんです。
僕のことを見て頂けるのは嬉しいですが、刃物を扱ってる時はそっちに集中してて下さい。
んまあ、話しかけたのは僕の方なので、あまり強くは言えませんが……
ほら、見せて下さい。
ん~……そんなに深くはなさそうですね。これくらいなら……
ぁぷ……(指先を軽く咥えるチカ)
(指を口に含んだ状態で、舐めながら)(怪我してるので優しく)
ぁぷ、ちゅ…………んんんんっv
ぁ……んぁ……家主……今、僕の中にすごく家主の幸せが……ぁ、っんv
んぷ……なんだか……いっぱい……すごい……っ……v
家主の指……ちゅる、れる……舐めるたびに……ちゅ、んむ……熱いのが……
ちゅるる、れる……どんどん僕の中に……れる、りゅ、んぷ…………っv
舐められて……ん、れぇ……幸せになってるんですよね……?
怪我してて幸せになってるんだったらやだなって……んちゅ、ぷゅ……ちょっと思っちゃいました……ん……っふ……
だって……ちゅむ……それだったら僕のやってることの意味……れる、りゅ……なくなっちゃいます……
れゅ、ぷゅ……んちゅ、ちゅる、くぷ……ちゅむ、んむ……
痛くないですか……んぷ、ちゅ…………んふふ……れる……
家主……良さそうな顔してます…………ん……ちゅぷ、れりゅ……んちゅ……
ちゅぷ、ちぷ、くぷ……んれる、れりゅ……
(/指を口に含んだ状態で、舐めながら)
んぷぁ…………
えへへ、止まりましたね。良かったです。
……えっと、さっきの話の続きになるんですが……
他の子は……その……
幸せを貰うときには、こんなに気持ちよくならないそうなんですよ。
(主「気持ちいいの?」)
ええ、とっても気持ちよくって……すごくドキドキして……
それはやはり家主から貰う幸せの質や量によるものらしくってですね……
……家主は本当に凄いです。
家主を幸せにしてあげるのが僕の仕事なのに、同時に僕が家主に幸せにしてもらってるみたいで……
他の座敷わらしはたくさん苦労して家主を幸せにしてるって、よく聴きます。
なのに僕はそんなに苦労せずに……逆に家主にこんなにいっぱい良くしてもらって……
今だって御飯作ってもらってますしね。
なんだかずるいことしてるのかなって思っちゃいます。えへへ。
でもこのままではなんだか悔しいので、なにか僕に出来ることがあったら何でも言ってくださいね?
普通にしててもいっぱい幸せが出てくるのなら、もっと頑張ればさらに凄いことになるんじゃないかなって思うんです。
(主「じゃあ、一つお願いしようかな」)
え?あ、はい。何ですか?
なるほど……添い寝ですか。
ええ、良いですよ。
もっと変なことを要求されるかと思いましたが、簡単そうでよかったです。
(主「変なことって?」)
い、いえ……なんでもありません。気にしないでください。
えっと……今、じゃないですよね。お昼ごはん作ってる最中ですし。
えへへ。では食べ終わったらお昼寝、しましょうか。