Track 2

囁き&耳舐め

さーてと。 まずはおにいさんを、その気にさせなきゃね。 とりあえず……腰、下ろしてくれる? イスに座ってもいいし、あぐらをかいてもいいよ。 アハッ、大丈夫だって。 いきなり変なことはしないよ、いきなりはね。 だからはい、腰……下ろして? ……言うとおりにしてくれないと、契約違反ってことで、 おにいさんから魂抜いちゃおっかなー。 (──間隔5秒) そうそう。 素直でよろしい、ンフフッ♪ 腰を下ろしたら、次は深呼吸だよ。 間違ってインキュバスを召喚した挙句、 魂を抜かれるなんて言われたから、緊張してるでしょ? そう、まずはリラックスしようって話。 深呼吸は、肺の収縮をしっかり感じながら、ゆっくりとするんだよ。 さあ、ボクの呼吸に合わせてぇ……。 せーの……。 すうううううううううぅ……。 ふうううううううううぅ……。 ……もう一度。 体中の力みを吸い上げるつもりで、大きく息を吸って……。 それを体外へ流しだすイメージで、ゆっくりと吐いてね。 すうううううううううぅ……。 ふうううううううううぅ……。 ……ラスト、もう一回。 すうううううううううぅ……。 ふうううううううううぅ……。 さーて、いまので肩の力みが、少しは抜けたかなぁ……。 背後から、肩をさすさすしてみーよおっと。 ……さすさす。 うん、リラックスできたみたいだね。 おにいさんの気が落ち着いたところで、 あらためて、ボクの自己紹介をさせてもらうよ。 (──間隔5秒) ……ボクはね。 魔界にわずかに棲んでる、男色専門のインキュバスなんだ。 それも、召喚されるたびに清らかな体に戻っちゃう、童貞インキュバス。 以前召喚されたときの記憶も快感も忘れて、 できたてホヤホヤの、つるっつるボディーに転生しちゃうんだ。 召喚のたびに童貞に戻るインキュバスは、魔界でボク一人だけ。 だからおにいさんは、とーってもラッキーなんだよ? ボクのこの未成熟な肉体を、思う存分楽しまなくっちゃ、損なんだよ? ところでおにいさんは、エッチの経験って……ある? (──間隔5秒) アハッ、そうなんだ。 ボクとおんなじ、童貞くんだね。 キスは……? キスくらいは、したことある? (──間隔5秒) ふーん、キスもまだなんだ。 その年で、キスの相手すら見つからないんだ。 それじゃあ、サキュバスを召喚したくなるのも、無理ないよねぇ……フフッ。 大丈夫、バカになんかしてないよ。 だって、キスならすぐに、ボクが経験させてあげるからね。 召喚したてのボクの唇はね、 年頃の女の子のよりスベスベで、モチモチなんだよ? フフッ……。 そうだね……。 さし当たって、耳たぶにキス……しちゃおうかな? ちゅっ……。 ウフフッ。 男の子のキスも、意外と悪くないでしょ? そして、唾液で軽く湿った耳たぶに、息を吹き掛ける……と。 ふっ……。 アハッ♪ お耳、ピクンと跳ねたよ。 濡れたところに涼しい吐息を吹き掛けられて、ゾクゾクしちゃったんだ? 男の子の唾液と吐息に反応しちゃうなんて、 おにいさんってば、潜在的なショタコンなのかもしれないよ? ンフフッ♪ さあ、次は反対のお耳だね。 (──間隔10秒) ちゅっ……。 あむっ、ちゅばっ、むちゅっ、むちゅちゅっ、あむぅ……。 むちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、むちゅっ、んちゅっ……。 ふっ……。 ふーっ……。 ふーっ……。 ふううううううううぅ。 ……ふぅ。 おにいさんの耳たぶ、柔らかくて美味しいから、つい長めにはむはむしちゃった。 ウフフッ。 おにいさん、たくさん舐められても、ちっとも嫌な様子じゃなかったね。 それどころか、お耳を真っ赤に染めて、前後にピクピク震わせてた。 男の子の唇と吐息で、感じちゃったんだね? その様子だと、お口のキスも抵抗なさそうだね? ンフフッ♪ だけどもう少しだけ、お耳プレイを楽しんじゃおうかなぁ……。 だって、お耳を震わせてるおにいさん、とってもかわいいんだもん♪ ンフフフッ……。 はむっ、むちゅっ、あむちゅっ、んちゅっ……。 ちゅばっ、むちゅっ、むちゅちゅっ、んちゅぅ……。 今度は耳たぶじゃなくて、お耳の中目掛けて、ふーふーしてあげる。 男の子のにおいと体温を吐息に乗せて、おにいさんの体内へ注いであげる。 ふうううううううぅうぅうぅうぅ……。 ふうううううううぅうぅうぅうぅ……。 反対のお耳にも、男の子淫魔のブレスを吹き込んであげるね。 (──間隔10秒) ふうううううううぅうぅうぅうぅ……。 ふうううううううぅうぅうぅうぅ……。 あむっ、ちゅばっ、あむちゅっ、ちゅっ、ちゅっ……。 はむっ、むちゅちゅっ、ンちゅちゅっ、ちゅっ、ちゅっ……。 ちゅううううぅうううぅ……ちゅばっ! ウフフッ♪ おにいさん、お耳がてっぺんまで赤く色づいてる。 男の子の耳舐めとフーフーで、いい気持ちになっちゃったんだ。 男色家の素養十分……だね? それじゃあそろそろ、おにいさんの唇、奪っちゃおうかな~。 前に回るね?