Track 2

自律訓練法

 どう?体の力がすっかり抜けたら、疲れも一緒に抜けて行ったでしょう?  でも、私の誘導に従っていくと、もっともっと疲れが取れて、気持ちよくなっていくのよ。  力を抜いて、リラックスして、疲れが消えていくの。  左腕のー、力がすーって抜けているとー、どーんどん左腕が重く、重ーく感じていくわ。  気持ちのいい重さ、リラックスの重さ、ほら、左腕が重くなる・・・自分でも呟くともっと効果的よ、心の中だけでもいいから、ね?  ほら、私の後に続いて繰り返して、左腕が重くなる、重くなる、重くなる。  どーんどん重くなる・・・重い、重い、気持ちいい、重い、気持ちのいい重さ、ずーんと重い、重くなる、重い、すごーく重い。  今度は右腕よ、右腕の力が抜けきってー、重ーく感じる・・・気持ちのいい重さ、どんどん重くなる。  また、私の後に続いて繰り返して、右腕が重くなる、重くなる、重くなる、どんどん重くなっていく。  どーんどん重くなる、重い、重い、気持ちいい、気持ちのいい重さ、ずーんと重い、重くなる、重い、すごーく重い、気持ちいい。  そして左脚、ほら、左脚って聞いただけで、もう重ーく感じてきた・・・重い、重ーい、どんどん重くなっていく。  あなたは繰り返す、私の言葉を、ほら、重い、重い、重くなる、もっともっと重くなる、すごーく重い、重くて気持ちいい。  力が完全に抜けて重い、力が入らなくて重い、気持ちよくて重い、左脚が重い、重い、重い。  次はー・・・もう、右脚が重くなってきているかしらぁ?・・・でももっと重くなるわ、右脚が重い、重くなる。  自然に言葉をなぞる様になるわ、はい、重い、重ーい、重い、重くなる、もっともっと重くなる、すごーく重い、重くて気持ちいい。  力が完全に抜けて重い、力が入らなくて重い、気持ちよくて重い、右脚も重い、重い、重い。  まるで両手、そして両足が沈み込んでいくみたい。  両足に引っ張られるみたいに、腰も重くなっていくわ。  腰が重い、重い、重い、お尻がどんどん沈んでいく、腰が重い、重い、気持ちいい。  繰り返しなさい、腰が重い、もっと重くなる、凄く重くなる、どんどん重くなっていく、重い、気持ちいい、重い。  腰が重い、右脚が重い、左脚が重い、どんどん沈んでいく、深ーい世界に沈んでいく、気持ちよく沈んでいく。  肩、両腕に引っ張られるみたいに、両肩が重くなる・・・ずーんと重くなる。  両肩が重い、背中からどんどん沈んでいく、どんどん沈む、ずーんと沈む、沈みなさい。  ほら、繰り返して、両肩が重い、重い、重い、どんどん重くなる、重い、重い、重い。  どんどん重くなる、ずーんと重くなる、もっと重くなる、気持ちよく重くなる、重い。  頭も重い、重くなる、まるで押し付けられてるみたいに、ずーんと重い。  深い深ーいところに引っ張られるみたいに、頭の中まで沈んでいく、ずーんと重い、重い、重い、重い。  ただ繰り返す、重い、重くなる、頭の中が重い、重くなる、重くなって何も考えられなくなる。  重い、重い、重い、ただ重いだけ、頭の中はただ重いだけになる。  もう全身が重い、重い、重い、全てが重い、世界が重い、ずーっと重い。    そして・・・身体の疲れを取るのに、身体の力を抜くように、頭の疲れを取るには何も考えない方がいいの。  だから、頭の中を、頭の働きも、止めてしまいましょう。  全身が重くなって、全てが深い所に沈みこんでくると、今度は身体が温かくなってくるわ。  身体を充分に休ませ、新陳代謝を良くするためにも、身体を暖めるのは効果的よ。  だから、また私の誘導にしたがって、気持ちよく暖めていきましょう。  左腕が少しずつ暖かくなっていく、暖かさを感じる、暖かくなっていく、暖かい、気持ちいい。  流れ込む血液が、どんどん左腕を暖めていくわ。  ほぉら、暖かくなる、暖かい、暖かい、暖かい、熱い、熱くなる、どんどん熱くなる、気持ちよく火照って行く。  その熱さ、暖かさは右腕にも飛び火するの、右腕も暖かさを感じる、暖かくなっていく、暖かい、どんどん暖かくなる。  流れ込む血液が、どんどん右腕も暖めていく。  何回も何回も繰り返せる、暖かい、暖かい、暖かい、熱い、熱くなる、どんどん熱くなる、気持ちよくカーッと火照って行く。  もっと力を抜いて、もっと全身を重くして、もっと気持ちよくなっていいのよ?  そう、気持ちよくなって脚も暖かくなって来る。  左脚、そして右脚、じんわりと暖かさが広がってくるわ。  すっかり全身リラックスしたあなたは血液の流れもよくなっていて、どんどん暖かさが流れ込んでくるの。  そう、血液の流れは熱の流れ。  血液が流れ込むたびに両足がどんどん温かくなっていく、暖かい、暖かくて気持ちいい、どんどん暖かくなっていく、暖かくなるのを感じる。  繰り返すのは気持ちいいでしょ?、暖かい、暖かい、暖かい、熱い、熱くなる、どんどん熱くなる、もっと熱くなる、火照って行く。  手足が温まると、今度は身体も温まってくるわ。  腰を中心にね、まるでお風呂に浸かってるような気分で暖かさが広がってくるわ。  お尻が、腰が、お腹が温かい。  暖かくなる、感じれば感じるほど、暖かさが強く、気持ちよくなってくる。  いくわよ?、暖かい、暖かい、暖かい、熱い、熱くなる、どんどん熱くなる、熱く火照る、腰の奥が火照ってどんどん気持ちよくなる。  心臓の鼓動が力強く、ゆっくりになって行くのを感じなさい。  そうするとね、今度は暖かさが胸まで上がってくるわ。  胸から首、そして頭まで温かくなっていくの。  そぉら、暖かい、暖かい、暖かい、熱い、熱くなる、どんどん熱くなる、もっと熱くなる。  頭、頭の中までも熱が入り込んでくる、熱い、熱い、熱い、熱くて頭がボーっとする、どんどんボーっとしてくる。  お風呂でのぼせたみたいに、頭がボーっと気持ちよく空っぽになっていく。  どんどん熱くなる、熱い、熱い、熱い、熱い、頭がボーっとする、熱い、熱い、熱い。  もうあなたは、身体も頭も重くなって、何もする事も考える事もができない状態よ。  頭も身体も充分に温まって、休息することだけに集中しているわ。  そうやって休息に集中していれば、すぐに疲れが取れるわ・・・だからしばらくその状態のまま私の声を聴いていなさい。