第4話「名産品定食」
[参道のお店でご飯を食べてたふたり]
ふはー……美味しかった……
歩き疲れてたのもあるだろうが、こう言うとこで食べるのは新鮮でよかったよ。
それに、ちゃんとコラボメニューのようなものも置いてて、町ぐるみでコンテンツを愛してくれてるのが伝わって良いな。
ただ金儲けのために乗っかってるだけかもしれないが……まあ、結果的に居心地が良くなってるならそれもアリ、だよな。うん。
ふあ……でも、食べたら眠くなって来た……こうなってくると帰り道が面倒だな……
(主「このあたりで泊まってく?」)
いや、流石に泊まっていくのは予算オーバーだろうし、お前は明日、普通に仕事だろ?
(主「そういえばそっか」)
全く、私第一なのは嬉しいが、ちゃんと考えてから発言してくれよ。
(主「じゃあ温泉とか」)
温泉か……でも、着替えとか持って来てないし……
(主「どっかで売ってないかな」)
売ってないだろ、ここら辺じゃ。
駅からここまで歩いて少し汗をかいてしまったし、同じ服を着るのもやだしな。
(主「そういえば、足湯やってるとこがあるって紹介されてた気がする」)
なるほど、足湯……
確かアニメでもやってたな。ヒロインたちが足湯に浸かりながら話するシーン。
じゃあこの近くにもあるんだろうか。
(店内に足湯やってるとこのチラシが貼ってあるのを見つける主人公)
あ、あのポスター……お前は目敏いな。全然気にしてなかったよ。
場所は……この並びか。
いいな。では行くとするか。
(食事を終えるために箸を置き手を合わせる少女)
ごちそうさまでした。ふふ。
[足湯で寛ぐふたり]
はぅ~極楽極楽~……ん~……ふへへぇ……
いい温度……足の裏とかふくらはぎとか結構辛かったけど、ずいぶん良くなって来た気がするよ。
ちょうどよかったな、二人用の席があって。
これはカップル向けってことか?
(主「どっちかって言うと夫婦向け?」)
あー確かに。どちらかと言うと熟年夫婦向けだろうな。お年寄りも多かったし。
だったら私たちにはまだ早かったか?ふふふ。
(少女の足に指を絡めてくる主人公)
あっ、足……指絡めてくるなよ……くすぐったいだろ……ん、ふへ……んもう……(くすぐった気持ちいい)
お前の指太いんだから、あんまりそんな風に……あっ……
ん……全く……馬鹿者……ふぅ……
(うまく絡まなかったので互いの親指と人差指の間でキスをするような状態になる)
……足もおっきいよな、お前。
手も足も、全身が私よりずっと大きくて……
それで、私を守ってくれてるんだよな。
(主「どうしたの?」)
んふふ……いや、別に。
ただ、こんな触れ合い方もあるんだなって、少し感動してただけだよ。
(かわいかったので両足で小さな少女の足を挟む主人公)
ん……ふへ……こら、挟んでスリスリするなよ……くすぐったいって……ん……んふ……
もう、変な気分になって来ただろ……外なのに……
はぁ……ちょっと体温も上がって来た気がするし、まあ、仕方ないのかな。
……いや、そんなわけないか。なんだか眠くて思考が緩くなってるな。
ん~……ねむ……な、お前……ちょっと寝てもいいか?
昨日は興奮であんまり寝れてなかったから……落ち着いて、足湯であったまったら、もうダメっぽい……ふへへ……
(主「いいよ」)
ん……ありがと……じゃあ、ちょっとだけ……5分だけ……
ん……んふ……ふぅ……くぅ……すぅ…………