ましろママがご飯食べさせてあげる♪
「おかえり、おにーさーん♪ 今日は結構遅かったねー。お疲れ様ー」
「ご飯、できてるよー♪ 今日は、ましろの好きな、ハンバーグだよー♪ にひひひ♪」
「……っとと。おにーさん、だいじょぶ?」
「なんか、いつも以上に疲れてる感じだねー」
「……え? ご飯、あんまり食べたくない……の? 疲れすぎてて食欲ない感じ?」
「……んー。できれば、おにーさんの言う通りにしてあげたいんだけど……ママ的には、それはできないなー」
「疲れてるのにご飯食べないなんて、栄養とれなくて、どんどん体が弱っちゃうよ? 少しだけでもいいから、頑張って、食べよ?」
「……うん♪ 素直でいーこだね、おにーさん♪ 大好きだよ♪ にひひ♪」
「……あ。そーだ♪ ましろが少し工夫すれば、おにーさんもちょっとは食べやすくなるかな?」
「ご飯の準備するから、ちょっと待ってて、おにーさん♪」
「すぐにできるからねー。あとちょっと!」
「お待たせ、おにーさん♪ ……あ、でも、待って。まだ食べないで?」
「よいしょ、っと♪」
「え? にひひ。そーだよ、今日のましろの席は、こっち♪ だって……そうじゃないと、やりづらいからねー♪」
「はい、おにーさん♪ あーーーん♪」
「おにーさん? ぼーっとしてないで、お口開けてー?」
「んー? だって、あんまり食欲ないんでしょ?」
「だから、ましろママがこうすれば、少しは、食べる気になるんじゃないかなーって♪」
「だから、はい♪ あーーん♪」
「にひひ。恥ずかしい? でも、少しは食べてみよーよ。ママと一緒に、もぐもぐ、頑張ってみよ?」
「はーい♪ あーーーん♪ ……うん♪ そうそう♪ その調子♪」
「どーお? おにーさん。ハンバーグ、おいしー?」
「そっか、よかったー♪ じゃあ、もう一口♪ あーーん♪」
「うん♪ よーく噛んで飲み込んでね♪ もぐもぐ、ごっくん♪」
「よくできましたー♪ えらい、えらい♪」
「あ、でもね。本当にもう無理だ、ってなったら、無理して食べなくてもいいからね?」
「あんまり無理して食べても、嫌な気分になるだけだから。限界がきたら、いつでもましろに言ってね?」
「まだいけそー? ……うん♪ わかった♪ ほら、あーーーん♪」
「にひひ♪ たくさんごっくんできて、すごいねー♪ いーこ、いーこ♪」
「あ、喉、乾いた? お水あるよー♪ はい♪ 飲ませてあげるねー♪」
「にひひ。遠慮しない、遠慮しない♪ 今日は、ママがぜーんぶ、ご飯のお世話、してあげる♪」
「お水、飲めた? うん♪ じゃ、次は、サラダいってみよっか♪ お野菜もバランスよくしっかり食べないと♪」
「はい、あーーん♪ もぐ、もぐ、ごっくん♪」
「次は、お味噌汁も♪ ママがお椀持っててあげるから、飲めるだけ飲んでねー♪ ほーら♪」
「……うん、おっけー♪ ご飯食べるの、じょーずだね、おにーさん♪ とっても偉いよー♪」
「んーと……まだ食べられそー? 大丈夫?」
「少し食べたら、逆に食欲がわき上がってきた感じかな? じゃあ、このまま、いっぱい食べられるように、ママと頑張ろっか♪」
「ましろママ、応援してるから♪ はい、あーーーん♪」
「もぐ、もぐ、ごっくん♪ まだまだいくよー♪ あーーーーん♪」
「んー? にひひ♪ ママ、とっても楽しいよー♪ 赤ちゃんにご飯あげてるのって、こーいう気分なのかなー♪」
「まあ、赤ちゃんはハンバーグなんて食べないけどさ♪」
「でも、あーんってしてあげるたびに、だんだん、おにーさんが元気になってくのが分かって……すっごく幸せな気分になってくるの♪ にひひ♪」
「おにーさんさえよかったら、いつも、こんな感じでご飯食べさせてあげるのもいいかもー♪ ましろママは大歓迎♪」
「ましろママに、いつでもお願いしてね♪ おにーさん♪」
「はい、あーーーーん♪ もう少し頑張れそー? うん♪」
「あーーん♪ もう一回♪ あーーーーん♪」
「それで……最後に、お味噌汁♪ はい、ごっくん♪」
「はーい♪ よくできましたー♪ 綺麗に食べられたねー♪ えらいよ、おにーさん♪」
「ううん♪ ましろママは、ただ単に手伝っただけ♪ こんなに食べられたのは、おにーさんが頑張ったからだよ♪」
「いーこ、いーこ♪ えらい、えらい♪ よーく頑張りました、おにーさん♪ にひひ♪」
「あ。デザートに果物も用意してるから、食べられそーだったら食べてね♪ 果物も、栄養たっぷりで健康になれるよー♪」
「もちろん、ママが“あーん”ってしてあげるね♪ にひひ♪」
「……あ。でも、その前に、ましろもご飯食べないと。お腹すいてきちゃった」
「んーん。気にしないでー? ぱぱっと食べちゃうから……また、ママとイチャイチャしよーね♪」
「それとも……ましろのご飯、おにーさんが食べさせてくれる? にひひひ♪」