ましろママが耳かきしてあげる♪
「おかえりなさい、おにーさん♪ 今日もいっぱい疲れた、って感じの顔だねー」
「……お仕事、まだ辞めないのー? もし辞めたら、いつでもましろに言ってねー♪ 最近、バイトとかよく探してるんだー。にひひ」
「明日は、ようやくお休みだよね? 一週間、ほんとーにお疲れ様ー。今日はゆっくりすごそーね♪」
「とりあえず、おっぱいしとくー? ……うん、おっけー♪」
「ぎゅーーーーーーーっ♪」
「一週間、よーく頑張りましたねー♪ ましろママが、いっぱい褒めてあげる♪ えらーいえらーい♪ いーこ、いーこ♪ 毎日、立派に働いてすごいねー♪」
「他の人は、当たり前のことだ、って言うかもしれないけど……でも、その当たり前って、とっても大変なことなんだよね。働くって、すごいことだよ」
「本当に、すごいよ♪ えらい、えらい♪」
「……あ、そーそー。ましろね、今日は授業中に、癒しについて考えてたんだ。友達とかにも聞いてみたりしたんだけど」
「どーしたら、おにーさんの疲れを、ママが癒してあげられるのかなって」
「まあ、えっちなことは後でするとして……それ以外で何かなって考えて……」
「で、思いついたのが、これ! じゃーん! 耳かき♪ にひひ♪」
「おにーさんを膝枕してあげながら、耳かきすんのー♪ かなりの癒しになるって聞いたよー♪」
「おにーさん。どーかな? ……おっけー? わーい♪ ましろ、頑張るねー♪」
「それじゃ、おにーさん。ましろのお膝に、どぞどぞー」
「……うん♪ いらっしゃーい♪ にひひ♪」
「ママのお膝はどんなカンジー? やらかい? それとも、固い?」
「……気持ちいー? そっかー♪ ましろ、太ももプニプニでよかったー♪」
「ママが赤ちゃんに膝枕してあげる、ってのも、当然のことだから……ましろママのお膝に、遠慮なく甘えてね♪ おにーさん♪」
「じゃ、耳かき、やってこーかー。いくよー♪」
「かーり……かーり……かり……かり……」
「……こんな感じどうかな?」
「……あれ? おにーさん、体もじもじさせて、どーしたの?」
「……弱すぎてくすぐったい? そーなの? んー。お耳って敏感だから、これくらいかなって思ったんだけど……」
「もう少し力入れたほうがよさそーだねー。じゃあ……」
「こしょ……こしょ。こしょ……こしょ……。こんな感じでどーお?」
「……気持ちいい? うん、わかった♪ これくらいの力加減で、やってくねー」
「……むむ。これはいわゆる耳垢(みみあか)というやつではー? とってやるー♪」
「こりこり……こりこり……」
「……とれたー♪」
「汚れを取るって、なんか、気持ちいーなぁ。耳かき、結構楽しいかもー?」
「続けるよー♪」
「こしょ……こしょ。こり……こり。かり……かり♪」
「……ん。だんだん、力加減にも慣れてきたし、少し奥のほうにいってみるねー」
「痛くないようにするけど……痛かったら、すぐに言ってね?」
「…………」
「……こんな感じで、どーお? ……ちょうどいい力加減? よかった♪」
「じゃ、これくらいで、奥もかりかりしてくねー♪」
「……んー。奥のほうも、なかなか、いー感じに汚れてるねぇ……これは、お掃除しがいがあるなー♪」
「んー? にひひ。汚れてること、恥ずかしがらなくてもいーって♪ こーいう奥のほうの汚れは、逆に、自分でやっててもとりづらいでしょー?」
「こういう細かい作業こそ、ママの出番だよー♪ 赤ちゃんの体は、ママが清潔にしてあげないとねー♪ にひひひ」
「もし、おにーさんが大怪我しちゃって、体のお手入れが難しくなったら……そのときも、ましろがお世話してあげるから、安心してね♪」
「必要になったら……おむつだって、ママがとりかえてあげる♪ にひひひ♪」
「……こんな感じかな?」
「にひひっ。結構とれたー♪」
「このまま反対側にいってもいいんだけど……せっかくだから、これもやろっか。耳かきのお尻についてる、ふわふわしたやつー♪ これで耳、拭いてくねー」
「ん……しょ、んしょ……」
「このフワフワって……要は、かきだした耳垢を回収する、ってことなんだよね」
「あんまり使ったことないんだけど、どんな感じなの? やっぱり、見たまんま、ふわふわして気持ちいい?」
「……へー。そーなんだー♪ ましろも今度やってみよー」
「……ん♪ いい感じ♪ 耳、綺麗になったー♪」
「んじゃ、仕上げに……ふーってするね♪」
「ふーーーーーーーーっ♪」
「にひひひっ♪ おにーさんの体、びくびくってしたー♪ ゾクゾクきた? かーわいい♪」
「反対側もやるねー♪ ごろんってしてくれる?」
「はい、ごろーん♪ よくできましたー♪ 偉いですねー♪ にひひ♪」
「もう、コツは掴んだから……最初から気持ちよくしてあげるー♪」
「こしょ、こしょ……こり、こり……」
「こんな感じの力加減でしょー? ……おっけー♪ こっちも、いっぱい綺麗にしていくよー♪」
「……んー? なぁに? どうかしたー? おにーさん」
「……理由? ……なんの? ましろが、おにーさんに優しくする理由、ってこと?」
「えー。何度も言ってんじゃーん。おにーさんに甘えてもらうのが、好きだから。おにーさんが可愛いから」
「ましろが、おにーさんのこと、大好きだから♪」
「ましろと遊んでくれるし、子ども扱いしないし。……まぁ、ましろは、おにーさんのこと、子ども扱いしてるんだけどさ♪」
「おにーさん、優しいし。あと……やっぱり、可愛いし♪」
「ましろ、おにーさんのこと大好きだし、甘やかしてあげたいの。それだけだよ♪ にひひー♪」
「……お。いい感じの見つけたー。こり、こり……こり、こり……」
「……うん♪ とれたー♪」
「浅いところは、これくらいでだいじょぶそーかな? じゃあ、深いところ、耳かきしてくよー。痛くしないようにするからねー♪」
「かり……かり。かり……かり」
「どーお? 気持ちいいでしょー♪ にひひ♪」
「完全に、気持ちいいとこ押さえちゃったー♪ おにーさんのママとして、どんどん腕があがっていくねー♪ にひひ♪」
「……おにーさん。ましろと一緒にいてくれて、ありがとーねー♪」
「ましろ、おにーさんと、毎日一緒にいられて……ホントに嬉しーし、たのしーんだー♪」
「あ、そういえば、うちの親にもね、おにーさんのこと、色々お話してるんだけどさ。いつもましろと一緒にいてくれて、ありがとーって言ってたよ」
「うちの親、共働きで、帰ってくるの遅いからさー。おにーさんが見てくれるなら安心だって」
「親公認、だねー? こりゃ、将来的に結婚することになっても、安心だねぇ? にひひっ♪」
「おにーさん、大好きー♪ ましろ、おにーさんのママで、ほんとーによかったなー♪」
「おにーさんのことー♪ すきー、すきー♪ おにーさーん、だーいすきー♪」
「……んー? おにーさん、ひょっとして、照れちゃってるのー? にひひ♪ ほんとに可愛いなー、もー♪」
「……ん。だいぶ綺麗になったー♪ じゃあ、ふわふわのほう、やってくよー♪」
「ふわ……ふわ。ふわ、ふわ。こしょ、こしょ、こしょ、こしょ……」
「ん……♪ おにーさんの顔、うっとりって感じだねー♪ かーわいい♪」
「なんか、この時間、幸せだなー。ずーっと続けばいーのになー♪」
「ふわ、ふわ……ふわ、ふわー♪」
「……ん♪ おっけー♪」
「じゃあ、仕上げの……」
「ふーーーーーーーーーーっ♪」
「……あはっ♪ おにーさん、また、ぞくぞくってしたー♪ びんかーん♪」
「うーんと……。うん♪ 耳、かなーり綺麗になったー♪ 頑張ったかいがあったなー♪ にひひ♪」
「おにーさん、どうだった? ましろママの耳かき、癒された?」
「……にひひ。そっか♪ せっかくだから、まだ、膝枕したままでいる?」
「うん♪ おけおけー♪ 好きなだけ、ママのお膝で、ごろごろしてなよー♪ ずーっと、頭、なでててあげるからさ♪」
「いーこ、いーこ♪ ほんとうに、おつかれさまー♪ 耳かき、よーくがんばりましたー♪ にひひっ♪」