哺乳器の末路
魔王城の一角、生まれたばかりの魔物たちに餌を与え育てる施設があった。
小さくも醜悪な魔物たちを、母親のように慈愛を持って接するのは、人間の裸の美少年たちである。
「ほおら、美味しい餌だよ?よおくしゃぶって、いっぱいミルクを飲むんだよ……♥」
優しく抱かれる魔物たちが、赤子のごとく少年たちの肉芽にしゃぶりつき、その舌で転がす。
じきに部屋は少年たちの快楽の顔と嬌声に満ち、やがて若さと生命力のあふれる精が、
何度もその口に吐き出される。
「あっ♥あっ♥きもちいいよお……♥ 先っちょのところもっと舐めて!もっと食べて!美味しいエサだすからあ♥」
このようにして魔物たちは、上質な精によって育てられるのだが、十分に育ったあとはまた、
次の餌として少年たちを利用する日が来るのだ。
肉食の魔物は、ある日、十分に味わった精に飽きていることに気がつく。
すると、今までしゃぶりついていた哺乳瓶が、柔らかく美味しそうな肉に見えてくるのだ。
肉を切り裂く牙は十分に生え揃っている。
舌触りの良かった竿にかじりつけばどんな味がするだろうか。
いままで精を生み出していた、袋の中身を噛み潰せば、中はどんなに濃い味がするだろうか。
魔物はいやらしく笑みを浮かべると、いつものように起立した肉棒を前に、すっかり凶暴になった
その口を開くのだった。