Track 8

声を殺してのクチュ(右:喘ぎ・左:水音)

 本当にチョロいなぁ、我が義妹(いもうと)は。  俺がいいって言うまでイくなって言ったらさ。  いいって言うわけないじゃん、俺が。  結局俺の手のひらの上で踊り続けるだけじゃない。  「じゃ、始めるよ……んっっうっ」  義妹は相変わらず、律儀にオナニーを始めた。  はぁ、この娘、感度はいいし素直になるしよがる声はかわいいし。  やっぱり、他人に渡したくないな。  先刻達したばかりで、グチュグチュといやらしい音が耳元で鳴っている。  本当は舐めて気持ち良くしてあげたいんだけど、俺に頼るようになると面白くないからね。  自分で自分の気持ちいいところは開発させてやらないと。  「ぁん、うっ……あっふぅ、くっ……はぅ……」  やはり、先刻と同様にクリから攻めてる。  おそらく一番感度のいい場所なんだろう。  しかし、中でも感じるようで、こないだの風呂場でのセックスでは達していた。  きっと開発すれば、中だけでもイけるようになるんだろう。  「はふ、くぅぅう、あっ、あん」  お、中の愛液を掻き出すようにしたり、指をグリグリ動かしているようだ。  きっとクリでイきそうになったのかな。  そうやって色々と開発して、もっとヤラシイ俺だけの身体にしたい。   ──ずっと聞いていると、まただんだん激しい吐息になってきた。  これ、もう我慢できないんじゃないの?  思った通り、義妹は絶頂を迎える。  「っ、ぁあああああああああああああん! ああああ、いやああああああああん!!!」  「はは、ダメな娘だねえ、また俺との約束守れなかった」  「ごめん……気持ち良くなっちゃうんだもん……」  「じゃあ、もっと気持ち良くしてあげるよ。その代わり今度こそ、耐えるんだよ?」  「また、イっちゃダメなやつするの?」  「いや、今度は、イきたいところを我慢して、何度もイかせてあげたいだけだよ」  「わかった……」