Track 3

◆トラック3:甘々対面座位射精

マスター。私の手を握って、上半身を起こしてください。 ちょうど、シートに足を伸ばして座るような形で……そう、そうです、後は私にお任せ下さい。座ったままで、そのままで大丈夫です。はい、対面座位が一番良いです……いえ、私の好みとかではなく。マスターの顔が、よく見えるので。 (キス) ん。もう。またいきなりキスですか。さては、また何か勘違いされましたね、マスター? 反応と表情がよく分かるので、セックスに最適化された体位だと私は言いたいだけです。別にマスターと見つめ合っていたい訳では……あの、過去にだって、何度もそう説明をしていると思うのですが。やはり記憶障害……という訳ではありませんよね? まったく、そんな都合よくてわざとらしい記憶障害など有り得ません。 さては私に、マスターの顔を見ながらエッチがしたいです、と言って欲しいのですか? (キス) またそうやって……ヒューマノイドにキスで返事をするなんて。前代未聞です。まったく。それが肯定の意味合いを持っていると理解できてしまう私も私ですが。 では、こういうのはどうでしょうか? 先程、射精されたときのように、お互いにキスをしながら、お互い見つめ合いながら。挿入の瞬間を迎えたりなど、されてみますか? ……今のマスターの様子は、目を輝かせる、という表現が適切かと思われます。あるいは、少年のように、という言葉を付け加えてもいいかもしれません。まったく、これだけ永くお仕えしていても、素直だったり、素直じゃなかったり、よく分からない人ですね。 ではマスター。失礼します。 (キス) ん。入りました、ね。 どうですか、マスター? 私の中は気持ち良いですか? ふふ。聞くまでもないといった反応ですね。マスターの全身のありとあらゆる箇所が、性的な刺激に甘く感じてしまいました、と訴えかけてくるようです。 熟れた果実のように蕩けた顔。喜悦に打ち震えて、揺れが止まらない腰。そして、感電したようにビクビクと痙攣するおちんちん。 掌も先ほどよりどこか熱っぽく、それでいて力は少し抜けてしまったような感じがします。先程の言葉は訂正します。マスターの快楽に対する反応だけは、どこまでも素直で正直です。そう言っている間にも、何度も、何度も、私の中でヒクついて、しゃくり上げて……ふふ、可愛い人ですね。余程気持ちがいいようで……マスター? 手を解いて、抱き締めることを許可してもらえますか? いえ、私がそうしたいから、とかではなくて、です。というよりも、マスターこそ、ギュっとしがみついた方が、私のおまんことより深く繋がることができると思うのですが、違いますか? ほら、マスター。私の身体に縋るように抱きついて、柔らかさと温もりを体の芯まで感じてみたくないですか? すぐに他のことを考える余裕なんて奪い去ってあげます。頭の中が隅から隅まで気持ちよさで上書きされて、思考が快楽で塗り潰されて使い物にならなくなっていく感覚……味わいたいでしょう? さぁ、手を離してください……そうです。 ふふ。やっぱり、エッチなことに関しては、無邪気で、素直ですね。 では、失礼しますね。 ふふ、捕まえました、マスター。 ほら、マスターも、しっかりと抱き締め返してください。 あっ、んっ♪ ……あ、いや、今のは、何と言うか、その。何なのでしょう。いや、感じた、とか、そういう訳ではないのですが。ヒューマノイドに性感を得る機能はないですから。ただ、そうですね、何となく、出てしまったというか。 あの、そんなに見つめないでください、マス、ター。いや、照れているとか、そういう意味ではないのですが。そのように高度な感情を私が持っているはずはないです……ない、はずなのですが…… そんなことより、マスター? 他のことを考える余裕も奪い去ると、そう私は宣言したはずです。ですから、ほら、私にしっかりとしがみついてください。ん♪ 脱力したままでは、ん♪ すぐにイカせてしまいますよ? まぁ、このように密着したまま腰を使われてしまうのも、それはそれで気持ちよくてたまらないとは思いますが。 いずれにせよ、何かに縋りついていなければ耐えられないほど、滅茶苦茶にしてしまうつもりなので。あ♪ それがお好みですよね? ふふっ♪ では……ん♪ 参ります。 歯を食いしばって、頑張って耐えて下さいね。 んっ♪ マスター、あっ♪ どうですか、気持ちいいですね、感じますね、堪りませんね、そうだと思います。マスターの気持ちいいところ、弱いところを全部、知り尽くしているおまんこですから。ん♪ ふふっ、心の底まで見透かされるように、大好きなところを、好きなだけ擦り上げる器官ですよ、あ♪ 私のおまんこは、マスターよりも、マスターのおちんちんのことをよく知っているのです、ん♪ その証拠に、ほら、腰を一突きするごとに、ビクビク震えて、あ♪ おちんちんが、快楽の嵐の中で、まるでのたうち回っているみたい……ふふっ♪ ほら。マスターの弱点を甘く蕩かすために、膣内が変化してきました。ヒューマノイドですから、こういった機能は標準装備です。くすっ♪ いえ、今は違いましたね。私はただのヒューマノイドでも、宇宙航行をサポートする人造生命体でもなく、ただ一人の、マスターを愛するセクサロイドですからっ♪ さぁ、いきますよ、ん♪ 腰は止めませんから、最後までしっかり我慢して下さいね、あん♪ ほら、亀頭を責めるために、奥がザラザラしてきたのが分かりますか? かつて、女性器の構造を称える言葉として、数の子天井、という表現があったと記録されていますが、ちょうどこんな感じでしょうか? 細かいツブツブが前から後ろから、敏感な粘膜を、くちゅっ♪ と挟み込んで、ゾリゾリ、プリプリ、ゾリゾリ、プリプリ。あ♪ またビクン、とおちんちんが跳ねましたね? まぁ仕方ないことです。私の計算では、これは腰が砕けるぐらい気持ちいいはずですから。ほら。ん♪ 頑張ってしがみつかないと耐えられませんよ? しっかり力を入れて、私の腰に腕を回していてください♪ ん♪ 奥の方から、変化が手前に広がって、ほら、今度はちょうど真ん中辺りが、ザワザワしてきましたね。あ♪ 感じますか? ん♪ これは、ミミズ千匹という機能です。ん♪ 肉厚のヒダが、無数に蠢いて、おちんちんを舐め回すように、刺激します、ん♪ 特にカリの段差に引っかかった際には、ヒダが反応してより弾力を増し、カリの溝に食い込みます。すると、ピストンする度に、コリコリ、コリコリ、おちんちんが際限なく気持ちよくなっていってしまうのです。ん♪ まるで天国への階段を、駆け足で昇っていくように、コリコリ、コリコリ、って、ふふ♪ これも私の計算では、先ほど射精をしていなければ、もうすでに絶頂を迎えているぐらいの快楽量です。あ♪ どうですか、マスター、あ♪ おちんちんを余すところなく、しかも、ん♪ とってもよわよわの大好きな性感帯ばかりを、的確に擦られて、追い詰められていくのは、いかがですか、あ♪ ふふっ、これが私のようなセクサロイドにできる最大の愛情表現です、ん♪ 私に搭載された機能の全てを使用して、全力で気持ちよくして、あげます、ん♪ だからマスターも、限界まで我慢して、我慢して、我慢して、今だけは、何もかも忘れてしまうぐらい、この旅の目的も、未来も、過去も、何もかも消え失せてしまうぐらい、この瞬間を、ただ私を愛してください、マス、ターっ、あ♪ それにしても、何故でしょう、あ♪ 私まで、変な声が……かいせきっ、解析不能ですっ、ん♪ 何故、私が喘いでいるのでしょうか、ん♪ おかしいです、ヒューマノイドに性感はないのですが、あ♪ ないのに、あ♪ ないはずなのに、どうして、ん♪ あっ♪ マスターの、マスターが、そのように気持ちよさそうな顔をされているから、きっと、なんだか、その表情を見ていると、私まで、あ♪ マスター、ほら、キスしてっ、キスしてください、ほら、お口を開けて、あ♪、ふふ♪、いえ、何でもありません、ただ、そうですね、きっと、今キスしてしまうと、多分、最後まで止まらなくなってしまうだろうなと、そう思っただけです、あん♪ いいですか、マスター、トドメのキスです、いいですか、構いませんね? ん♪ 安心してください、足りなければ、またしてあげますから。あ♪ マスター。失礼します。 マスターの唇、いただきますね。 (キス。やや激しめ) ぷはっ♪ イキそうですか? イキそうなんですね、マスター。 いいですよ、イキましょう、イッてください、ん♪ (キス。激しめ) イッて、イッて、イッて、イッて! あっ♪ ん、んあぁぁっ!! あっ! あっ♪ んっ…… お疲れ様でした、マスター。 たくさん出してくださいましたね。満足していただけたようで、何よりです。 私も今日は、なんだか変な感じでした。何が起きたのか、自分でもよく分かりません。あれが私の感情や……もしかすると、性感に近い何か、なのか、それともただ単にマスターの様子にあてられたというか、共鳴してしまっただけのか……あるいは結局のところ、あのように振舞えばマスターに喜んでいただけるという経験と学習の結果でしかなかったのか……今、こうして落ち着いて解析しようとしても、答えに窮してしまいます。困ったものです。私も、もう既に何処かの回路が故障してしまっているのかもしれませんね。 まぁ、それでマスターと心から……私に心があるのかは分かりませんが、心から愛し合うことができるのなら、それでも構わないです。 ヒューマノイドの私が、このような結論に辿り着いてしまうこと自体が、もう、何処かが壊れてしまっているという何よりの証拠ではあるのですが。 なんだか妙な話になってしまいましたね。 さぁ、それはともかく、です。マスター? 何度も言うように、私はマスターの好みを、もはや完全に把握しております。 その様子を見るかぎり、もう終わりだと思っていませんか? もう出ない、もう結構だとマスターは言うかもしれませんが…… これから、ですよね? ふふ♪ 最後にもう一度、天国を見せてあげます♪