君はいつも強引すぎるんだ
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;翌日『あなた』の部屋
「……逃げない、とは言ったけどまさか翌日に呼び出しされるとは……いや、うん、確かにね。昨日はなんとも後味が悪い別れ方になったし、昨日の事があるから学校でも普段通り、とはいかなかったし……ただ、あの後で自分の部屋に呼ぶなんて君は剛胆だな……拒否されると思わなかったのかい? ……お願いすれば来ると思われてたのか……事実来てるから何も言い返せないけど」
「う、早速本題か……まぁ、うん。その……正直に言うよ、昨日キスされた時ショックだったし、ビックリしたけど……まぁ、死にたくなるほど嫌って訳じゃなかったよ? ……あのね、嫌じゃなかっただけで良かった、って話じゃないからね? それにそもそも君が拗らせたのは……まぁ、姉貴達が大元の原因として……女の子の格好してた自分の記憶が焼き付いてるから、だよね?」
「いや、単純な話さ、それって初恋が忘れられないだけで女装した自分はあくまでもその時の延長線というか……もっと言えば女の子と勘違いして、女の子として好きになって、それが違った訳だろう? ん、難しく言ったつもりはないんだけど……簡単に言えばそれで色々拗らせてしまって女装した自分でも『良いだけ』なら、普通に女の子と付き合った方が良いと思うけど?」
「だってほら、長い付き合いなのに言われるまで自分は気づかなかっただろう? つまり女装してないなら恋愛対象外な訳だ。そうじゃなければ今までだって何度かチャンス……チャンスっていうのか判らないけど、互いに家に寝泊まりしたり、一緒に風呂入ったことだってあるじゃないか。そういう時は平気だったなら、自分の事が好きというよりは初恋を拗らせただけだと……ん?」
「……ん、んん? あれ、もしかして……気づいてなかっただけで……君、そういう目で見てた……のかな? ……………………うん、ちょっと……かなり、ショック。昨日キスされた事よりもよっぽど衝撃的な内容だった……い、いや、だって……普通に接してたじゃないか……そ、そういう風に努力してたのか……それは、その、なんだ……気づかなくてごめん?」
「つまり、女装して無くても、その……平気、って事かい? ……わ、わぁ……いや、別の意味で予想外だったというか……う、でもやっぱり決め手は昨日の女装なんだね……まぁ、今まで隠し通せてたのが無理になった訳だし……だけど、再三言うまでもないけど……男同士だぞ? ……い、いや、待った、ちょっと待った、別に覚悟を見せろとかそういうつもりじゃんぅぅ!?」
「ん、ちゅるぅ……くちゅ、ちゅるぅ……ん、ちゅるぅ……ば、ばか……強引にしすぎ……ちょっとはこっちの事も考えてんぅぅ……んちゅ、ちゅぱ……れろ、ちゅるぅ……くちゅ、ちゅるぅ……ふぁ、はぁ……わ、判った、君の気持ちは判ったから一度キスやめんぅぅ……んちゅ、ちゅるぅ……れろ、ちゅるぅ……くちゅ、ちゅ……引くに引けないって……勝手な事言われても、困る」
「あ、んぅぅ……んちゅ、ちゅぱ……れろ、ちゅるぅ……くちゅ、ちゅるぅ……ん、ちゅぅ……ふぁ、はぁ……れろ、ちゅぱ……んちゅ、ちゅるぅ……れろ、ちゅぱ……んちゅ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ……れろ、ちゅぱ……くちゅ、ちゅぱ……ん、ちゅるぅ……れろ、ちゅぱ……んちゅ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ……れろ、ちゅぱ……んちゅ、ちゅぱ……ん、ちゅるぅ」
「ふぁ、は……はぁ、ふぁ……ん、はぁ……そ、そ、それは……そこまで嫌じゃ……ないけど……ご、誤解するな!? 嫌じゃないだけで嬉しい訳じゃんぅぅ……んちゅ、ちゅるぅ……れろ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ……強引すぎる、ってば……今がチャンスって……んちゅ、ちゅるぅ……れろ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅぅ……だから、いきなりされても、その……困るってば」
;ここから触られながらキスです。シーン通して徐々に力が抜けていく感じです
「ん、ちゅるぅ……れろ、ちゅぱ……くちゅ、ちゅるぅ……ちょ、ちょっと……どこ触って……ひぅぅ……あ、ぅ……だ、だって……キスされてるから身体が勝手に……あ、んぅぅ……んちゅ、ちゅるぅ……れろ、ちゅるぅ……お、男は外的刺激に弱いんだ……仕方無い、だろう……? ん、んぅ……んちゅ、ちゅるぅ……れろ、ちゅるぅ……可愛いと言われても、その……困るってば」
「んちゅ、ちゅるぅ……れろ、ちゅるぅ……くちゅ、ちゅるぅ……こ、こら……ズボンの上から撫でるのは……ひぅ、んぅぅ……はぁ、ふぁ……んちゅ、ちゅるぅ……れろ、ちゅるぅ……ちょっと、まって……それ、されたら……変な声、出るから……あ、んぅぅ……んちゅ、ちゅぱ……れろ、ちゅるぅ……もっと聞きたいって……恥ずかしいし……んぅぅ……だから、強引……だって」
「ふぁ、ぁぁ……あ、んぅ……んちゅ、ちゅるぅ……れろ、ちゅるぅ……くちゅ、ちゅるぅ……ふぁ、はぁ……あ、んぁぁ……はぁ、ふぁ……れろ、ちゅるぅ……くちゅ、ちゅるぅ……んちゅ、ちゅぱ……れろ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ……ふぁ、はぁ……んぁ、はぁ……んちゅ、ちゅぱ……れろ、ちゅぱ……あ、んぅぅ……はぁ、ふぁ……んちゅ、ちゅぱ……んちゅ、ちゅるぅ」
「はぁ、ふぁ……強引にして、なし崩しにしようとしてるだろう? ……判るよ、どれだけ友達付き合いしてきたと思ってるんだ……あ、んぅぅ……んちゅ、ちゅるぅ……れろ、ちゅるぅ……君はいつもそうだ、最後には折れるの判ってるから困ると強引にするんだから……んちゅ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅぅ……ふぁ、ぁぁ……止めてもどうせやめないくせに……知ってるんだぞ?」
「ん、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ……んぁ、んぅぅぅ……それに、その……無理、と言う程嫌では……無いし……ふぁ、ぁぁ……んちゅ、ちゅるぅ……れろ、ちゅるぅ……うるさい、そういう風に言質を取ろうとするのは卑怯だ……言わないからな? あ、んぅぅぅ……んちゅ、ちゅぱ……くちゅ、ちゅるぅ……やっぱり強引だ……自分じゃなかったらレイプなんだからな……?」
「あ、んぅぅ……んちゅ、ちゅるぅ……れろ、ちゅるぅ……君のも触るって……あ、こ、こら……手を取るのは反則……んちゅ、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ……ふぁ、はぁ……相変わらず、その、なんだ……元気に……なってるな? そ、それ以外どう反応しろと……あ、んぅぅ……んちゅ、ちゅるぅ……れろ、ちゅるぅ……触り方、真似してって……こ、こんな……感じだろうか」
「あ、んぅぅ……はぁ、はぁ……んちゅ、ちゅるぅ……れろ、ちゅるぅ……んぁ、はぁ……くちゅ、ちゅるぅ……はぁ、ふぁ……あ、んぅぅ……んちゅ、ちゅるぅ……ふぁ、はぁ……あ、んぅぅ……んちゅ、ちゅぱ……れろ、ちゅるぅ……んぁ、はぁ……あ、んぅぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ……れろ、ちゅるぅ……んぁ、はぁ……あ、んぅぅ……くちゅ、ちゅぱ……れろ、ちゅぱ……ちゅ」
「はぁ、ふぁ……妙に手慣れてるな、って嫌味でも言おうと思ったけど……よく考えたら男なんだから手慣れてて当然だったね……あ、んぅぅ……んちゅ、ちゅぱ……ふぁ、はぁ……男相手にしてる事なんて今更だろうし……どうせノーダメージだろう? ん、ちゅるぅ……ちゅぱ、ちゅるぅ……あ、んぅぅ……それに、その……強引だけど……こっちの様子を見ながらしてるのも判るし」
「判る、判るさ……言っただろう? どれだけ付き合いあると思ってるんだ……強引にしてるけど……自分が本気で嫌がったらやめよう、でも出来ればオッケーって言わせたいから平気そうならこのままやっちゃえ、そんな所だろう? ……くすくす……いや、三つ子の魂百までと言うからね。そういう目で見られてるというのには気づいてなかったけど……気づけばこれくらい判るさ」
「……その、なんだ……さすがにこの格好でこういう事をするのは……抵抗が強いから……昨日の服着るから、それを貸してくれないか? ……何もしてないでかわいいかわいい言われても、その、なんだ……本当に困る……それに、その……昨日判った事だけど……ああいう服を着てると自分の気持ちも少し……変わるみたいだから……君にもお得な話……なのかもしれないぞ?」
「……うん、妙に嬉しそうな事が引っかかるけど……待て、いや、待て。なんでいくつも種類がある? 好きなのを着て良いって……なんだろう、この全て君の予定通りな感じは……まぁ、良いさ。この格好のままよりは……着替えた方が抵抗も少ないから……とりあえず、その……君の部屋だけど、出てけ……うるさい、性的な目で見られてると判って着替えられる訳ないだろう!?」
;フェードアウト
;3秒程度間