メディスン・メランコリー
メディスン:私はいやだってば!
咲夜:そんなわがままが通用するわけないでしょ。ほら、がんばって
メディスン:・・・人間なんて嫌い。
咲夜:悪い人間ばかりじゃないわよ、じゃあ私は帰るから・・がんばってね?
メディスン:・・・ねえ、あんたもう帰っていいわよ。あたしの毒怖いでしょ・・
帰らないの?・・・変なの。耳掃除してほしいから?・・・でも、私は毒を・・
いいんだ、・・変なの。変な人間。・・じゃあ、ちょっとくらいならいいわよ
・・・ん、どうすればいいのかしら?そうね、あなたみたいな大きな人膝枕なんてできないし
横向いてくれる・・んしょ・・きゃ!何よ、その声・・・え?くすぐったかった?
仕方ないじゃない、耳にこれを入れて掃除するものなんだから・・・ん・・・
怖くないの?・・・・ふううん。目閉じて・・本当にあたしのこと信用してくれてるんだ
・・ほんと、変な人間。・・ん、どう?痛い?・・・じゃあ、もっとゆるくしてあげる
んしょ・・・結構大変なのね・・っていうか、なんでそんな間抜け面してるのよ。
え?気持ちよすぎるから・・ふううん・・あっそ。んしょ・・・よいしょ・・
ほんと、間抜け面・・・なんか笑っちゃいそう。・・耳掃除に集中するね
ん・・終わったわよ。どう?ありがとうって・・別にお礼言われるほどじゃないわ
あなたが信用してくれたのがわかったからよ、・・・だったら、あたしも・・
あたしも・・その、信用してあげなきゃじゃない。・・・ほら、次反対でしょ?
んしょ・・・よいしょ・・・なあに?なんで人間を嫌いなのか?・・それは・・
裏切られたから・・んしょ・・だから、人間が憎くて仕方ないの・・
多分、あなたとも仲良くなってもいつかはあたしを捨てると思う・・・んしょ・・
だから、あんまり仲良くなんてなりたくないのよ・・え?・・別に・・
泣いてなんかないもん・・・・うるさい!もう・・おとなしくしてないと耳につきさすわよ
・・ふう、こんな感じかな。終わったわよ・・どういたしまして。
どうだった?あっそ、・・・なによ。またきてもいいか?・・・別にきても何もないわよ
いいんだ。・・・あたしがいるから?・・・ほんと、変な人間。