Track 2

メディスン・メランコリー

メディスン:私はいやだってば! 咲夜:そんなわがままが通用するわけないでしょ。ほら、がんばって メディスン:・・・人間なんて嫌い。 咲夜:悪い人間ばかりじゃないわよ、じゃあ私は帰るから・・がんばってね? メディスン:・・・ねえ、あんたもう帰っていいわよ。あたしの毒怖いでしょ・・       帰らないの?・・・変なの。耳掃除してほしいから?・・・でも、私は毒を・・       いいんだ、・・変なの。変な人間。・・じゃあ、ちょっとくらいならいいわよ       ・・・ん、どうすればいいのかしら?そうね、あなたみたいな大きな人膝枕なんてできないし       横向いてくれる・・んしょ・・きゃ!何よ、その声・・・え?くすぐったかった?       仕方ないじゃない、耳にこれを入れて掃除するものなんだから・・・ん・・・       怖くないの?・・・・ふううん。目閉じて・・本当にあたしのこと信用してくれてるんだ       ・・ほんと、変な人間。・・ん、どう?痛い?・・・じゃあ、もっとゆるくしてあげる       んしょ・・・結構大変なのね・・っていうか、なんでそんな間抜け面してるのよ。       え?気持ちよすぎるから・・ふううん・・あっそ。んしょ・・・よいしょ・・       ほんと、間抜け面・・・なんか笑っちゃいそう。・・耳掃除に集中するね              ん・・終わったわよ。どう?ありがとうって・・別にお礼言われるほどじゃないわ       あなたが信用してくれたのがわかったからよ、・・・だったら、あたしも・・       あたしも・・その、信用してあげなきゃじゃない。・・・ほら、次反対でしょ?       んしょ・・・よいしょ・・・なあに?なんで人間を嫌いなのか?・・それは・・       裏切られたから・・んしょ・・だから、人間が憎くて仕方ないの・・       多分、あなたとも仲良くなってもいつかはあたしを捨てると思う・・・んしょ・・       だから、あんまり仲良くなんてなりたくないのよ・・え?・・別に・・       泣いてなんかないもん・・・・うるさい!もう・・おとなしくしてないと耳につきさすわよ       ・・ふう、こんな感じかな。終わったわよ・・どういたしまして。       どうだった?あっそ、・・・なによ。またきてもいいか?・・・別にきても何もないわよ       いいんだ。・・・あたしがいるから?・・・ほんと、変な人間。