④性長と戸惑い(後ろから)
…………
………………
……………………
【りか】
「―――………ん…………………ぇ…………?」
あつい……お股のあいだが。
それに……硬くて大きいモノに、ひろげられて……?
横向きで寝て、ピッチリ閉じたふともも。
隙間のないはずのそこに、なにか挟まってる。
寝ぼけた頭だけをゆっくりと動かし、視認して……
股のあいだから、キノコがニョッキリ生えているのを確認した。
静かになっていた心臓が、力強く血を巡らせ始める。
いつの間にか生えていたデカキノコと、脈動を共にするように。
背後に温もりを感じる。暑苦しいほどに。
強く抱き着く形で、弟が背中にピッタリと張り付いていた。
………偶然………たぶん昨日と同じように、夢の中の行動。
無意識であって、男女のやりとりでは決してない。
でも………さすがに生の感触は堪える。
昨夜はパンツ越しだったからまだなんとか触れられたのに……
【りか】
「……んっ……はぁ……ぁ……っ…………ぁ………………
…………ん……っ………ん……っ…………ぁ……………は、ぁ………っ…………」
こすれる、アソコに……その周辺にも。
大きくて、ドクドク脈打ってて……力強い。
あつい………熱に犯されてる気分になる。
知らない弟の熱が、私の中に入ってくる。
どう考えても今すぐに押しのけたほうがいい。
でももし、タイミング悪く起きちゃったら?
おっぱいにしがみつかれて、背中に息あてられて……
もし………今も起きているとしたら?
顔が見えない……判断がつかない。
昨日の反省を活かしたつもりが、逆に利用されてる。
偶然なのか、男としての行動なのか……
私はまたしても、何事もなく終わらせたい欲求に駆られている。
なんでロングTシャツとパンティだけで寝ちゃったんだろう……
でもラクなの、今さら弟の前で堅苦しい恰好なんてできない。
あからさまに服装を変えると、それも拒絶に見える。
仲の良い友達でもあるから、やっぱりそれは避けたい。
どうしたら、いいんだろう………うまく収めるには。
でもなんだか……このままだとラチがあかない気がする。
逃げたくても、前に進めばベッドから落ちるし……
それに電気ついてなくて暗いし、あぶない。
ハッキリ言うのはもちろんNGだろう。
肉体以上にたぶん、精神が傷ついてしまう可能性がある。
女の子を求めるのが怖くなって、この子の将来に大きな傷がつくかもしれない。
それくらい、デリケートな場面に直面してるのは間違いない。
それは回りまわって、どこかの女の子を傷つける可能性もある。
人の行動の原因がなんなのかなんて、みんな分からないんだから。
でも………どうすればうまくなかったことにできるのか。
昨日と同じ堂々巡りの思考が、私の身体から自由を奪う。
………ニョキって出てる………ほんとにおっきぃ………
それに……おっぱい掴んでる手、結構力強い。
本当に急激に、男の子になったんだなぁと実感する。
私の身体も、どんどんどんどん大きくなっていって……
歯止めが効かなくて、自分じゃどうしようもなくって……
環境が劇的に変化し、身体だけが立派な女性になった。
弟も同じ……身体だけがおっきくなっちゃってる。
手もエッチな棒も私に埋もれて……おっきぃのがおっきぃのを求めている。
なんか……やっぱり自然なことの気がしてきた。
ウダウダ考えている自分のほうが、間違っているような気分になる。不思議。
年齢的に先を行ってるからって、必ず正しい道を選べるわけじゃない。
弟はいつも自然に、私を求めてくれていた。
それが嬉しくて……うん、やっぱり嬉しいな。
うれしいから………私も自然に、ソコに手が伸びた。
チョン……チョンっと、先端に指を押し付けては離す。
いい具合の弾力が返ってきて、思いのほか楽しい。
弟の喘ぎ声がかすかに聞こえ始めた。
指がお肉にひっつくだけでキモチイイとか、かわいすぎると思う。
初めはおっきいことにビビってた。
赤ん坊のころから知ってるし、ビックリしないはずないんだけど。
でもなんだか今は……私の中に大半が埋もれててカワイイ。
反応もイイし……かわいければ、なんでも許せちゃう。
【りか】
「チョン……チョン…………チョン……チョン………うふふっ♪」
押しては返されて……意外なほどに飽きない。
手触りもいいし、不思議な心地よさがある。
……ほどなくして、真ん中にある穴から透明なお汁が出始めた。
指先に絡んで糸を引く……まるで挑発されてるみたいだ。
私はそれを逆手にとってヌリヌリし始める。
ぬりぬり……ぬりぬりと……円を描くように。
新しい行動をするとビクつきがすごくなる。
やっぱり変わらない、素直な弟のままだ。
だから私もすなおに、求めるままに…………
ギュ~ッと背伸びしたチンチンの裏側を、なでてあげる。
指の横側をつかって、ぬりゅ、ぬりゅ……ぬりゅぬりゅと……
おっぱいを掴む手が震え、私の快感を産む。
【りか】
「……んぁ……っ…………はぁ………ぁぅ………ん…………っ………
はぁ………ぁ………っ……………ぁ……んんっ……………ふぅ……っ、ん………っ………」
小癪なことに、弟の指が私の乳首に伸びる。
クニクニいじったり、こすったり……好き放題されている。
ゲームのコントローラーを握ったり、ボタン連打したり、マンガ読んだりしてた、弟の指。
見てて感じたことだけど、やっぱり器用だ。
面白いと思うものには上手なプレイを発揮する。
私も興奮してきたのか、先っぽから少し溢れ出てきた。
それを糧に、弟の指はなお躍動した。
夢の中にいるにしては、随分と具体的な指使い……でも関係ない。
私も見えないのをイイコトに、好き勝手やるつもりだから。
なでる、なでる………猫の口元をあやすように。
指でクイクイすると、喜んでゴロゴロいう。
クチュクチュと卑猥な音が鳴って……
それを鳴らしているのは私、鳴っているのは弟。
信頼して預けられているのに、それを裏切っている。
でも……弟と私にとっては、これがたぶん正解の道。
どんどん溢れる、滑りがよくなっていく。
そして……それは私の股間も同じだってことに気づいた。
濡れている……弟がわずかに動くのに合わせて、くちゅくちゅと。
色んなところを濡らし合って、セックスの準備をしている。
今なら、このデカマラも入る気がする。
でもそれだけは絶対にダメ。ぜったいに。
童貞と処女。弟と姉。家族。年齢差。
いろんな障壁があって、どれも乗り越えられない。
だから……あそぶ。遊んでごまかす。
弟のオチンチンをネコに見立て、撫であやす。
【りか】
「んふ……っ……にゃーにゃー、にゃーにゃーん……うふふっ♪」
撫でられているほうは、たまったもんじゃないと言わんばかりに震え。
はちきれそうなほどに膨らんで……首を伸ばして撫でやすくしてくれている。
だから、愛でてあげる……カワイイカワイイしてあげる。
喜びが溢れて零れて、もう限界だって言ってる。
だから………撫でるのをやめてあげる。
そうするとピクピクが止まらなくて……せがんでくる。
【りか】
「んふっ♪ どうしたのかなぁ?
もっとぉ……撫でてほしいのかニャーン?」
端から聞いていれば、本当に猫をあやしているように聞こえると思う。
でも撫でてあげてるのは、弟のデカマラチンチン。
射精を促してほしくて仕方のない、だらしのない大きなオチンチン。
でも、私はしてあげない。放置。
キュッと挟んだふとももで、懇願を感じる至福の時。
誰だろう、このひとは? ……わたし?
弟でも……姉でもない……本当のわたし?
―――イジめたい………カワイイから。
イジメて、泣かれて……それを放置したい。
指にネットリ絡みついたこの液体が、涙。
たくさん撫でられて嬉し泣きして、でも途中でやめられた。
戸惑ってる、すごく……最後までしてくれると思ってたから。
昨日もやめちゃったからか、ビクつきと膨らみがすごい。
なぜかわかる……出そうになっちゃってるのが。
この奥に溜まってる白いマグマが、煮えたぎっているのが。
波がいったりきたりして……それをコントロールできそうなのも。
弟のこのデカチンが、私の意のままに遊ばれたがっているのも。
……途端に、自分の中にすごい能力があるのを発見した気分。
すごくいいドキドキが全身に行き渡って、しあわせがやってくる。
うまくやれる気がする……弟を躾けられる気がする。
一生モノの大きな趣味を見つけたような高揚感が押し寄せてくる。
見てみたい……生で射精するところを。
でもそれと同じくらい、どこまでガマンさせられるか試したい。
戸惑う………自分の唐突な変化に。
中にあって見えなかったものが、ぶわーっと一気に花開いたみたいな。
私はどうしたいんだろう?
弟はどうしてほしいんだろう?
このまま続けるのか……やめるのか……
悩んでいるうちに、とある変化が起こった。
弟の射精感がピークを過ぎ、引いていく。
振り出しに戻ったのかと思ったけどそうでもないらしい。
引かれると追いたくなっちゃう。
指を優しくあてがって、また裏側をこする。
クチュクチュ、クチュクチュ……まどろむように撫でてあげる。
そうするとまたググーッと硬さを増して、射精の準備を始める。
また止める……ピクピクする……それを繰り返す。
どんどん間隔が狭くなっていく。
バカみたいにカウパーが出てきて止まらない。
背中にあたる弟の吐息も熱すぎる。
昨日は向かい合わせだったから気を使ってた。
でも今は、見えないのをイイコトに成すがまま。
物凄く激しく求められている。私の指が。
声に出すことなく、一生懸命全身で伝えてくる。
でも私は、射精させてあげない。
ここまできたら、どこまでいけるのか知ってみたいから。
焦らす……どこまでも。
弄んで、あそんで……カワイイを引き出す。
……そろそろ限界っぽい。このまま放置もアリかな?
でも……さすがに可哀そうかもしれない。
それに、やっぱり射精するところも見たい。
そっちの好奇心を抑えることができない。
撫でる、撫でる……大きな声で鳴かせるために。
艶めかしく促しながら、じぃっと穴を見つめる。
裏筋のところを重点的に攻めてあげると、すぐに弟の硬直が最高潮に達して……
【りか】
「……ぁ………んぁっ、ひゃ……っ!??」
大きな白い波が、何度も私を襲った……
最初の精子は目の前を通過し、そのあとは顔にかかって……
それまでの空気を一気に変えながら、私とベッドを汚していく。
【りか】
「うぁ、あ……っ………ん……っ………はぁ………ぅ………ん……っ………!
はぁ……っ……はぁ……っ…………はぁ………っ………ん、はあぁぁ………っ…………」
あつい……とにかくあつい。
暴発とも言える射精が顔まで飛んできて、ベッタリと張り付いた。
匂いがすごい……ビックリするほどの独特なにおいに包まれる。
さっきまでの部屋の空気がどこかに追いやられちゃったみたい。
すごく濃いぃ……聞いてたイメージと違う。
友達の話では、もっと薄くて透明感がちょっとあるって言ってたのに。
元々の弟精子がそうなのか、それとも……私がイジワルしたから、濃くなったのか。
頬にひっついたのが、重たげにゆっくりと流れ落ちてきて……
ちょうど口の端まできたから、ほんとに何気なく……ペロッてしてみた。
まだるっこしい体液が、舌に絡みつく…………
ヘンな味がしたけど、好奇心がソレを喉に運んでいく。
【りか】
「……んっ………………ぁ………はぁっぁああ……っ…………」
自分でも驚くくらいのあまったるい声が吐き出される。
味はやっぱりよくわからない。ちょっとした苦みは感じられる。
でもそれ以上になんか……満たされる。
コクのある喉越しに生命力を感じる。
弟の子種……それを飲んじゃったことに対する罪悪感。
それと一緒に駆け巡る快感が、脳みそを焼き切りそうで怖い。
……まだピクピクしてる、弟チンチンが。
もっと撫でてほしいのかな?って思ったけど、身体をねじってふとももから放り出す。
もう十分シテあげたから、今日はもうやらないの。
まるで最初からなかったかのように、スーッと熱を引く。
お尻でまだビクついてる弟のムスコを無視してベッドから立ち上がり
軽くシャワーを浴びて、こびりついたカウパーと精液を洗い流す。
上手に飛べなかった子は洗い流されるか、ゴミ箱に捨てられる。
あるいは女性の胎内で死滅する。まぁそれは本望な子もいるだろうけど。
意味不明なことを考えながらシャワーから出て身体を拭き……
干してあった別のロンTとパンティを身に着けて、ベッドに戻った。
清涼感のある匂いと、イヤらしい匂い。
混ざり合うそれがなぜか心地よくて……そのまま深い眠りについた。