Track 5

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第6話 撫猫さんと花火 8月の終わりぐらい 近くで花火大会が行われるので家で一緒に見ることに 風鈴が時々なる庭先 撫猫 「旦那様、スイカが冷えましたよ」 お皿に乗せたスイカを主人公の近くに置く 撫猫 「花火、もうすぐでしょうか、この庭先からはよく見えるんですよ……あ、蚊取り線香つけておきますね」 蚊取り線香をマッチでつける撫猫さん 撫猫 「はい、一緒に見ましょう旦那様♪……お隣失礼しますね」 撫猫さんが主人公の隣に座る 撫猫 「ふふ、せっかくですので浴衣に着替えて参りました」 撫猫 「……あまり見つめないでくださいまし」 撫猫 「旦那様、少し汗をかかれてますね……団扇で扇いで差し上げますね」 撫猫さん団扇で主人公を扇ぐ 撫猫 「ふふ、涼しいですか?スイカもよかったら食べてくださいね……今日のために行商さんにお願いしておいたんです」 撫猫 「美味しいですか?お気に召して頂けてよかったです……へ、どうしたんですか?旦那様、私の胸元を見て……」 急いで浴衣を着たことと、団扇で扇いで動いたことで少し浴衣がはだける 撫猫 「え……浴衣がはだけておりますか…はっ……わ、私ったら団扇で扇ぐのに夢中で……もうお嫁にいけません」 撫猫 「安心してですか……それはどういう意味……あっ」 その時花火が上がる 撫猫 「花火……あがりましたね」 撫猫 「……綺麗ですね……(しばし間)……んっ……旦那様……少しだけこうして寄り添って花火を見てもいいですか?……はい……(しばし間)」 撫猫 「旦那様……私ばかり見ていないで花火を見てくださいまし」