紫からのおねがい
主人公、紫を気遣って口を離そうとしたつもりが、射精した精液を顔にかけてしまう。
【歓喜して】あぁ……いっぱい出ましたね……
【嬉しそうに笑いながら】もう……お口に出してくれて……よかったのに。
今日はお風呂なんですから……何も気にすることなんて、ないんですよ。
【ひときわ嬉しそうに】ふふ……でも、顔についちゃった……
うふふ。あなたの、熱いです」
主人公、射精した疲労感に包まれつつ
『精液を飲み干すと身体に悪いって聞いた。だから紫に飲ませたくなかった』と慌てて言う。
紫、顔や喉に精液がかかったまま、きょとんとして聞いている。
「【合点がいったように】ああっ。なるほど……
それ……わたしも読みました。
その……『ごっくん』のしすぎで、体調を崩した人がいるって話。
……もしかして、同じサイトを見ていました?
【母親が子どもをたしなめるように】だめですよ、記事は最後まで読まなくちゃ。
あれ、最後に。
【小声で】精、液は。
無関係だったってご本人がおっしゃってたじゃないですか。
【頬についた精液を、指ですくってなめて】ぺろ……ちゅぱっ。
【心からおいしそうに】んん……おいしい……それに私、構いません。
【◆】れろっ……たとえ危ないことがあったとしても、私は。
自分のしたいことが、したいです。
あなたのお汁がほしい……いっぱいいっぱい、身体の中に入れたい。
だから、なめちゃいます。ふふ……ちょっと苦いですね……
【顎を持ち上げられ、キスされて】あっ……
【舌を入れてキスをする】んっ……ちゅるっ、ちゅぷっ。
ふふ……あなたのお顔にも、精液。ついちゃいますよ……?
【『構わない。自分もしたいことがしたい。紫とキスしたい』と言われ】『構わない?』ふ
ふ……そうですか。嬉しいです……
【再びキスし始め】んっ。ちゅっ……くちゅ、ちゅるっ。
【『大好きだ。紫』と言われ】はい……私もです。
私も好きです……私、あなたのこと、大好きなんです……
【◆】あなたにふさわしい人になりたい……
【◆】少しでも、あなたに近づきたい……
ああっ……そっちは……
【『紫のおまんこにも触りたい。触らせて』と頼み込まれ。恥ずかしいが嬉しそうに】はい……
……わかりました……さわって、ください。
今度は私が、椅子に座りますね」
Se:立ち上がり、風呂椅子にかける音
Se:湯船に水滴が落ちる、ぴちゃん、という音
【座るなり、足をくいっと大きく開かれ。驚いて】あっ……!
もう……あの……この格好は恥ずかしいです……っ。
こんな明るい場所で……、あっ。
【ひときわ小声で早口に】足……そんなにひろげないでください……
……もう!
じろじろ見すぎじゃありませんか……?
『さっきの仕返し』?
【しまった、という調子で】ああ……っ。それを言われると、反論できません。
【泣きそうな小声で】いやぁっ……そんなに……見ないでっ……
【『すごく濡れてるよ』と言われ、降参して】はい……そうですよ……
あなたのおちんちんが、私の身体に触れて、おっきくなるみたいに。私のここは……
【やや間を置いて。やがて、覚悟を決めたように】あなたに大切にされて、とろとろに、
濡れてしまうんです。
いえ……本当は、今日お会いした時からずっと。ドキドキして。こうなっていました……
あなたのことを考えると、私、もう、止まらないんです。
【◆】本当はもっと近づきたい……全部見てほしい……
そう思うたびに、こうなるんです。
お願いです……ください。
私に、いれてください……
私、あなたが欲しいです。
お口だけじゃ足りない……私のここにいれてください」
主人公、頷く。それから『コンド—ムを持ってくるね』と言う。
すると紫、緊張した面持ちで顔を上げる。
「……あの。お願いが……あるんです。
私……その。お薬……飲んでいますから。今日は……
【声が小さくなり】コンド—ム、つけないで、してほしいんです……
いつもより深く、あなたを感じたい……
だめ、なら、いいんですけど……」
主人公『いずれは赤ちゃんを作るから、急ぐことでもないと思っていたけど。正直なとこ
ろ、コンド—ムをつけないでセックスするのは夢だった。紫が準備していてくれたなら、
そうしたい』と語る。
「本当ですか……?
はい、ごめんなさい。
実は……お泊まりが決まった日から、処方してもらっていたんです……
どうしても今日は。
【恥ずかしさのあまりかすれた声で】生で、してほしくて……
本当、私の方があなたよりずっといやらしいですよね……
あなたのことを言えないどころか……私の方がよっぽど……って感じなんです。
あの。こんな私でもいいですか……?
【◆】今すぐに、すべては難しくても……いつか、思ってることのすべてを見せてもい
いですか……?」
主人公『もちろん』と答える。紫を立たせ、壁に手をつくように促す。