Track 4

紫からのおねがい

  主人公、紫を気遣って口を離そうとしたつもりが、射精した精液を顔にかけてしまう。   【歓喜して】あぁ……いっぱい出ましたね……   【嬉しそうに笑いながら】もう……お口に出してくれて……よかったのに。   今日はお風呂なんですから……何も気にすることなんて、ないんですよ。   【ひときわ嬉しそうに】ふふ……でも、顔についちゃった……   うふふ。あなたの、熱いです」   主人公、射精した疲労感に包まれつつ   『精液を飲み干すと身体に悪いって聞いた。だから紫に飲ませたくなかった』と慌てて言う。   紫、顔や喉に精液がかかったまま、きょとんとして聞いている。   「【合点がいったように】ああっ。なるほど……   それ……わたしも読みました。   その……『ごっくん』のしすぎで、体調を崩した人がいるって話。   ……もしかして、同じサイトを見ていました?   【母親が子どもをたしなめるように】だめですよ、記事は最後まで読まなくちゃ。   あれ、最後に。   【小声で】精、液は。   無関係だったってご本人がおっしゃってたじゃないですか。   【頬についた精液を、指ですくってなめて】ぺろ……ちゅぱっ。   【心からおいしそうに】んん……おいしい……それに私、構いません。   【◆】れろっ……たとえ危ないことがあったとしても、私は。   自分のしたいことが、したいです。   あなたのお汁がほしい……いっぱいいっぱい、身体の中に入れたい。   だから、なめちゃいます。ふふ……ちょっと苦いですね……   【顎を持ち上げられ、キスされて】あっ……   【舌を入れてキスをする】んっ……ちゅるっ、ちゅぷっ。   ふふ……あなたのお顔にも、精液。ついちゃいますよ……?   【『構わない。自分もしたいことがしたい。紫とキスしたい』と言われ】『構わない?』ふ   ふ……そうですか。嬉しいです……   【再びキスし始め】んっ。ちゅっ……くちゅ、ちゅるっ。   【『大好きだ。紫』と言われ】はい……私もです。   私も好きです……私、あなたのこと、大好きなんです……   【◆】あなたにふさわしい人になりたい……   【◆】少しでも、あなたに近づきたい……   ああっ……そっちは……   【『紫のおまんこにも触りたい。触らせて』と頼み込まれ。恥ずかしいが嬉しそうに】はい……   ……わかりました……さわって、ください。   今度は私が、椅子に座りますね」   Se:立ち上がり、風呂椅子にかける音   Se:湯船に水滴が落ちる、ぴちゃん、という音   【座るなり、足をくいっと大きく開かれ。驚いて】あっ……!   もう……あの……この格好は恥ずかしいです……っ。   こんな明るい場所で……、あっ。   【ひときわ小声で早口に】足……そんなにひろげないでください……   ……もう!   じろじろ見すぎじゃありませんか……?   『さっきの仕返し』?   【しまった、という調子で】ああ……っ。それを言われると、反論できません。   【泣きそうな小声で】いやぁっ……そんなに……見ないでっ……   【『すごく濡れてるよ』と言われ、降参して】はい……そうですよ……   あなたのおちんちんが、私の身体に触れて、おっきくなるみたいに。私のここは……   【やや間を置いて。やがて、覚悟を決めたように】あなたに大切にされて、とろとろに、   濡れてしまうんです。   いえ……本当は、今日お会いした時からずっと。ドキドキして。こうなっていました……   あなたのことを考えると、私、もう、止まらないんです。   【◆】本当はもっと近づきたい……全部見てほしい……   そう思うたびに、こうなるんです。   お願いです……ください。   私に、いれてください……   私、あなたが欲しいです。   お口だけじゃ足りない……私のここにいれてください」   主人公、頷く。それから『コンド—ムを持ってくるね』と言う。   すると紫、緊張した面持ちで顔を上げる。   「……あの。お願いが……あるんです。   私……その。お薬……飲んでいますから。今日は……   【声が小さくなり】コンド—ム、つけないで、してほしいんです……   いつもより深く、あなたを感じたい……   だめ、なら、いいんですけど……」   主人公『いずれは赤ちゃんを作るから、急ぐことでもないと思っていたけど。正直なとこ   ろ、コンド—ムをつけないでセックスするのは夢だった。紫が準備していてくれたなら、   そうしたい』と語る。   「本当ですか……?   はい、ごめんなさい。   実は……お泊まりが決まった日から、処方してもらっていたんです……   どうしても今日は。   【恥ずかしさのあまりかすれた声で】生で、してほしくて……   本当、私の方があなたよりずっといやらしいですよね……   あなたのことを言えないどころか……私の方がよっぽど……って感じなんです。   あの。こんな私でもいいですか……?   【◆】今すぐに、すべては難しくても……いつか、思ってることのすべてを見せてもい   いですか……?」   主人公『もちろん』と答える。紫を立たせ、壁に手をつくように促す。